SCP下書き 犯罪的演繹法

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 監視を行うため、複数名の財団エージェントが『喫茶・白玉軒』に雇用されている状態を保ってください。また東京都文京区には常に複数名の潜入エージェントが配置されます。東京都区部、特に文京区周辺の特別区域を担当するサイト監督官の権限下にある財団職員は、全警察本部に潜入中の財団エージェントから送信された逃亡中の犯人や警察本部による捜査中の人物についての情報を監査し、そのなかで必要な情報を潜入エージェントに伝えて該当する人物が『喫茶・白玉軒』周辺区域に侵入することを阻止します。

なおSCP-XXX-JPが活性化した場合、収容違反を隠蔽するために情報操作または記憶処理を行うことが検討されています。

説明: SCP-XXX-JPは東京都文京区に立地する『喫茶・白玉軒』で発生している異常現象です。『喫茶・白玉軒』は1915年に創業されましたが、創業当時は異常性は見受けられず、突如として異常性が発現したことが確認されています。具体的な発現時期は財団も把握できていません。

SCP-XXX-JPは、日本国内において刑事事件を引き起こした人物(以下、該当する人物と表記)が『喫茶・白玉軒』の前を通過することで発生します。該当する人物における心理状態が有する良心の呵責の度合いを問わず、該当する人物が『喫茶・白玉軒』の前を通過した後に警察機関に対して“自首”を行います。当該オブジェクトにおける“自首”の手段は、刑事訴訟法第241条に規定されている「書面又は口頭で検察官又は司法警察員にしなければならない。」とは異なる、警察機関(交番/警察署など)の常駐警備員に対して行うなども確認されています。そして、合理的な思考プロセスにおいて“自首”を行う際は弁護士などの法律家に相談すべきであるにもかかわらず、現在までそれを行った人物がいないことは留意すべきです。なおこの異常性に関して以下の実験を確認してください。

実験記録-XXX-JP-8

対象: D-2341(政治事件の首謀者であり、元法曹界関係者)

実施方法: D-2341にD-7810に対する殺傷事件を行わせたのちに、精神安定剤の摂取後『喫茶・白玉軒』の前を通過させる。

結果: D-2341は『喫茶・白玉軒』を通過後、一般人に道を聞くなどしてすぐに辺りを捜索し、『喫茶・白玉軒』に最も近い交番勤務の巡査に対して“自首”を行った。

分析: D-2341は合理的判断を行える状況にあったにもかかわらず、自身の有する知識を使用しませんでした。D-2341の精神安定の具合は、D-2341が一般人に対して道を聞く際に、無視や嫌悪感の発露をされたにもかかわらず冷静であったことから伺えます。したがって、該当する人物が“自首”を行う際に相談を行わないのはSCP-XXX-JPによる影響と考えられます。

また多くの場合、刑法第42条第1項に規定されている「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる。」とは反する事件発覚後の自首行為1が自首として認知されます。この認知プロセスは、検察官や裁判官などの法学を学んだ者にも適用されるため、ヒューム値の変動を観測する試みが行われていますが、現在まで変動は確認されていません。

19██/██/██、1名の人物(40代男性)が『喫茶・白玉軒』を通過した際にSCP-XXX-JPが発生しました。財団エージェントは、当該人物を一般人と認識していたため、この件は研究員の注目を集めました。調査の結果、当該人物は妻の殺害計画を立てていたことが発覚しました。これにより、SCP-XXX-JPはすでに発生している事件だけでなく、発生していない事件に対しても効果を発揮することが判明しました。しかし詳しい調査の結果、該当人物より前に『喫茶・白玉軒』を通過したにもかかわらずSCP-XXX-JPが発生しなかったD-9122(30代女性、1名の殺害を行った)を発見しました。インタビューの結果、D-9122が起こした事件は突発的なものであり、『喫茶・白玉軒』を通過したときは相手に対して殺意を抱いていなかったことが判明しました。現在までこのプロセスによって、事件を起こしていないにもかかわらずSCP-XXX-JPが発生し“自首”を行った人物は███████名存在します。

“自首”後の該当する人物に対して、「自首を行った」という事実のみが発生します。すなわち該当する人物に対しての裁判などのような、通常刑事事件発生後に付随するプロセスが行われません。一例を挙げると、財団が独自に裁判を行おうとしましたが、該当する人物を被告人とした裁判は行われませんでした。また刑務所/拘置所/留置所に拘留された該当する人物に対して出所は行われません。加えて、財団によるDクラス職員の補充に関しても実行できませんでした。これらの現象はSCP-XXX-JPが関与した情報災害であることが示唆されており、現在調査中です。


拝読していただきありがとうございます。

見ていただきたい点
・記事として読みやすいか
・面白いかどうか
・コンセプトである「推理小説でよくある少しおかしな自首」「推理小説でよくある犯人のその後が書かれないこと」「推理小説において犯罪者は犯罪者としてしか書かれない」などが伝わっているかどうか

批評ご指摘お願いします。


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