--と、とりあえずもちつけって……--タイムモッチ(仮題)

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SCP-XXXX-JP(画面左)。

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、サイト-81██内の低脅威度物品保管ロッカーに収容されています。実験のための持ち運び等、実験時以外での取り扱いは、女性Dクラス職員を用いて行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは、ケヤキ(Zelkova serrata)を始め数種類の木材で作成されている破壊耐性を有した横杵1です。重量、外見、質感ともに非異常性の横杵との差異は見受けられません。

人間の男性(以降、使用者)がSCP-XXXX-JPを使用する際に異常性が発生します。使用者がSCP-XXXX-JPに接触した場合、軽度の興奮状態に陥ります。その後破壊衝動に襲われ、視界に入った物体(以降、対象)に対しSCP-XXXX-JPを用いた破壊を試みます。使用者は使用開始から5~45分経過する、あるいは他者からの制止を受けることにより沈静化します。使用者が沈静化するまでの間、SCP-XXXX-JPの先端は膨張し続け、沈静化と同時に元の大きさへと戻ります。

使用者の振るうSCP-XXXX-JPが対象に接触した場合、衝突による直接的な破損は起こらず、対象に以下のような変化が見られます。

  • 各部分の変色・脱色。
  • 金属疲労、経年劣化などが原因と考えられる破損、および変形。
  • 各部分の錆や埃、染みによる汚損。

この変化は、SCP-XXXX-JPが対象に衝突する度に発生していきます。

実験記録XXXX-JP - 1 日付20██/██/██

使用者: D-6653

対象: ██社製の固定式電話。

結果: 15分後、D-6653が沈静化。外見上の変化は見られなかったが、回収された対象から、発信・着信音の音質の劣化、およびボタンを押した際の誤作動が確認された。

分析: 外見に対する影響だけではなく内面的、機能的な部分も影響を受けるようです。- 内野博士

実験記録XXXX-JP - 6 日付20██/██/██

使用者: D-6689

対象: ██社製のダイアル式防盗金庫2

付記: 内部の様子を確認するため小型カメラを設置。

結果: 35分後、D-6689が沈静化。ダイヤル部分の破損、および鍵穴の変形が確認された。カメラの映像では衝突の度に内側に錆の発生が確認され、20分辺りで映像が途切れた。カメラの回収は対象の開閉部分が開かないため取り出し不可。

分析: 中のカメラにも影響が見られたことから、対象の内部の空間自体にもSCP-XXXX-JPの異常性が発生していると推測されます。- 内野博士


しっかり金庫の役目を果たしていますね……開かずの金庫になってしまったのが勿体ないですが。-坂村研究員

実験記録XXXX-JP - 13 日付20██/██/██

使用者: D-6754

対象: アナログ式壁掛け時計

結果: 10分後、外傷は見られなかったが、対象が機能しなくなったためD-6754を拘束し中断。機能を停止した原因は電池切れであったことが判明した。電池を入れ換えた上で再度検証したが、1回目と同様に約10分後に機能を停止した。

分析: 対象に劣化の兆候が見られず、電池本体に微かな劣化が見つかったため、電池の寿命に影響が働きかけたと推測されます。- 内野博士

実験記録XXXX-JP - 21 日付20██/██/██

使用者: D-6775

対象: デジタル式置き時計

追記: 途中の機能停止を防ぐため、太陽電池を搭載した物を使用し、常に光を当てながら実施。また、電波を使った時刻合わせの機能を切っている。

結果: 45分後、D-6775が沈静化。対象を確認したところ、表面に微かな傷がついていることが判明。機能は停止しておらず時刻も正常の値を示していたが、日付の表示部分が2███/██/██を記していた。

分析: 機能面に与える影響も通常と同じく回数を重ねることにより積み重なっていくようです。- 内野博士

補遺1: 臼を対象とした実験の際、SCP-XXXX-JP、および使用者にこれまでの実験では観測されなかった事象が発生しました。以下は当時の実験記録の抜粋です。

実験記録XXXX-JP-31 - 日付20██/██/██

使用者: D-6843

対象: ケヤキ製の臼

付記: 実験開始から45分経過時点より開始。 また、対象にはSCP-XXXX-JPによる影響が見受けられない。

<記録開始>

内野博士: まもなく45分経過。対象に変化は無し……D-6843の沈静化を確認次第、実験を終了します。

[実験開始から45分経過。D-6843は沈静化せず]

内野博士: どうしたんだ?D-6843。聞こえますか?実験を終了します。

D-6843: ……じゃねぇ。

内野博士: D-6843?

D-6843: 邪魔するんじゃねぇ。

内野博士: 邪魔?どういうことですか?

D-6843: しらばっくれんじゃねぇよ!毎度毎度焦らしやがって。慣れてきたと思ったが……我慢できっこねぇよ。あぁ……たまんねぇな。[SCP-XXXX-JPが膨張を続け、D-6843はSCP-XXXX-JPを振り続ける]

内野博士: SCP-XXXX-JPの新たなる異常性が発生したと判断しました。D-6843を抑制してください。

[監視員2名がD-6843に向かって移動する]

D-6843: ここまで来て止められるかよ![叫び声。SCP-XXXX-JPを振る速度が上昇。先端から無色透明の液体を分泌]

[監視員の速度が低下。映像から時速3km(秒速約0.83m)3を観測]

内野博士: な に が お こ っ…!?

D-6843: あぁ……やっぱり本物は最高だぜ。[SCP-XXXX-JPの振る速度が更に上昇。それに伴い監視員の速度が更に低下。映像から時速0.9km4を観測]

内野博士: や   め   ろ

[中略]

D-6843: [唸り声]それっ最後だ。

[SCP-XXXX-JPの先端から白濁色の物体(暫定的にSCP-XXXX-JP-Aに指定)が放出される。同時にD-6843は脱力し沈静化。また、監視員の減速が無くなりD-6843の取り押さえに成功]

内野博士: いったい、なんだったんだ?

<記録終了>

追記: SCP-XXXX-JPは周囲空間の時間の経過を遅延していたものだと推測されます。この遅延は、SCP-XXXX-JPから半径0.5kmの範囲で観測されました。また、D-6843への身体検査の結果、軽度の疲労と鬱に類似した状態にあることが確認されました。後日D-6843に対してインタビューを行ったところ、D-6843は実験開始から45分以降の出来事を記憶していませんでした。この事からSCP-XXXX-JPは一時的にD-6843の人格を書き換えていたものだと推測されます。

補遺2: 実験記録XXXX-JP-31で放出されたSCP-XXXX-JPを調査した結果、餅に酷似した物体であることが判明しました。しかしながら、従来の餅ではもち米が使用されているのに対し、SCP-XXXX-JP-Aには使われておらず、そのほとんどがD-6843の精液で構成されていることが判明しました。

補遺3: 以下は、SCP-XXXX-JP-A摂食実験の一部抜粋です。
実験記録XXXX-JP-A - 日付20██/██/██

対象: D-6843

<記録開始>

D-6843: ええと、これを食えばいいんだよな?

内野博士: はい、出来れば匂いや食感、味を聞かせてもらえると助かります。

D-6843: わかった。匂いは……なんと言うか……変な匂いだな。

内野博士: もう少し詳しく教えてくれませんか?

D-6843: ああ、何て説明するかな……イカ……?のような……臭いというか……とりあえずいい匂いでは無いのは確かだ。

内野博士: なるほど……では、早速食べてみてください。

D-6843: なぁ、本当に食うのかこれ?

内野博士: 何か不都合でも?

D-6843: いや、そうじゃないんだ。ただなんか嫌な予感がして……害はないんだろうな?

内野博士: 安心してください。少なくとも、人体に害のある成分は検出されていません。

D-6843: ならいいんだが……食うぜ。

[D-6843がSCP-XXXX-JP-Aを口内に放り込む]

D-6843: っ!?[SCP-XXXX-JP-Aを吐き出す]なんだこれ!これじゃまるで……

内野博士: どうしましたか?

D-6843: 博士、こいつの成分を聞いても?

内野博士: 構いませんよ。はっきり言いますけどこの物体のほとんどは、D-6843。あなたの精液で構成されています。

D-6843: なっ、何でそんなものを俺に!?

内野博士: これを調べるための実験ですから。

D-6843: だからって何で俺が食わなきゃならないんだ?他のやつでもいいだろう?

内野博士: それもそうですが、あなたの精液で出来ているんです。それともあなたは他人の精液で出来たものをを食べたいと思いますか?私はそうは思いませんが。

D-6843: 思うわけ無ぇだろ。[沈黙]うぅ……わかったよ食えばいいんだろ食えば!?

内野博士: はい。あっ、ちゃんと飲み込んでくださいね?

D-6843: はいはい、わかってますよ……ちくしょう……

[D-6843がSCP-XXXX-JP-Aを飲み込む]

内野博士: 何か変化は感じませんか?

D-6843: [判別不明5]

内野博士: ん?もう一度お願いします。

D-6843: [判別不明]

内野博士: 聞き取れませんね……この紙に今の状況を書いてください。

[内野博士がメモ用紙とペンをD-6843に渡す]

D-6843: [判別不明]

[D-6843は約2秒で文章を書き上げる]

内野博士: もう書き終わったんですか?どれどれ『博士の動きや喋り方が遅くなってる』……これは本当ですか?

D-6843: [D-6843の顔が一瞬ぶれる(頷いたと推測)]

内野博士: こちら側の変化は何も感じませんし、あなたが速くなっただけに感じます。いったん身体検査をさせてください。

<記録終了>

追記: D-6843身体検査の結果以下のようにD-6843の身体的速度が通常時より高速化していることが判明しました。

  • 100mを約3秒6で走り抜ける。
  • 呼吸数毎分60~100回7
  • 心拍数毎分300~500回8

また、約2時間後にD-6843の身体的速度は元の状態に戻りました。





























警告: 以下のファイルはレベル#/XXXX機密情報に指定されています。


このファイルにレベル4/XXXX承認無しで行われるアクセス試行は記録され即時懲戒処分の対象となります。



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