mi6584-5--ea9f

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCP-XXXX-JPは、SCP-XXXX-JP-1のこれ以上の出現を防ぐため、表面を強化合金板で打ちつけた状態で二重の収容室に保管されます。

異空間への開口部を強化合金板で打ちつけた上で、二重にロックされた収容室に保管されます。

説明:

SCP-XXXX-JPは、2021年5月30日時点において、茨城県常総市水海道の月極駐車場内に設置されていたさ交通案内標識です。標識は、材質、意匠において一般道路に設置されている十字路標識と同一であり、特筆する点として、直進方向に「たま」、左折方向に「みけ」、右折方向に「とら」、斜め右直進方向に　と表記されています。

SCP-XXXX-JPの表面には直径30cmほどの穴が開いており、未知の異空間へと繋がっています。発見時の報告より、この穴からは、大まかにはイエネコに類似した外見の実体が平均して3体/秒の頻度で出現することが確認されています。出現するSCP-XXXX-JP-1実体の数の上限は不明です。

SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JP開口部からの出現後、無差別に周囲のヒト(以下SCP-XXXX-JP-2)を襲い、噛み付く習性を有しています。この時、SCP-XXXX-JP-1によって齎された傷口から、即座に複数のSCP-XXXX-JP-1実体が出現し始めます。SCP-XXXX-JP-1は出現の際、SCP-XXXX-JP-2の質量を置換しており、SCP-XXXX-JP-2の質量は最終的に完全にSCP-XXXX-JP-1実体群に置換され、SCP-XXXX-JP-2は消失します。

実験ログ
D-XXXX

回収記録
SCP-XXXX-JPは、2021年5月30日、水海道において未知の生物が多数発生し情報を察知した財団が
事態の収集に動いた際に発見されました。発見時において、現場には既に大量のSCP-XXXX-JP-1実体が氾濫しており、XKクラス世界終焉シナリオの発生が危惧されたため、
SCP-XXXX-JPの迅速な封じ込めののち、
現場における戦略核兵器の使用が許可されました。

現場には戦略的中性子爆弾が投下され、を中心とした半径kmの範囲の生体は完全に破壊されました。

現場における戦略核兵器の使用が許可されました。

SCP-XXXX-JP-1が物理的に破壊可能であったことから、SCP-XXXX-JP-1の耐久性は標準的なイエネコと同等であると判断されています。

その後、核兵器投下の事実の隠蔽のため周囲には記憶処理材が散布され、被害半径を封鎖したのち、ブライト/ザーションヒト科複製機を用いた現状復帰が進行中です。

本事案の際、この事態を引き起こしたとみられる人物1名が財団エージェントによって保護されました。

SCP-XXXX-JP-1が物理的に破壊可能であったことから、SCP-XXXX-JP-1の耐久性は標準的なイエネコと同等であると判断され、現場にはSCP-XXXX-JP-1の殲滅のために中性子爆弾が1発投下されたのち、残存したSCP-XXXX-JP-1は掃討されました。
その際、SCP-XXXX-JPの回収と、この事態を引き起こしたとみられる人物1名の保護が為されました。
その後、核兵器投下の事実の隠蔽のため周囲には記憶処理材が散布され、被害半径を封鎖したのち、ブライト/ザーションヒト科複製機を用いた現状復帰が進行中です。

記録映像

本事象の原因とみられるインターネット配信者を名乗る人物(以下、)　によって、本事象が発生するまでの一部始終が記録されていました。以下は映像記録の文字転写です。

**:こんにちはー！今日はですね、この辺りに、ヤバい標識があるらしいって聞いて、ここにやってきたんだー。その標識はですね、なんと、異空間に繋がっているらしいんですよ！

（たわいのない雑談）

**:えーと、ここをこっちに、それでこっちに… ワオ！ほんとにあった！みんな、これが例の標識ですよ。青地に矢印、普通の交差点とかにあるやつだね。でも、行き先には、たま、ぶち、さち、とら。やっぱり、普通の標識ではないみたいだね。

**:ボクね、図書館で調べ物をしてた時に、たまたまこの標識のことを知ったんだ。

(本を見せる。表紙には、「生涯人間発達論 第3版」と書かれている。)　←これは最後のオチ

**:この本にね、異空間への扉の開き方が書いてあったんだ。なんでこんな本に書かれてたのかはわからないけどさ。まあ、試してみれば、本物か、誰かのイタズラか、分かるってもんだよね。それじゃあ、早速始めてみようか！キミは、さちの方をよろしくね。えーと、どれどれ。

**:ねこちゃんねこちゃんでておいで でないとめだまをひっかくぞ

(10秒間の沈黙)

**:うーん、何も起きないか？ってまあ、そりゃそうだよね、何か起きても怖いもんね。ってうわぁ！なんか飛び出してきた。見て！標識にスリットが開いて… 目玉がたくさん見え… まって、やばいやばい、たくさん飛び出してくるよ！えーと、こういう時は…… あれ？ここに確かに書いてあったはずなんだけど。

本記録から30

インタビュー

今回はマジでヤバいやつかもしれないなーって思ったから、配信しないでおいたんだよー。

補遺

+

対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]

インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]

付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]

<録音開始, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

インタビュアー: [会話]

誰かさん: [会話]

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象:

実施方法:

結果:

分析:

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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