瑠璃色の魔法書

クレジット

タイトル: SCP-8760-JP - 瑠璃色の魔法書
著者: ©aoirono omannjyu
作成年: 2021

アイテム番号: SCP‐8760‐JP瑠璃色の魔法書

オブジェクトクラス: Eucild

特別収容プロトコル: SCP-8760-JPはサイト████内の20畳の防音部屋にて保管されています。
室内には監視カメラを5台以上設置し、死角をなくしたうえでこれを２４時間体制で監視してください。
また、このときに監視する人員を少なくとも３人確保してください。
室内の異常性が認められた際には部屋の出入り口を確実にロックした後、部屋に誰一人として近づけることがないように警備をしく必要があります。
これを異常性が沈静化するまで行ってください。

説明: SCP-8760-JPは一般的な古書の見た目をしています。
SCP-8760-JPはしばしば勝手にページを開き、異常性を発揮させます。
今のところ、開いたページと異常性に関連性があるのか、またSCP-8760-JP自身に知能があるのかははっきりと分かってはいません。
以下は今までに観測された異常を簡易的にまとめたものです。

• list item異常なまでの発光
• 多量の水の発生
• 轟音の発生¹
• 付近の電子機器への干渉
• 触手の発生²及びそれを用いた攻撃性の発揮³

また、発見された際付近にいた所持者と思われる人物（以降、SCP-8760-JP-1とします。）が死亡していたため場合によっては人間が死亡するような異常性が発揮される可能性があると思われます。

SCP-8760-JPはSCP-8760-JP-1が住んでいたアパートの一室に放置されているところを中に突入した警察官から報告を受けたエージェントにより発見及び収容されました。
美しい瑠璃色の表紙と裏表紙を持っており、表紙側に特徴的なエンブレムを見ることができます。
これは古代ローマ時代に存在したとある黒魔術師が使用していたエンブレムであることが確認されています。
SCP-8760-JPが発見された際、SCP-8760-JP-1はすでに死亡しておりどこでどのようにしてSCP-8760-JPを所持するに至ったのかの詳細は不明です。

補遺:以下は、SCP-8760-JP-1の室内にあった破れた文書を可能な限り復元したものです。

Footnotes

1. これにより特別収容プロトコルに防音の項目が追加されました

2. 触手は海洋生物のようなものから植物のようなものまで様々でした。

3. これにより警備に当たった人員が3名軽度の負傷しました。

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1. portal:7569389 (15 Aug 2021 13:51)