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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

その神出鬼没な性質から、実体の収容は極めて困難であると考えられています。現在、有効な収容プロトコルが検討されています。

SCP-XXXX-JPの影響を受けた人間(以降、単に"対象"と呼称)には実体との遭遇についての聴取を行ったのち、一週間の経過観察を行い、特に異常性が認められない限り記憶処理を施した上で、対象とその周囲に対してカバーストーリー「記憶喪失」を適用し解放してください。対象が消滅した場合、関係者には記憶処理を施した上でカバーストーリー「自殺」を適用し、遺族に対してはダミーの遺体を提供してください。
異常性の調査のため、国内の可能な限り全ての精神病院の一人個室に記録機器を設置し、実体の出現をチェックします。

遭遇事案の発生をチェックしてください。

実体の出現をチェックします。
その異常性の調査のため、東京都内の██精神病院に記録機器を設置し、実体の出現をチェックします。

説明:

SCP-XXXXは、強いストレスを感じているヒトが、暗所かつ密閉された個室に一人で滞在している時に現れる場合があるとみられている人型実体です。実体は対象と全く同一の容姿をしていて、無表情かつ、言葉を発しません。

実体は、多くの場合において対象が眠っているか、それに準ずる状態の時に現れ、対象がその存在に気づくと同時に、なんらかの手段を持って対象を殺害しようと試みます。

実体は、何らかの手段を用いて、対象に致命傷を負わせますが、多くの場合において対象は数分後に息を吹き返します。蘇生した対象は、様々な程度においてそれまでの記憶を失っていて、一様にそれまで抱えていた精神的苦痛から解放されたことや、或はそのような苦痛に悩まされていたこと自体が思い出せないことを報告します。一方で、対象が蘇生せずにそのまま消滅したという事例も報告されています。

撮影機器を用いることで実体を撮影することが可能です。実体は、対象から見て室内の見えない位置から姿を現しますが、外に繋がる出入り口を使用した形跡ははなく、どこから現れているのかは分かっていません。実体は対象が眠っている場合、目を覚ますまで傍に直立した姿勢を保ち、対象が目を覚ますと同時に腹部へ致命傷を負わせます。対象が目を覚ましている場合、対象からみて死角となる位置から突然にその姿を表します。
大抵の場合対象は実体に対して強い恐怖心を抱き、逃げ出そうとするか、抵抗を試みるものの、抵抗の試みが成功した例はこれまでのところ報告されていません。

SCP-XXXXは、東京都内の██精神病院において記憶喪失の症状が頻発していることに疑問を持った財団が、当該病院の全ての病室を監視カメラによって観察することによってその存在が発見されました。のちに、本事象は当該の病院だけでなく、日本国内において場所を問わず発生していることが財団の調査によって確認されました。このことから、本事象は日本国内にのみ存在する何らかの異常な影響によるものか、日本人にのみ影響する何らかのミーム的影響である可能性が検討されています。

事案-34

撮影された映像

34才 男性

2018/03/14 AM3:10 対象が入眠。ベッドの上で眠っている。

2018/03/14 AM3:44 対象はベッドの上で眠っている。

2018/03/14 AM4:13 実体がベッドの横に出現する。実体は右手に一般的な家庭用包丁を所持している。

2018/03/14 AM4:30 実体は直立姿勢を保ち、対象を見下ろしている。

2018/03/14 AM4:43 対象が目を覚ます。対象はその場から動かずに、発汗、過呼吸の症状を呈している。対象は実体の存在に気が付き、怯えた表情を見せる。続いて、実体が対象の腹部を包丁で刺突する。対象は悶え苦しむが、腹部の包丁を取り除くことはできない。

2018/03/14 AM4:45 対象は動かなくなる。同時に、実体は消滅する。

2018/03/14 AM4:55 飛散した血液などが消失。続いて対象が蘇生。対象は混乱した様子を見せるが、そのまま眠りに落ちる。

インタビュー記録

補遺
対象は、職場における一時的なストレスによって軽度うつの症状を訴え、自宅にて静養中であったことが確認されました。対象は本現象への遭遇後、転職を成功させ現在は問題なく生活を送っています。

実体は、ベッドの横に

事案-34

撮影された映像

24才 女性

2019/05/03 PM23:40 対象はシャワールームへと向かう。

2018/03/14 AM3:44 玄関から

事案-51

対象

14歳 男児

インタビュー記録
対象が消滅したため記録なし。

補遺
事後調査の結果、対象は日常的に心理的な苦痛を訴えていたことが確認されました。特に、中学受験に失敗しそのまま引きこもるようになってからは、日常的に自傷行為と自殺未遂を繰り返すようになり、両親の意向で本事象の[編集済]ヶ月前から■■精神病院に入院していました。

補遺 - 日記
以下の日記は、本現象の3日前に記された日記です。
お父さん、お母さん、ごめんなさい。期待に応えらえれなくてごめんなさい。いままでありがとうございました。みんなはしあわせになってね。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

ーーーーーーーーーーーー

以下、実体との遭遇事案を単に事案と表記します。

SCP-XXXXは、ヒトが強いストレス下に置かれている場合、対象が滞在する空間に出現することがある人型実体です。実体は、対象と全く同じ容姿をしていて、無表情で、言葉を発しません。

SCP-XXXXは、東京都内の██精神病院において記憶喪失の症状が頻発していることに疑問を持った財団により、全ての病室を隠しカメラによって監視することによってその存在が確認されました。のちに、本現象は██精神病院内だけでなく、日本国内において、場所を問わずに発生していることが財団の調査によって発覚しました。本現象に遭遇する対象が日本国内に在住する日本人に集中していることから、日本語を媒介とするミーム感染が引き金となって発生している可能性が指摘されています。

実体は対象が眠っている場合、目を覚ますまで対象の傍で直立した姿勢を保ち、対象が目を覚ますと同時に腹部へ致命傷を負わせます。
対象が目を覚ましている場合、対象からみて死角となる位置から突然にその姿を現し、その後、同様に致命傷を負わせます。
大抵の場合対象は実体に対して強い恐怖心を抱き、逃げ出そうとするか抵抗を試みるものの、抵抗の試みが成功した例はこれまでのところ報告されていません。

傷を負った対象は、その致命的な損傷にも関わらず、数分後に息を吹き返します。腹部の傷は完全に癒えており、対象はそれまでの全ての記憶を失っています。
これまでのところ実体が出現する条件として、対象の置かれた空間が暗いこと、密室であること、対象が一人でいることが推定されています。

撮影された映像

AM3:10 対象が入眠。ベッドの上で眠っている。

AM3:44 対象はベッドの上で眠っている。

AM4:13 実体がベッドの横に出現する。

AM4:30 実体は直立姿勢を保ち、対象を見下ろしている。

AM4:43 対象が目を覚ます。発汗。過呼吸。対象は実体の存在に気が付き、怯えた表情を見せる。続いて、間髪挟まずに、実体が対象の腹部を包丁で刺突する。

AM4:45 対象が動かなくなる。同時に、実体は消滅する。

AM4:55 飛散した血液などが消失。続いて対象が蘇生。対象は

私を悩ませているのは、当SCiPの影響に曝露された者が例外なくそれまでより幸福な振る舞いを示していることだ。我々がこの現象を収束させようとすることは、果たして正しい行いなのだろうか。我々がそうすることによって失われる幸福があり、或いは、失われる命さえもあり得るのではないのだろうか。私は、むしろこの現象が人間という種に予めプログラムされた防衛機構である可能性すら考えてしまう。だとすれば、この現象を我々が力によって抑え込んでしまうことの方がこの世界にとっては、不自然なのではないのだろうか?

人間には、これまでの人生をリセットして、全てをやり直したくなることだってあるだろう。私にも、そんなことは何度だってあった。まるで、自らの歩んできた道の先が大きく越えられない壁に阻まれているかのように感じ、しかしもはや元きた道を戻ることさえ能わない時。そんな時に、全てを忘れてやり直せたらどんなに良いことだろうか、と思ってしまう。

↑書くならtaleだな

対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]

インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]

付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]

<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

インタビュアー: [会話]

誰かさん: [会話]

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象:

実施方法:

結果:

分析:

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

お父さん、お母さん、ごめんなさい。ごめんなさい。期待に応えらえれなくてごめんなさい。僕が生きている価値が見出せないので、死にます。僕なんかが存在していても、みんなに迷惑をかけるだけだから。いままでありがとうございました。みんなはしあわせになってね。


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