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人を助けることによって快楽を得る人間と、堕落によって快楽を得る人間を作り出し、互いに依存させることによって世界を平和にする。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 財団職員は全国のネットワークを監視し、SCP-XXXX-JPに関係すると思われる言及が見られた場合、対象の調査を行ってください。対象の暴露が確認された場合、カバーストーリー「精神疾患」を流布した後、収容を行ってください。
対象は、サイト-81██に収容されます。サイト内は常に万全の状態に保ち、特に知名度の低い娯楽設備を重点的に設置し、対象の精神的な満足度の向上を図ってください。進行度がⅢ-aまで進行していない対象は、Eクラス職員としてサイト-81██で働くことが許可されています。SCP-XXXX-JPがクラスⅢ-bまで進行した対象は、サイト-81██隔離棟に収容し、流動食による一日三回の栄養補給を行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPはランダムな人物に発生する精神影響を伴った夢です。SCP-XXXX-JP内には対象を除いて人間が存在していません。SCP-XXXX-JPの内容は、総じて自身にとって幸せな夢という内容で一貫しています。この夢は数日間に亘って発生し、発生からの日数に応じて進行していきます。対象の睡眠中に夢を発生させない試みは、現在まで成功していません。
対象に記憶処理薬を投与した場合、睡眠をとるまでは影響を停止させることが可能ですが、睡眠を行うと影響は再発します。また、進行度Ⅲ-bまで進行した場合、記憶処理による影響の緩和は不可能となります。進行度と内容の対応は以下の通りです。
進行度Ⅰ
対象は、覚醒時に幸福感を得るようになります。この幸福感は、初めは寝起きがスッキリするといったような弱いものですが、睡眠と覚醒を繰り返すごとに強くなり、一日の生活においても影響を与えるようになります。この進行速度は生活への満足感が大きいほど低くなり、満足感が少なく、上昇志向を持つ人物ほど高くなります。進行度Ⅱ
進行度Ⅰにおける幸福感が生活において影響を与える程まで大きくなると、進行度Ⅱに進行します。この段階では、夢の内容を鮮明に記憶することができるようになります。夢の内容は総じて自身が望む行動が自由にできるというものであり、夢を見ている間も対象は多幸感を得ています。現実での生活においては、対象は特により多くの人物への利益になる行動への積極性が上昇し、その結果として多くの達成感を得るようになります。進行度Ⅲ-a
進行度Ⅱまで進行した対象は、ある時期を境にこの段階に突入します。この時期は対象によって大きく異なり、Ⅰとは逆に生活への満足感が大きいほど早くなり、少ないほど遅くなる傾向にあります。この段階に入ると夢、現実問わず得られる幸福感が減少します。その結果、積極性が減少し、生きていることへの虚しさを感じるようになります。進行度Ⅲ-b
この段階に入ると、意識的な行動を行うことがほとんどなくなります。しかし、稀に首を振る、体位を変えるなどの行動を行うことがあるため、意識は存在していると考えられます。食事などの生命維持に必要な行動も行わなくなるため、周囲の人物が何らかの措置を取らなければ衰弱して死亡に至ります。
補遺: 進行度Ⅲ-aまで進行したSCP-XXXX-JP暴露者は、自身が経験したことの無い、もしくは暴露中に行ったことの無い行動を行えば影響を緩和可能なことがあると分かりました。しかしながら、このような行動を発見することは困難であるため、より効果的な方法の発見が急がれています。
インシデント記録XXXX-JP: 20██/█/██、D-クラス職員にSCP-XXXX-JPの暴露者が発生しました。進行度Ⅱまでは他の事例と異なる要素は発見されませんでしたが、進行度Ⅲ-aまで進行した後、対象がサイト内の人物█名を殺害し、駐在していたエージェントによって鎮圧される事象が発見されました。暴露したDクラス職員は殺人の罪で有罪判決を受けており、この経験から殺害を行ったと予想されています。このような犯罪歴を持つ人物がSCP-XXXX-JPに暴露した際の対応方法が検討されています。
付与予定タグ: scp jp keter 睡眠 精神影響
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 財団職員は全国のネットワークを監視し、SCP-XXXX-JPに関係すると思われる言及が見られた場合、対象の調査を行ってください。対象の暴露が確認された場合、カバーストーリー「精神疾患」を流布した後、収容を行ってください。
対象は、サイト-81██に収容されます。サイト内は常に万全の状態に保ち、特に知名度の低い娯楽設備を重点的に設置し、対象の精神的な満足度の向上を図ってください。進行度がⅢ-aまで進行していない対象は、Eクラス職員としてサイト-81██で働くことが許可されています。SCP-XXXX-JPがクラスⅢ-bまで進行した対象は、サイト-81██に収容し、流動食による一日三回の栄養補給を行ってください。また、この対象の世話はできる限り進行度がⅢ-aまで進行していない影響者が行うようにしてください。
説明: SCP-XXXX-JPは、ランダムな人物に発生する精神影響を伴った夢です。SCP-XXXX-JP内には対象を除いて人間が存在していません。SCP-XXXX-JPの内容は、総じて自身にとって幸せな夢という内容で一貫しています。この夢は数日間に亘って発生し、発生からの日数に応じて進行していきます。対象の睡眠中に夢を発生させない試みは、現在まで成功していません。
対象に記憶処理薬を投与した場合、睡眠をとるまでは影響を停止させることが可能ですが、睡眠を行うと影響は再発します。また、進行度Ⅲ-bまで進行した場合、記憶処理による影響の緩和は不可能となります。進行度と内容の対応は以下の通りです。
進行度Ⅰ
対象は、覚醒時に幸福感を得るようになります。この幸福感は、初めは寝起きがスッキリするといったような弱いものですが、睡眠と覚醒を繰り返すごとに強くなり、一日の生活においても影響を与えるようになります。この進行速度は生活への満足感が大きいほど低くなり、満足感が少なく、上昇志向を持つ人物ほど高くなります。進行度Ⅱ
進行度Ⅰにおける幸福感が生活において影響を与える程まで大きくなると、進行度Ⅱに進行します。この段階では、夢の内容を鮮明に記憶することができるようになります。夢の内容は総じて自身が望む行動が自由にできるというものであり、夢を見ている間も対象は多幸感を得ています。現実での生活においては、対象は基本的により多くの人物への利益になる行動を行いますが、付近にSCP-XXXX-JPの影響者を含め自力での生活が困難な人物がいた場合、その人物の介助を優先します。また、対象はその結果として多くの達成感を得るようになります。進行度Ⅲ-a
進行度Ⅱまで進行した対象は、ある時期を境にこの段階に突入します。この時期は対象によって大きく異なり、Ⅰとは逆に生活への満足感が大きいほど早くなり、少ないほど遅くなる傾向にあります。しかし、進行度Ⅲ-bに進行した対象を介助しているほど、進行は遅くなることが確認されています。この段階に入ると夢、現実問わず得られる幸福感が減少します。その結果、積極性が減少し、生きていることへの虚しさを感じるようになります。進行度Ⅲ-b
この段階に入ると、意識的な行動を行うことがほとんどなくなります。しかし、稀に首を振る、体位を変えるなどの行動を行うことがあるため、意識は存在していると考えられます。食事などの生命維持に必要な行動も行わなくなるため、周囲の人物が何らかの措置を取らなければ衰弱して死亡に至ります。
以下はSCP-XXXX-JP影響者へのインタビュー記録です。
インタビュー記録 - SCP-XXXX-JP
インタビュアー: ██研究員
対象: ████氏
このインタビューは対象が進行度Ⅱの時点で行われた。
[記録開始]
██研究員: こんにちは。██さん、ここでの仕事はどうですか。
██氏: すごく楽しいです。人の助けになることはすごく好きなので。
██研究員: そうですか。しかしあなたは少し前まで他人と関わることを避けていたようですが。
██氏: まあ昔は確かに自分の部屋に引きこもって外にも碌に出ませんでしたけど。今となっては何を馬鹿なことをやっていたのかとあのときの自分を𠮟ってやりたくたくなりますよ。
██研究員: それでは、何か考え方が変わったきっかけなどはあるのですか。
██氏: そうですね。少し前から、夢を見るようになったんです。自分の好きなことが好きなだけできるすごく幸せな夢なんですよ。それでね、ある時思ったんです。向こうの世界はものすごく幸せな世界。だけどこっちはどうか。戦争とか自然災害とかで、誰もが幸せとは言えないじゃないですか。これを変えたいなって。やっぱり幸せといっても夢の中であって、実際により長い時間を生きるのはこっちの世界ですし、向こうにいるのは僕一人だから、もっといろんな人が幸せな方がいいと思ったんです。それで、まずは自分にできることをやってみようと思ったんですよ。戦争をどうこうとかは僕にはできないんで、まずは近くの人を助けるようにしたんですよ。
██研究員:
██氏:
[[footnoteblock]]
付与予定タグ: scp jp keter 睡眠 精神影響
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シリーズ-JP所属
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JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7553639 (22 Jan 2023 11:34)
二つのインタビュー記録で、[記録開始]~[記録終了]間の人物名(:も含めて)が太字になっていなかったので修正をお願いします。
・前半の「進行度Ⅰ~進行度Ⅲ-ⅱ」の対応表まででストーリーが完成している?
記事後半のインタビュー記録は、先に書かれている「進行度Ⅱ」と「進行度Ⅲ-ⅰ」の内容の反復が大きく、新しい事実が見えてこなかったことがそう感じられた原因のようでした。裏を返すと、前半部(起承転結の起承)はきちんと構成されていると思いましたので、後半部でいかに転(意外性)と結(オチ・着地)を作るかが重要になりそうです。
「進行度と内容の対応」は全ての暴露者に共通する影響を示したものですから、ここと差別化できるインタビュー記録を出すとしたら、例えば「暴露したことでその個人や周囲に起きた、衝撃・意外性がある事件」であったり「その個人にインタビューしたことで初めて明らかになったSCP-XXXX-JPのさらなる異常性」・「特殊なケースだったことで起きたSCP-XXXX-JPのイレギュラーな動き」といった、予想できない完全新規の要素があると良いと思いました。
修正致しました。
インシデント記録を追加しました。
これに関してはなぜか最初対象に苦痛を与えるという方法を考えていたんですよね。でも倫理的に考えるとだめだろうと思ったので書いてませんでしたが、改めて考えるとこれでいいかなと思いました。
やはり創作は難しいですね。特に自分は意外な物語の転換が苦手なのでこれからも精進していきたいと思います。
拝読しました。NVよりのDVです。内容に大きな矛盾点があったり、整合性のない部分は見当たりませんが、構成にあまり起伏やインパクトがなく、面白みがあまり感じられませんでした。おそらく、makigenekoさんの批評を参考に最後のインシデント記録を付け加えたと思いますが、その部分も事件の提示のみで終わっており、読者の興味をひいたり考察を深めたいと思えるような内容ではありませんでした。インタビュー記録も、説明部分の進行度の説明部分で理解できる部分をわざわざ会話形式に書き起こした形以上のものを読み取れませんでした。
この記事のメタタイトルは「理想の世界」であることから、このオブジェクトはなにかディストピアみたいな世界につながるようなことを示唆させるオブジェクトとして書きたかったのかな、と感じました。そのためには対象が夢をもとにどのように変化していくかを連続的に、どのように進行末期の状況へたどり着くのかをある程度詳細かつ読者が理解できる流れで記述する必要があると思います。もしかしたら違う意図があるかもしれませんが、とにかくこの記事の内容を面白くするためには、RYU-dragonさんが読者にどう思ってほしいのか、どのようなことを考えてほしいのかを意識して書くことが肝要だと思います。応援しています。
初めて発生してからの経過日数に応じ、の方が分かりやすいかもしれません。
進行速度、の方が分かりやすいかもしれません。
重言なので、意図する行動、等が適当だと思います。
数字が両方ともローマ数字表記なので、ちょっと分かりにくいかもしれません。Ⅲ-aとかの方がいいかもしれません。
多数だけだと何を指しているのかぱっと見てわからないと思います。可能な限り多くの人、等の方が分かりやすいと思います。