アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2は実験以外では常に接続を切った状態を維持し、それぞれサイト-8181の異なる低脅威度物品ロッカーに保管してください。
実験を行う際には、セキュリティクリアランス4以上の職員の許可を得て、必ずセキュリティクリアランス3以上の職員2名の同伴のもと行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは SCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2の2つの要素で構成されています。
SCP-XXXX-JP-1は██████製のノートパソコンです。SCP-XXXX-JP-1は電源を付けると、文字の入力画面が表示され、入力以外の操作ができなくなっています。5分程何も入力せず放置すると、自然に電源が落ちます。また、側面にはUSBポートが1つだけ存在します。そのUSBポートは現在普及しているもののどれもあてはまるものはありません。
SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JP-1と接続することで異常が現れる光線銃です。SCP-XXXX-JP-2にはSCP-XXXX-JP-1と繋ぐことができるUSB端子を持っています。
SCP-XXXX-JPの異常はSCP-XXXX-JP-1に、ある「目標」を入力し、SCP-XXXX-JP-2と接続された状態で対象を撃つことで現れます。撃たれた対象はSCP-XXXX-JP-1に入力された「目標」が達成された状態に変容します。この際、対象にのみ、「目標」までに到達する期間を体験し、歳をとるなど、肉体的に変容する他、期間内の擬似的な記憶を有するようになります。この記憶は対象以外に共通する記憶を持つ者はいません。また、期間内での対象の記憶の出来事は記録に残る、物品が消失するなどの形跡を残しています。おそらく、現実的に考えて行われたであろう事象が記憶として植え付けられていて、それに合わせて形跡が残るようになっていると考えられています。
以下はSCP-XXXX-JPによる実験ログです。
実験記録XXXX-JP-1 - 日付:20██/04/25
対象: D-9005実施方法: SCP-XXXX-JP-1に「パンを消費する」と入力し、SCP-XXXX-JP-2でD-9005を照射する。
結果: 実験後、サイト内の食料庫内にあるパンが1つ消失した。D-9005はパンを食べたと証言した。D-9005の体内を検査すると、パンが食べられた形跡が見つかった。
分析: とりあえず、D-9005はパンを食べたようだ。これで、勘違いではなく、本当に変容されていることがわかった。 -暁田博士
実験記録XXXX-JP - 日付:20██/05/05
対象: D-9006実施方法: SCP-XXXX-JP-1に「1年経過する」と入力し、SCP-XXXX-JP-2でD-9006を照射する。実験前D-9006は46歳である。
結果: D-9006に現在の年齢を尋ねたところ47歳と応えた。D-9006にこの一年で何があったか尋ねたところ、職員の記憶では行われていないSCP-███-JPの実験が行われたと回答した。SCP-███-JPの実験記録を確認したところ、D-9006の実験記録が残っていた。
分析: 1年間何もないということはないようだ。そもそも、1年間そこにじっと立っていることは現実的にはありえないことだった。これは点と点をまっすぐ繋ぐものではなく、通るべきところを通って繋ぐものなんだろう。
それと、これ以降の長期の期間に及ぶ実験は他のオブジェクトが勝手に影響されることに繋がるかもしれないのでよく検討する必要があるな。 -暁田博士
実験記録XXXX-JP-3 - 日付:20██/05/30
対象: D-9007実施方法: SCP-XXXX-JP-1に「死亡する」と入力し、SCP-XXXX-JP-2でD-9007を照射する。実験前D-9007は35歳である。
結果: D-9007は死亡した。死体からD-9007は42歳と推定されている。死因は銃による失血死だとされている。記録を調べたところ、Dクラス終了記録に複数にわたる命令違反により終了されたと記されていた。
分析: いつゴールになるかわからないものでもゴールがはっきりしていれば変容するようだ。 -暁田博士
実験記録XXXX-JP-7 - 日付:20██/07/14
対象: D-9011実施方法: SCP-XXXX-JP-1に「死亡する」と入力し、SCP-XXXX-JP-2でD-9011を照射する。実験前、D-9011は44歳である。
結果: 反応は起きなかった。D-9011は死亡せず、年齢の変化も見られなかった。
分析: どうして反応しない?何か条件でもあったのか? -暁田博士
追記: 以降の実験でも照射されても反応がないことが起きています。原因は現在も不明です。
補遺1: SCP-XXXX-JPが他の有害オブジェクトへの対抗策を短時間で用意できる可能性があるとされ、██研究員を対象として、SCP-XXXX-JP-1に「SCP-██-JPへの完全な収容方法を確立する」と入力しSCP-XXXX-JP-2で照射しました。結果は成功し、もともとEuclidクラスのオブジェクトであったSCP-██-JPはSafeクラスに変更されました。██研究員は23歳から35歳に変化しました。しかし、██研究員はひどく混乱し、自分は実験に立ち会った35歳の███研究員と同期だと主張し、こちらの記憶との大きな違いが現れました。違いを確認するため██研究員を対象にインタビューが行われました。
また、これ以降の2年以上経過するとされる実験は記憶の大きな齟齬を生じる、そもそも成功しない可能性があることから凍結されました。これにより、SCP-XXXX-JPの他のオブジェクトへの活用案は却下されました。
以下はそのインタビューの記録です。
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任意A任意B任意C- portal:7573285 (09 Sep 2021 16:35)
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