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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 一般人がSCP-XXX-JPを認知することを防ぐため、SCP-XXX-JPに関連しうる研究はすべて把握され、場合によっては削除されなければなりません。また、SCP-XXX-JP-AやSCP-XXX-JP-A-1の採取を一般人が行った際はBクラス記憶処理を行ったうえで、通常の雪または水とすり替えてください。
説明:
SCP-XXX-JPは標高████m以上に降雪した雪と、その雪解け水に発生する分子間力の異常です。SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JPに曝露した物質(以下、曝露した物質と略称)は通常よりはるかに強い分子間力を持ちます。これにより通常の雪や水に対し沸点および融点が上昇し、約██倍のエネルギーを吸収できます。その際に吸収したエネルギーを熱へと変換するため、多くの場合雪解け水になるか、蒸発し異常性を消失します。
**補遺1: **不定期に地震による衝撃が平均的なエネルギー量から逸脱して増加する現象について、その現象の発生時には、曝露した物質が平均値より減少していることが判明しました。関連性に関しては現在調査中です。
(追記-████/██/██) 曝露した物質が
**補遺2: **気候変動によりSCP-XXX-JP-Aが減少しています。SCP-XXX-JP-AおよびSCP-XXX-JP-A-1は自然現象によってのみ生成されるため、再現は失敗しています。
現在のペースのままSCP-XXX-JP-Aが融解すると2030年までに消失します。
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- portal:7535868 (02 Jul 2021 12:11)
個人的に面白く感じませんでした。
改行は必要ありません。
オブジェクトクラスの最初の文字は大文字にしましょう。
細かい部分の修正を行いたいと思います。
内容は風刺的なもののままにしたいので、このままでもうしばらく他の方の批評も待ってみます。
今回はありがとうございました。
現状ですとNVです。地震を吸収する雪というアイデアは面白く感じましたし、その便利な雪がどんどんなくなっていっている、というオチの付け方も好みです。ただ、文章が分かりにくい箇所があるのがもったいないと感じました。
魅力的な異常性のアイデアとシンプルなオチで、現状でも好きな記事でした。
拙い批評ではありますが、huurinn_kamen様の執筆の一助になりましたら幸いです。
頂いた批評を元に文章を再構成して分かりやすくしたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
現状DVです。理由は以下の二つが大きいです。細かなところは個人的な感覚が入り込んでいるので、よろしくお願いします。
・異常性が少しイメージしづらい
とありますが、通常の雪の10倍、と言われてもあまりピンとこない方が大半かと思われます。”〜を耐える程度の”や”〜に相当する”など、具体的かつ化学的な記述を増やした方がより伝わりやすくなるかと考えます。
・オチまでの繋げ方が急ぎすぎている。
このSCPが地震から守ってくれていた→それが気候変動で無くなり始めている
という展開はいいのですが、現状それらを示す情報が全て一文程度でさらっと書かれています。もちろん、ラストのちょっとした一文で一気にオチに持っていかれるのは読んでいて魅力的な技法ですが、3連続で出されると、想像も働きづらいですし、この記事の場合効果的になっていないように感じます。上にも書いた通り、補遺1,2で具体的な記述などで、もっと読者へ当事者意識や、自分ごととして、感情移入ができるように膨らませていくと良いかと思います。
また、短い記述でオチを狙う場合、短めの補遺を連続で出すよりも、一つの記録内で描き切ってしまった方が読後感がすっきりとするように思います。これは、その方が読んでいるリズムをそのままにスッと入ってきやすいと考えるためです。
気になった点
番号指定は多ければ多いほど読みやすさが損なわれると考えているので、ナンバリングはできる限り少なくした方が良いかと思います。そのため、異常性を持った雪を"SCP-XXX-JP"、そして範囲を"SCP-XXX-JP-A"としてナンバリングを減らすのはいかがでしょうか。
ここはまとめて
"しかしながら、SCP-XXX-JP-Aがなんらかの衝撃を吸収する、もしくはSCP-XXX-JP-B外に持ち出された場合、SCP-XXX-JP-A即座に融解を始め、異常性を喪失することが確認されています。"
などとしてしまって良いかと。
少し違和感がある文章になっています。’人工的に作り出せない理由’と’異常性以外が通常の雪と差異がない’ことが結びついてるとは考えずらいので、分けて書いていいでしょう。
"SCP-XXX-JP-Aはその異常性を除いた全ての性質は通常の雪と同様であり、また、SCP-XXX-JP-Aを人工的に作り出す試みは失敗に終わっています。"
「気になった点」の修正とオチまでの繋げ方をもう少し考えてみたいと思います
ありがとうございました
この改行は統一感の形成も兼ねて不要だと思います。また、単位のmが全角アルファベットになっているので、半角にしましょう。
分子間力が強くなれば融解・蒸発がしにくい直感的イメージがあり、前提を少し呑み込みづらかったです。分子間力が強いということは物体を構成する分子の運動を抑制するということであり、それはすなわち三態変化の阻害に寄与することかと思いますが、「沸点および融点が上昇し」という記述があるにも拘わらず最終的に融解・蒸発するということで困惑しました。その違和感を拭うための接続や説明の補強が必要だと思います。
どのようにしてSCP-XXXX-JP-A-1は喪失するのでしょうか。蒸発、含水鉱物への取り込みなど、その過程が見えてこないためやや詰まりました。また、「なくなる」という用語は報告書に掲載するにはやや稚拙だと思います。
地震の発生頻度が増えるのは良いとして、地震の規模が大きくなるというのがやや直感に反しました。SCP-XXXX-JP-A-1が地震の発生を阻害している、すなわち断層の脆性破壊を抑制しているのであれば、SCP-XXXX-JP-A-1の効果で断層の破壊として発現しない歪みが徐々に大きくなり、より莫大な断層の破壊(=地震)を引き起こすのではないでしょうか。SCP-XXXX-JP-A-1が存在しない場合、回数を増した地震が小刻みに歪みのエネルギーを放出するため、1回あたりの地震の規模は小さくなるのではないかという印象を抱きました。
あまり面白くなかったです。まず大きな要因として、分子間力と融解・蒸発の関係や、地震の回数とその規模の関係について疑義があります。もちろん地球やプレートの関係は複雑系ですので、私が上で述べたような単純な関係ではないと思いますが、本作で記載されている機序が真に発生するか疑問が残りました。私が抱いたような疑問や違和感を潰せるような論理展開や主張が必要だと思います。
加えて、MAKOdot-さんの指摘した課題やその近縁の課題がまだ完全には解消されていないように感じます。衝撃を吸収するSCP-XXXX-JP-A-1の役割から、それが地震活動の抑制に寄与しているという接続が急であるように感じました。もう少し研究の過程やインシデントの発生といった形で、真相に迫るプロセスを小出しにし、読者をゆっくりと丁寧に誘導するのが良いのではないかと思います。
また、MAKOdot-さんが指摘したように枝番がまだ多い印象です。私なら強い分子間力を持つ雪をSCP-XXXX-JPに指定し、雪解け水をSCP-XXXX-JP-Aとするように思います。こうすると枝番は1つで済みますし、「SCP-XXXX-JP-A-1」のようにAや1がくっついた複雑で視覚的負荷を伴うナンバリングを避けられます。枝番は最小限に留めましょう。
まとめると、本作は論理展開において違和感を抱く箇所が多く、また展開が急であり読者が十分に感情を動かされるようになる土台作りが不完全であると感じました。枝番を減らしながら、論理の補強と読者誘導の充実を目指して改稿されると良いのではないかと思います。改稿頑張ってください。
Tutu-sh
ありがとうございます、もう少し結末へのスピードを緩めて、わかりやすくしたいと思います