Qコン参加予定 外質在文 (8/30微改稿)

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SCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP群は防水加工を施したカバーで包み、低脅威度物品保管ロッカーに収容してください。実験の際は浜岡博士の許可を得たうえで、監視員を1人以上付けた状態で行ってください。SCP-XXXX-JPによって出現した生物、およびSCP-XXXX-JP-Aに変化した生物は、水生生物収容水槽に収容し、消失するまでの様子を確認してください。現在実験は中止されています。(補遺:2を参照してください)

一般人によるSCP-XXXX-JP-Aの目撃情報、およびインターネットへの投稿が確認された場合、投稿者の身元を特定し記憶処理を施した後、SCP-XXXX-JP、およびSCP-XXXX-JP-Aを回収してください。

説明: SCP-XXXX-JPは、██社をはじめとする多数のメーカー製の異常性を有した釣竿の総称です。同一メーカーから発売された非異常性の釣竿と外見上の違いは見られないため、見分けることは不可能です。現在、財団では32本のSCP-XXXX-JPを収容しています。

SCP-XXXX-JPを用いて釣りを行った際に、異常性が発生します。SCP-XXXX-JPの釣り針が水中に沈んでから3分ほど経過すると、釣り針にまだ何もかかっていない、また周囲に魚影が確認されていないのにも関わらず竿がしなり始め、釣り針・釣糸が引き込まれます。この状態でリールを巻き上げるなど、釣りと同じ要領で釣り針を水面より上に上げることに成功すると、日本国内に生息する外来種の魚類(以降、対象)が口に釣り針が掛かった状態で出現します。この際、出現場所の環境が対象の生息可能な条件1と違う場合でも問題なく出現します。

30分以内に釣り上げに失敗すると、発現前の状態に戻り、1度釣り針を水中から引き上げ再度水中に沈めない限り同じ現象は発生しません。上記イベントの発生中、SCP-XXXX-JPは破壊耐性を獲得し、いかなる場合でも竿部分の破損や釣り糸の切断などの損傷は起こりません。

SCP-XXXX-JPによって釣り上げられた対象は、その場で針を外し放流する、あるいは1~3日経過すると消失します。消失までの間対象は不死性を獲得し、釣り上げた際の釣り針による傷以外の負傷を負いません。

SCP-XXXX-JPで釣り上げられた対象は、低確率で未知の方法によって一時的な発声が可能になります(この個体をSCP-XXXX-JP-Aと呼称)。以下は、SCP-XXXX-JP-A個体との会話記録です。

会話記録XXXX-JP-A-1 日付20██/8/27

付記: オオクチバス2(Micropterus salmoides)のSCP-XXXX-JP-A個体。初めて確認された個体であるため意志疎通を試みた。釣り上げられた際に軽度のパニック状態に陥っている。

<記録開始, 20██/8/27>

SCP-XXXX-JP-A-1: 痛てぇ!痛てぇよ!死にたく無ぇよ!

浜岡博士: ひとまず落ち着いてください。急に申し訳ありませんが、訪ねたいことがあるのですが大丈夫でしょうか?

SCP-XXXX-JP-A-1: うわっ!人間だ!誰か助けてくれ![激しく身をよじる]くそっ!針が痛てぇよ。

浜岡博士: 安心してください。あなたに害を与えるつもりはありません。 私の言葉がわかりますか?

SCP-XXXX-JP-A-1: あれ?話せてる?なら話は早い。頼む助けてくれよぅ……ただ俺は、腹が減っていただけなんだよぅ。

浜岡博士: まずはあなたのことを教えてくれませんか?ひとまず、針をとらないと。[対象に近寄る]

SCP-XXXX-JP-A-1: ひぃ!来ないでくれ!もうダメだぁ!俺、ここで殺されるんだ……畜生、なんで俺たちだけ……こんなことになるなら、もっと交尾をしてから死にたかっ…[発言が途絶える]

浜岡博士: どうしました?大丈夫ですか?

SCP-XXXX-JP-A-1: [応答無し]

浜岡博士: 聞こえますか?

SCP-XXXX-JP-A-1: [身をよじる]

<記録終了>

 会話記録XXXX-JP-A-4 日付20██/10/5

付記: 今まで確認されたSCP-XXXX-JP-A個体の内、自ら会話を要求した最初のチャネルキャットフィッシュ3(Ictalurus punctatus)の個体。

<記録開始, 20██/10/5>

SCP-XXXX-JP-A-4: 要求を受け入れてくれたことに感謝します。

浜岡博士: いえ、お気になさらず。それで、話と言うのは?

SCP-XXXX-JP-A-4: 1つ、聞いておきたいことがあります。あなた方に何かしたのでしょうか?

浜岡博士: それはどういう意味でしょう?

SCP-XXXX-JP-A-4: では、言い方を変えましょう。何故、あなた方に駆除されなければならないのでしょうか?

浜岡博士: 安心してください、別にあなたを駆除するつもりはありませんよ。

SCP-XXXX-JP-A-4: そうじゃありません。私だけではない、私の仲間たちのことです。

浜岡博士: それは……あなた達が外来種、本来その地域に生息していない、存在してはならない生物だからです。

SCP-XXXX-JP-A-4: ただそれだけの理由なのですか?

浜岡博士: 元々その地域に生息している在来種──彼らを捕食することによる個体数の減少、そして食物や生息環境を剥奪するなど、理由は多岐に渡ります。

SCP-XXXX-JP-A-4: 確かに、私たちのご先祖様がここに来た頃には、あなた方の言う外来種であったかもしれません。ですが、私たちは違います。今いる環境に生まれ、この環境で育ってきたんです。言ってしまえば、その地域一帯の生態系の一部です。生きるために食べ、生きるために争っている。これの何がいけないのですか?何が間違っているんですか?

浜岡博士: ……ですから先程申し上げたように、このまま放置すればするほど、在来種の生物が追いやられてしまうのです。

SCP-XXXX-JP-A-4: 在来魚を含め、私たちの棲みかを岸を硬い岩4で固め奪ったり、遊び半分で連れ去った後、飼えなくなった・大きくなりすぎたという理由で捨てていくようなあなた方なんかに、自分勝手な人間なんかに文句を言われる筋合いはありませんよ。

浜岡博士: [沈黙]

SCP-XXXX-JP-A-4: 結局、あなた方は私たちを悪者扱いしていますがそれは違うんです。私たちは被害者なんです……それだけは言わせてください。

<記録終了>

確認された全てのSCP-XXXX-JP-A個体は、会話終了後に発話能力が消失します。しかしながら、こちらからの呼び掛けに微かに反応する素振りを見せるため、僅かながら言葉を理解していることが判明しています。

補遺1: 外来魚による生態系の破壊が問題視されていた各地の河川や湖沼で、外来魚の捕獲量、および個体数の減少、並びに在来魚の生息数の増加が徐々に確認されていることが環境省から発表されました。当事象が確認され始めたのは20██年6月上旬、SCP-XXXX-JPの実験を開始した時期とほぼ同時期なため、SCP-XXXX-JPによって釣り上げられた生物が消失する際、同種の生物に何かしらの作用が働く可能性があると推測されました。SCP-XXXX-JPの実験を続けることで日本に生息する外来魚の消滅を伴い、異常性の喪失に繋がる可能性が考えられたため、SCP-XXXX-JPの実験の頻度を抑えることが議論により決定されました。

補遺2: 20██/██/██以降、SCP-XXXX-JPの実験の際に高頻度で在来魚が釣り上げられる事例が発生ました。また、その中からSCP-XXXX-JP-Aと同様に会話が可能な個体(暫定的にSCP-XXXX-JP-Bに指定)が確認されたました。以下は、SCP-XXXX-JP-Bとの会話記録の抜粋です。

付与予定タグ: scp jp qコン22 safe 魚類 道具 変容


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