熱気球
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上

説明: SCP-XXXX-JPは大型熱気球のような見た目をしていると推測されるオブジェクトです。
SCPは非実体であり、下記の異常性を利用する以外での観測方法は今のところ判明していません。

SCPは月に2〜3回、日本各地のランダムな場所に出現し一時的に目視可能な状態になります(以下この状態を活性化イベントと記載)。活性化したSCPを1.8秒以上視認し続けた人物はその場から消失し、計20名が消失するとSCPは再び目視不可能な状態に戻ります。

イベント中に消失した人間はイベント終了から平均2時間後に、イベント発生地付近の建物内に再出現します。(以下再出現した人間をSCP-Aと記載)
再出現直後のSCP-AはSCPを目視する直前までの記憶を失っており、また再出現場所も財団サイト内、財団フロント企業内、または財団機動部隊が監視を行なっている建物内の安全なスペース内に限定されています。

補遺1: 発見
2013/ーー/ーー、福岡県ーー市付近で一般人の集団消失イベントが発生した事を財団が認知し、その後立て続けに同様の異常が発生した事でこの異常現象はSCP指定されました。

補遺2: 観測上7度目の活性化イベント後、サイト81ーーに移動中のーー研究員がSCPを目視した後の記憶を保持しながらサイト81ーーに再出現しました。
目視後の記憶を保持した上で再出現した例はこの一件のみであり、ーー研究員の証言でSCPが大型の熱気球のような姿をしている事が判明しました。
以下、再出現直後のーー研究員へのインタビュー記録です。

博士→ えー、これからインタビュー記録を開始する。(数秒沈黙)早速だが、SCPの影響で消失してから君が何を体験したのかを話していってくれ。
研究員→えー、はい。まず前提として恐らく3秒ほどSCPの外見を見ていたのですが、赤い気球のような見た目をしていました。
(数秒沈黙)
博士→あ、続けて。
研究員→(小さく頷く)それから…SCPの影響で消失し始めてからの感覚なのですが…何とも形容し難い感覚でした、まるでこう…魂が身体と分離するような。
博士→もう少し具体的な説明はできないもんかね
研究員→(下を向き、沈黙する)
博士→まぁ、すぐに思い付かないのなら次だ。
研究員→私は大勢の人達と

機動部隊ーー(仲介人)は20名×2チームの合計40名で構成され、SCPの活性化イベント予測に合わせ該当エリアに移動しいち早く活性状態のSCPを目視する事でSCPの非活性条件を満たす事で民間人への異常性の暴露を防ぎます。

また、機動部隊ーーは必要に応じて事前に収容が不安定なSCiPの情報を伝達されます。機動部隊は消失後別次元の財団とコンタクトを取り、SCiPの有効な収容手順を受け取るほか、こちら側の財団と協力関係を申し出る旨の説得を行ってください。

補遺3
サイト8181管理官ーーーよりー月からー月までの期間に確認または収容された異常存在の関係者の中にSCPA指定を受けている人間が複数名確認された事が指摘された事でSCPAの再調査が行われました。
以下、SCP活性化事例1〜5でSCPAに指定された人物計100名と異常存在の関係性を大まかに分類した結果です。

異常存在との接触が確認されなかった人物: 計52名
調査前に異常存在との接触が財団に認知されていた人物: 8名
今回の調査の結果、新しく異常存在との接触が確認された人物: 11名
行方不明者: 27名
異常存在との接触の末死亡した事が財団に認知されている人物: 2名

一刻も早くSCPAの収容プロトコルを改定する事を提案します。ーー調査員

この調査の結果を受けてSCPのKeterクラスへの再分類、及びSCPAの収容体制の変更がなされました。

補遺4: SCPA終了記録

〔データ削除済み〕

補遺5: SCPA収容区画

20ーー/ーー/ーー

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