SCP-XXX-JP 「食」恐怖症

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██低危険度物品保管ロッカーに紙媒体に印刷したものを保管してください。内容を知覚した場合はAまたはBクラス記憶処理を施してください。SCP-XXX-JP-Aは標準人型実体収容セルに収容し、『SCP-XXX-JP-Aの可食物リスト』に順った食事を与えてください。

説明: SCP-XXX-JPは影野 ██氏(以下SCP-XXX-JP-A)によって書かれたは文章です。

SCP-XXX-JPの異常性はSCP-XXX-JPの内容を知覚した場合に発現します。知覚した人物(以下SCP-XXX-JP-1)は原材料が不明な食物や嫌いな食物に対し、強い嫌悪感や恐怖を抱くようにます。また、副次的な行動として、「食品表示を執拗に見る」「原材料をスタッフに確認する」などが見られます。さらに嫌いな食物を摂食した場合には、強い嘔吐感を感じます。これらの異常性は記憶処理で除去することが可能です。

補遺1:
以下はSCP-XXX-JPの実験記録です:

実験記録XXX-1 - 日付20██/07/15

対象: D-XXX-1

実施方法: D-XXX-1にSCP-XXX-JP-Aが書いたSCP-XXX-JPを閲覧させる。

結果: 異常性が発現した。

実験記録XXX-2 - 日付20██/07/16

対象: D-XXX-1

実施方法: D-XXX-1にSCP-XXX-JPのコピーを閲覧させる。

結果: 異常性が発現した。

分析: 内容に異常性があるようです。

実験記録XXX-3 - 日付20██/07/16

対象: D-XXX-1

実施方法: D-XXX-1に椎茸の天ぷらを摂食させる。(D-XXX-1は事前の調査で椎茸が苦手であると答えている。)

結果: D-XXX-1は摂食を拒否し、警備員2名が取り押さえ椎茸の天ぷらを摂食させた所、D-XXX-1は嘔吐した。

実験記録XXX-4 - 日付20██/07/16

対象: D-XXX-1

実施方法: D-XXX-1に椎茸の天ぷらの摂食させる。事前にD-XXX-1には摂食出来なかった場合、解雇すると伝えた。

結果: D-XXX-1は椎茸の天ぷらを口に入れたのち約15秒間苦しんだのち嘔吐した。その後、D-XXX-1は飲料を要求し、水が支給される。そしてD-XXX-1は水で胃袋に流し込むという形で椎茸の天ぷらを摂食した。

実験記録XXX-5 - 日付20██/07/20

対象: D-XXX-2(韓国支部より提供されたDクラス職員。日本語を理解していない。)

実施方法: D-XXX-2にSCP-XXX-JPのコピーを閲覧させる。

結果: 異常性が発現しなかった。

分析: 内容を理解する必要があるようです。

補遺2:
以下は実験記録XXX-3後にD-XXX-1に行われたインタビューログです:

対象: D-XXX-1

インタビュアー: █研究員

付記: インタビュー中のD-XXX-1はSCP-XXX-jpの影響下にあります。

<録音開始>

█研究員: まず、SCP-XXX-jp…さっきの文章の内容はどのようなものだったのです?

D-XXX-1: 何か「自分は何で理解されないんだ」とか「なんて生きにくい世の中なんだ」とか自己中なことばっか書いてたな。

█研究員: 何か気になる部分はありましたか?

D-XXX-1: いや特に何もなかったな。

█研究員: そうですか。では次になぜ椎茸を食べるのを拒否したのですか。

D-XXX-1: [えずく呻き声]、あんまり思い出したくないんだがな………嫌だったからだ。

█研究員: 拒否するほどのことだったんですか?あなたは事前調査で椎茸が苦手と答えていましたが、食堂で椎茸を使用した料理が出た場合も問題なく摂食していたと、証言があるのですが。

D-XXX-1: …怖かったんだ。

█研究員: 怖かった?

D-XXX-1: そう。なんか怖かったんだ。椎茸を見た時に直感的に食べたくないって思ったんだ。見ただけでこう[呻き声]嘔吐感?みたいなのを感じて…あー、うまく表現できないな…

█研究員: 実際に摂食せずに嘔吐しましたがその時はどのように感じましたか。

D-XXX-1: [嗚咽]気持ち悪かった。こう味を舌で感じた瞬間に喉が締まる感じがして、気がついた時にはもう吐き出してたよ。

█研究員: その嘔吐の衝動は抑えられそうにないのですか。

D-XXX-1: いや、分からん。頑張れば食べれそうだが…できればもうやりたくない。

█研究員: 分かりました。これでインタビューを終了します。

<録音終了>

終了報告書: インタビュー終了後、D-XXX-1は実験記録XXX-4に参加し、実験終了後Bクラス記憶処理が施され、異常性は除去されました。

補遺3: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aの友人である██ ██氏がSCP-XXX-JP-Aの自宅にて、SCP-XXX-JPを閲覧し、異常性が発現したことを自宅付近の病院にて報告したことにより発見されました。

以下はSCP-XXX-JP-Aに行われたインタビューログです:

対象: SCP-XXX-JP-A

インタビュアー: █研究員

<録音開始>

█研究員: まず、貴方がSCP-XXX-JPを作成したのですか?

SCP-XXX-JP-A: そうです。

なぜSCP-XXX-JPを書いたのですか?

█研究員: SCP-XXX-JPに異常性が発現した原因を知っていますか?

SCP-XXX-JP-A: 分かりません。確かにあれを読んでからアイツはオレと同じように食えなくなったんですが、なんでそんな風になったのか本当に心当たりが無いんです。

█研究員: そうですか…次に貴方はいつ頃から偏食になったのですか?

SCP-XXX-JP-A:

[以下、重要度が低いため省略]

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JP-Aはおよそ██年前から、SCP-XXX-JPまたは、それに類似する異常性の影響下にあると推測されています。そのため、記憶処理を安全に行うことが難しく、仮に成功した場合も「食事」という生活と密接に関わる記憶であるため、記憶に大きな齟齬が生まれてしまう可能性があります。


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