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アイテム番号: SCP-1764-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 儀式手順-█████の全行程は秘匿され、SCP-1764-JP内部の担当職員間でのみ共有されます。
説明: SCP-1764-JPは儀式手順-█████を介してのみ人間が侵入可能となる異常領域です。儀式手順-█████を構成する要素には一部矛盾した内容が含まれますが、一部異常特性を有する人物を除く大半の人間が6〜8割の要素を常に満たしており、理論上全ての人類がSCP-1764-JPへと到達可能です。
SCP-1764-JP内部にはレンガ造りの部屋に木製の床、装飾が施された閉鎖的な空間が存在し、内部の環境は「肌寒く多湿である」といった旨の報告がなされています。しかしながら儀式手順-█████の特性上、検査器具を用いた正確な測定は不可能です。
SCP-1764-JP内部空間はその大部分が等間隔に陳列された高さ5.94cm幅17.82cm奥行き5.02cmのワイン棚によって形成されるワイン保管場所として機能しています。ワイン棚には各85683本のボトル貯蔵スペースが設けられており、その全てがワインボトル(以下SCP-1764-JP-Aと表記)によって埋め尽くされています。
SCP-1764-JP-Aには例外なく空白のラベルが貼られています。しかしながら時折言語に十分な理解を有している人物が視認した際にのみ当言語圏で使用されている人名、及び年数が書かれている事が確認される物も散見されます。これらの人名及び年数は実在した故人と名前、死亡時の年齢と共に一致しており、SCP-1764-JP空間内全てのSCP-1764-JP-A一本が故人一人に対応しているといった見解が有力です。これらのSCP-1764-JP-Aは一つの棚に付近地域での誕生順に並べられた形で発見されますが、棚ごとの配置順列に規則性は見られません。
全てのワイン棚が統一間隔で設置されていると仮定した場合、初期測定時を元にしたSCP-1764-JP-Aの総本数は█████████████本と推測されますが、SCP-1764-JP内部空間は初期測定時からの拡張が報告されており、それに応じてワイン棚及びSCP-1764-JP-Aの総本数も増加傾向にあると考えられています。
SCP-1764-JP-A内部は液体が入っており、ラベルを取り外しコルクを抜く事で開封が可能です。液体の味はラベルを剥がした対象の有するワインの知識内で原料となったブドウの種類が変化しますが、色調は一貫して「赤味がかった色」と表現されます。また液体の味からはラベルに書かれた人物の誕生場所で育てられたブドウを元に作られていると推測される点、年数によって熟成期間が変化し、その年数はおおよそイコールの関係にある点が判明しています。SCP-1764-JP-Aはたとえ開封済みの場合であっても、元に置かれていたスペースに戻す事でラベル、コルクが再出現し、SCP-1764-JP内部であれば半永久的な保存が可能です。
近年、SCP-1764-JP内部でSCP-1764-JP-Aが数本紛失したワイン棚が複数確認されています。これらのワイン棚には20世紀以降のフランス、イタリアをはじめとしたワイン用ブドウの栽培に適した土地で誕生した人物の名前がラベルに書かれた物が保管されており、これらは世間一般的に商品価値の高いワインとして認知されています。
本報告書執筆現在、紛失したSCP-1764-JP-Aを追跡する試みは成功していません。
事案記録-1764-JP-19██/██/██:
SCP-XXX-JP内部にて不明な人型実体の出現が確認され、その場に居合わせた職員数名の手によって確保、程なくして無力化されました。人型実体の全身は原始的な材料を元に作られたパンへと置換されており、その表面は極度に乾燥していました。
また人型実体の首元には金属製のロザリオがかけられており、出現から無力化までの間、常に両手で十字架部分を握り続けていました。十字架部分の裏側に刻まれていた名前から、ダニエル・ジャクソン(Daniel Jackson)氏の所有物である事が特定されました。特筆すべき点として、ダニエル氏は事案発生の同日に落雷の直撃によって死亡していますが、この死亡過程に異常な点は確認されていません。
人型実体の出現から4日後、新たに発見されたワイン棚にてダニエル氏の名前が書かれたSCP-1764-JP-Aが発見され調査が行われましたが、SCP-1764-JP-Aの特性から逸脱した特異性は確認されませんでした。
事案記録-1764-JP-20██/██/██:
SCP-1764-JP内部にて計8体の人型実体の出現が確認され、その場に居合わせた職員数名の手によって確保、程なくして無力化されました。人型実体は全身がミイラ化しており、無力化の直接的な要因は身体構造の自然崩壊によるものと推測されます。
人型実体の出現から数時間後、これまで確認されていなかったワイン棚が新たに発見されました。特筆すべき点として、この時発見されたワイン棚からはSCP-1764-JP-Aが36本しか確認されず、全てのコルクが完全に腐りきっており、内部には一切の液体が含まれていない点が挙げられます。
ラベル解読の試みはSCP-1764-JP内部の担当職員全員が"不可能"と判断したため断念されました。
批評していただきたい点
①雰囲気記事として受け入れられるかどうか
②最後まで報告書らしい文体を保てているかどうか
③説明不足な点はないか
④その他誤字脱字等
この4点を中心に見てもらいたいです。批評よろしくお願いします。
付与予定タグ: scp euclid jp 異次元 液体 儀式 構造
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- portal:7470579 (20 May 2021 10:02)
拝読致しました。
リビジョン2時点の批評です。
の担当職員間でのみ共有 かと
おり、の部分を「満たしています。」で一回区切って良いと思います。あと「また」はこの場合いらないかと。
日本では主に"."が使われてますし統一した方がよろしいかと。それと薄っぺらい訳ではなさそうですし奥行きが欲しいです。
これらの人名及び年数は実在した故人と名前、死亡時の年齢と共に一致しており などとするのはどうでしょう。
恐らくUVです。私は雰囲気記事というのはよく分かりませんので言及は避けます。報告書としての体裁は保てていると思います。特に説明不足とは感じませんでした。
記事作成頑張ってください。
批評ありがとうございます。
早速全体的に指摘された点を修正しました。
特に四つ目の表現は自分でもかなり回りくどいなと思っていましてどう改変するべきか悩んでいたので、しっくりくる表現を頂けて非常にありがたいです。
拝読致しました。
修正点
ここがもう少し説明あるといいです。(でっかい図書館的なのを想像してました)
儀式手順と異常手順は同じものですかね?
5.94 × 17.82 × 5.02cmで良さそうです。
赤味がかっている です。
"近年" 不要です。 "され始めています" されています。の方が自然です。
報告"書"です。(そもそもいらないかもです。)
あまり雰囲気記事を存じ上げていないので詳しいことは言えなかったのですが…
執筆応援しております。