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アイテム番号: SCP-2864-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2864-JP実例はその特性上、収容が困難であるためSCP-2864-JP製造方法を記した記録を密閉した紙の封筒に入れ、サイト81██の低危険度物品収容ロッカーに収容してください。実験のためSCP-2864-JPを製造する場合、サイト管理官と担当研究員に製造数を報告のうえ許可を得て製造してください。
実験により出現した物品のうち、異常性を持った物品は異常性を記録した後、専用ロッカーに保管してください。異常性を持たない物は、発動者が希望した場合は発動者に譲渡して構いません。
財団の管理外で製造されたSCP-2864-JP実例が確認された場合、現地エージェントを派遣し実例を回収後、製造者および関係者にAクラス記憶処理をし、製造に関する情報を回収してください。
製造材料である脳内ホルモンの分泌を抑えるため、財団は全てのランダムアイテム課金コンテンツを持つアプリを配信している企業に対し、カバーストーリー「青天井規制」を適用し、一定回数を回した場合は必ず対象のアイテムが排出されるよう設定させてください。
説明: SCP-2864-JPは宝石の一種に見える異常実体です。宝石は約10cmの長さを持つ正六角柱の虹色の結晶として存在します。原材料は酸化アルミニウムの粉末と、人が特定の行動した際に微量分泌される脳内ホルモン抽出物の混合物です。実体は製造時に使用したこれらの材料から推察されるよりも非常に高いモース硬度を持ちながら、外部からの衝撃にも強く、物理的な破壊は不可能です。構造を調べるために行った各種スキャンの結果、内部には微量の現実子が内包されており、極僅かに高いヒューム値を持っています。後述するプロセスにより実体を消費せず6か月が経過すると、実体が自然崩壊し異常性を喪失することが収容違反を疑われた際に判明しています。
製造に使用される脳内ホルモン抽出物は、アプリゲームのランダム型アイテム課金(いわゆるガチャ)を行う際に分泌され、特に望んだ結果が得られなかったりした場合に多く分泌されていることがわかっています。ただし、一定回数で必ず賞品が当たる設定となっている場合には、この脳内ホルモンの分泌量は極端に少なく、抽出には適さないことが実験で判明しており、これを受けて特別収容プロトコルが現在の形に改正されました。
SCP-2864-JP実例の異常性は、一定の手順を伴うプロセスを踏むことで発生する、実体内の現実子を用いた現実改変現象です。この現実改変現象は発動者の近くに、物品を出現させるという極めて限定的かつ小規模なものに留まります。出現する物品は非異常性の物から、異常性を持つ物品が出現します。出現する物品で異常性を持った状態で出現する物品は、異常性がない物よりも確率が格段に低く確立にして1%未満です。これらの発現した物品は恒久的に残り、発動者を終了もしくは死亡した場合でも残存します。出現した物品のうち異常性を含む物品を使用する場合、発動者であれば問題なく使用できますが、発動者以外が使用した場合は異常性を発揮しません。
実験により発生した物品の調査ログ:
SCP-2864-JP実例を使用し現実改変により出現した異常性のある物品の一覧
"1挺のアサルトライフル" - 白い塗装がされたアサルトライフル。形状は████社製の物と酷似していますが製造番号、型番の刻印は確認できず、代わりに所属チームのシンボルと思われるマークが刻印されている。実弾の装填、発射が可能だが、対物の場合は通常通り弾痕が残るが、対人の場合は命中したものに怪我はなく殺傷性は無いと思われる。
"10枚のアイドルブロマイド" - ████が配信しているアイドル育成シュミレーションゲームに登場するカードが10枚セットで出現。見た目や材質などに異常性はありませんが、就寝時にカードを枕元に置くとカードに記されたアイドルが登場する明晰夢を見ることができる。
"女性物の衣裳一式" - ファンタジー系のコスプレ衣裳一式。発動者が着用したところ、魔法を含む超常現象を行使できるようになった。衣装を脱ぐと能力が使用できなくなったため、着用が能力行使の条件と思われる。なお、発動者は男性のDクラス職員である。
"数本の刀剣" - 日本刀、西洋剣が数種類出現。どれも一般的なデザインからはかけ離れた形状をしている。調査の結果、神話に登場する刀剣であることが判明した。
"1束の黄色い花" - ラン科の一種であるオンシジュームの花束が出現。必要な器官を持たないにも関わらず、幼い少女の声で発声による意思疎通が可能だった。それ以外の異常性は特になかったため、寿命で枯れるとともに異常性を喪失。
"SCP-████" - 《データ削除済み》
補遺1: 現在、担当研究員である勝矢博士により立てられた仮説を元に、当オブジェクトの現実改変現象のランダム性を制御し任意の現実改変を発生させる研究及び実験が進行中です。
1つの宝石に込められている現実子は観測上ではそこまで多くはないが、それでも様々な現象を起こせている。ならば複数の宝石を使えばもっと規模が大きく、かつ発動者の意思を反映させた現実改変が可能かもしれない。-勝矢博士
補遺2: 勝矢博士提案の「10個のSCP-2864-JPを使用した現実改変現象の発動」実験が複数回実施されましたが、発動者の意思での改変は発生せず、1個のオブジェクトに付き1個の改変が起こるのみであった。ただし、複数回の実験の結果、同時に10個の改変を発動させた場合、異常性を持った物品が必ず1つ以上出現することが判明した。評議会での協議の結果、新たなSCPオブジェクトを生み出しかねないとして、SCP-2864-JPを複数使用する実験は禁止されています。
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- portal:7558420 (31 Jul 2021 11:27)
便利なマジックアイテムから抜け出せていない印象です。オチの"現実子の量による現実改変の強化"という要素もSCP-540-JPを連想し、これだけでは既存の記事と被りかけていてオチとして弱いと思います。
私はSCP-JPにおいては"どんな異常性か"よりも"どんな話か、どんなアイデアか"の方が重要だと考えています。まず"そもそも何がやりたいか"を見直し、そこから"読者に面白いと思ってもらえるアイデアにどう繋げるか"を考えて記事の構成を組み直すのが良いかもしれません。
製造方法が存在することだけ書いてあってその中身や背景に触れないのは不自然に感じるので、そこから話を膨らませるのがやりやすいように見えます。ただし、情報を全部開示すればいいわけではない(こちらのエッセイを読めばなんとなくわかると思います)点に気を付けるのと、上で述べた"読者に面白いと思ってもらえるアイデア"に繋がらなければ意味が無いのでそこを意識する必要があります。
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