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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは日本国内の離島にあるサイト-63の低危険度オブジェクト保管庫に、十分に収納できる大きさのファラデーケージ1に入れた状態で収容します。SCP-XXXX-JPの後述する特異性から、サイト-63と周囲半径2km以内への年齢6歳以下の人間の立ち入りは一切禁止されています。収容施設は地理的条件によって特異性の発生を抑制する目的で選定されており、周囲半径2km以内に民間施設が存在せず、また民間人が容易に接近できない立地にある収容施設であればSCP-XXXX-JPを安全に収容することが可能です。SCP-XXXX-JPを実験に使用する場合、担当研究員の許可が必要になります。
説明: SCP-XXXX-JPは内部に異常な構造を持ち、外見上は葛籠つづらに見える用途不明のオブジェクトです。木材で補強を施された竹製の葛籠内部に、梁のように渡された三本の金属製の棒が固定されており、それぞれの金属棒には左右交互に等間隔で、人間の幼児のものと思われる指が不明な方法によって発生しています。X線検査の結果から指の骨と金属棒表面は完全に癒着していることが判明しています。これらの指は絶え間なく第二間接の部分を折り曲げる屈伸運動を行っており、SCP-XXXX-JPはこの運動に一切の動力を必要としません。また指を破壊する以外で停止させる方法は現時点で解っていません。SCP-XXXX-JP内部の指は、明らかに生命反応が喪失しているにも関わらず腐敗の兆候を見せません。しかし一定期間が経過すると、指は自律的に金属棒から脱落することがわかっています。脱落した指は一切の異常性を見せず急速に劣化、乾燥し葛籠の内部に残留します。脱落した指全てのDNA鑑定を行った所、これまでに少なくとも30名以上の異なるDNAが検出されています。
SCP-XXXX-JPは自身の周囲半径およそ1km以内に6歳以下の児童がいる場合、不明な方法で親指から小指までのいずれかの指を切断することが可能です。切断された指は瞬間的に消失し、その後数時間以内にSCP-XXXX-JP内部の金属棒側面の一部が盛り上がり、そこから新たに生えるようにして指が発生します。DNA鑑定の結果、発生した指のDNAは切断された児童のものと完全に一致しました。このプロセスはSCP-XXXX-JPが自身の機能を保つ為の自己修復機能であると考えられています。
SCP-XXXX-JPは、1980年代に[削除済]県と[削除済]県の県境付近にある廃集落周辺で乳幼児から6歳までの幼児が指を切断する奇妙な事故報告が相次いだことで財団の注目を集めました。財団エージェントが事故発生地点の中心部を捜索すると、当該の廃集落跡が発見されました。集落内の放棄された神社の社殿をエージェントが探索した結果、稼働中のSCP-XXXX-JPの発見に至りました。発見当時、稼働している指は35本存在し、葛籠の底面には64本のミイラ化した指が落下していました。これらの指を分析した結果、最も古い指は江戸時代後期から大正時代前期の物であることが解っています。SCP-XXXX-JPによる事故が急激に増加した原因として、事故発生当時、集落付近の山道がハイキング用に整備されたことで行楽客が増加した為と考えられます。調査の結果、公的な記録では集落は1910年前後には既に無人となっていました。財団による関係者捜索によって集落で暮らしたことのある唯一存命中の人物、時村 正春氏(当時97歳)を発見し、SCP-XXXX-JPについてのインタビューが行われました。
補稿: 本インタビューで得られた情報から、SCP-XXXX-JP内部の指の動作パターンを再解析した結果、SCP-XXXX-JP内部で動く指は変則的な二進数による何らかの計算を行っている可能性が提言されました。また毎年8月13日~8月16日の期間に、数回に分けてSCP-XXXX-JP内部から推定周波数40~90GHz2の単発の電波が発生していることが確認されました。SCP-XXXX-JP内部に電波を発信可能な機構が存在しないにも関わらずこのような発信を行える理由は不明です。送信されたデータには未知の暗号化処理が施されており、現在までに解析の試みは成功していません。収容開始から現在までの期間、大半の指が脱落したことでSCP-XXXX-JPは本来の動作が完全に行えていないと状態であると考えられますが、今後機構の修復は予定されていません。
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- portal:7508117 (08 Jul 2021 12:31)
フォーマットに誤りが多いです。以下で大きな部分は指摘していますが、記事のテンプレートを参考にしつつ、既存記事と見比べながら修正をお願いします。特に言葉遣いなどは既存記事を参考にすると、より「財団らしい」文章になると思います。
オブジェクト番号の横のメタタイトルは不要です。
また、「:」のあとは基本的に半角空白を設けます。したがって、次のような形が適切な形式になります。
また、この『「:」のあとは基本的に半角空白を設ける』というルールは他の場所にも適用されます。すなわち、オブジェクトクラス、特別収容プロトコル、説明の「:」についても、そのあとに半角空白を設けてください。
加えて、オブジェクトクラスが「safe」となっていますが、頭文字は大文字にし、「Safe」としてください。
特別収容プロトコルは職員が見て収容を間違いなく実施できるように書かれるべきです。「通常の方法」というのは曖昧な指定で、人によって読み取り方が異なる可能性があります。マニュアル(例えば、低脅威度人型収容プロトコルなど)を指定するか、具体的な手順を書くべきです。担当研究員についても、最近は基本的に名前は書かれません。事故で担当研究員がいなくなっても収容を継続できなければいけないためです。
改行が多すぎます。記事のテンプレートにある通り、SCP報告書では改行は段落わけのときにのみ行います。詳しい説明はSCP記事の文体とはにありますが、要は意味段落(一つのまとまった内容について述べる文の集合)ごとに改行し、改行するときは一行空白を設けます。わかりにくい場合は、他のSCP報告書を読んでいただくと、大体の雰囲気はつかめると思います。
インタビュー記録の形式が間違っています。記事のテンプレートを参考に、形式を整えてください。
なお、インタビュー記録についても先ほどの『「:」のあとは基本的に半角空白を設ける』というルールが適用されます。すなわち、
↑のようではなく、正しくは
このようになります。
ここが赤字になっていますが、基本的には文字の色付けや太字による強調は行いません。
内容としては、奇怪な見た目と謎の残るオチ(ただし「追記」は不要だと思います)であり、やや好みでした。ただ、あくまで私の好みの話なので、残るかどうかは別問題ではあります(やや展開やインパクトが不足しているような気もします)。ここについては別の方から意見をいただいた方がよいかもしれません。
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ここはメタタイトルは書かないほうがいいです。また改行した際には一行空けたほうがいいですし、改行した際文頭に一文字分の空白を入れておく必要はありません。また短い文であれば改行は行わないでいいでしょう。
例
説明: SCP-XXXX-JPは内部に異常な構造を持ち、外見上は葛籠に見える用途不明のオブジェクトです。木材で補強を施された竹製の葛籠内部に、梁のように渡された三本の金属製の棒が固定されており、それぞれの金属棒には左右交互に等間隔で、人間の幼児のものと思われる指が不明な方法によって発生しています。X線検査の結果から指の骨と金属棒表面は完全に癒着していることが判明しています。これらの指は絶え間なく第二間接の部分を折り曲げる屈伸運動を行っており、SCP-XXXX-JPはこの運動に一切の動力を必要としません。また指を破壊する以外で停止させる方法は現時点で解っていません。SCP-XXXX-JP内部の指は、明らかに生命反応が喪失しているにも関わらず腐敗の兆候を見せません。しかし一定期間が経過すると、指は自律的に金属棒から脱落することがわかっています。脱落した指は一切の異常性を見せず急速に劣化、乾燥し葛籠の内部に残留します。脱落した指全てのDNA鑑定を行った所、これまでに少なくとも30名以上の異なるDNAが検出されています。
SCP-XXXX-JPは自身の周囲半径およそ1km以内に6歳以下の児童がいる場合、不明な方法で親指から小指までのいずれかの指を未知の手段により切断することが可能です。切断された指は瞬間的に消失し、その後数時間以内にSCP-XXXX-JP内部の金属棒側面の一部が盛り上がり、そこから生えるようにして発生します。DNA鑑定の結果、発生した指のDNAは切断された児童のものと完全に一致しました。このプロセスはSCP-XXXX-JPが自身の機能を保つ為の自己修復機能であると考えられています。
SCP-XXXX-JPは、1980年代に[削除済]県と[削除済]県の県境付近にある廃集落周辺で乳幼児から6歳までの幼児が指を切断する奇妙な事故報告が相次いだことで財団の注目を集めました。財団エージェントが事故地点のほぼ中心を捜索すると、当該の廃集落が発見され、放棄された神社の社殿内部をエージェントが探索した結果、SCP-XXXX-JPの発見に至りました。発見当時、稼働している指は35本存在し、葛籠の底面には64本のミイラ化した指が落下していました。この指を分析した結果、最も古い指は江戸時代後期から大正時代前期の物であることが解っています。SCP-XXXX-JPによる事故が急激に増加した原因として、事故発生当時、集落付近の山道がハイキング用に整備されたことで行楽客が増加した為と考えられています。公的な記録では集落は1910年前後には既に無人となっており、財団による関係者捜索の結果、集落で暮らしたことのある唯一存命中の人物、時村氏(当時97歳)を発見し、SCP-XXXX-JPについてのインタビューに成功しました。
インタビュー記録についてですが、おおよそ一般的なインタビュー記録に使われる構文が存在します。
例
詳しくはwikidotシンタックスの引用 (http://scp-jp.wikidot.com/wiki-syntax:block-quotes)、記事標準テンプレートガイドのインタビュー記録のテンプレート (http://scp-jp.wikidot.com/standard-template)を確認してください。
そして内容に関してですが、オチが効果的ではないと思いました。発見記録やインタビューでは土着的な信仰や昔から伝わる存在といった雰囲気を感じますが、オチが変則的な二進数で計算をしているというのはそれまでの雰囲気を悪い意味で裏切っていると思います。
あまり数学の歴史に詳しくはないんですがインターネットによると二進法というのはドイツのライプニッツが数学的に確立したようです。じゃあなんでその二進法を昔から存在した怪異がやっているのかというのを疑問に思いました。二進数というのはコンピュータにも使われるものなのでそれまであった古風な雰囲気を壊しているのではないかと思います。
改善点を挙げるのなら、もっと二進数での計算に焦点を当てて欲しいと思います。二進数でなにを計算しているのか、計算を完了したらどうなるのか、そういったところをもっと掘り下げて欲しいと思いました。
拝読しました。
フォーマット面については既に他の方が指摘されているので割愛します。
「葛籠」はなかなかの難読漢字だと思うので、最初にルビを入れておくのが親切でしょう。
内容については、最低限の面白さはあると思いますが、個人的にはもう一歩、計算の内容が部分的にわかる程度までストーリーを進めた方がより面白くなると思います。確かに謎を残すのは大事ですが、「誰かしらがどこかで何かをした」のような解決が遠すぎる謎は、謎としてのインパクトを薄めてしまいます。この記事の謎はもう少し具体的ですが、「何を計算しているのか?」はいくらでも改造の価値があるので、そこを著者側で予想外の内容に決めてあげると、記事としてのインパクトがかなり増す可能性を秘めています。その時に「何のために計算しているのか?」という謎は残すように追記できるとなお良いでしょう。