SCP 人狼村
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-Aはすべてサイト-8122の要隔離無生物アノマリー保管倉庫にて収容されます。新たなSCP-XXXX-JP-Aが発見された場合も同様にしてください。また、定期的にDクラス職員を対象に探査に向かわせ、発見に至っていないSCP-XXXX-JP-Aの情報収集に努めてください。現在SCP-XXXX-JP-Aが条件を満たしても活性化しない状態が続いており、SCP-XXXX-JPの探査が実質的に不可能となっています。今後同様の状態が続いた場合、オブジェクトクラスをeuclidからnutralizedへ変更することが検討されます。

説明: SCP-XXXX-JPは村を模した異空間です。村の周囲は深い森で構成されています。中央には電源不明のスピーカーを伴う電柱、井戸、鐘のある広場があり、その周囲に民家とみられる木造建築が10軒、牢獄のような石造りの建造物が1軒確認されています。民家はそれぞれ1〜10の数字が書かれた看板が取り付けられています。内部は全て同じ作りになっており、内部には非異常性のベッド、不明な手段で電源を得ている壁付モニターとそれに接続されているキーボード及びマウスからなる電子機器、高さ50cm×横幅50cm×奥行き50cm程度の木箱があります。木箱の中身は場合により様々です。詳細は後述の「"イベント:人狼ゲーム"における『役職』一覧」を参照してください。また、SCP-XXXX-JPは時間の流れ、昼夜の関係が"イベント:人狼ゲーム"に左右される性質を持っています.

SCP-XXXX-JP-Aは、異空間ポータルとして機能する起源不明の呪術的エネルギーを含むヒトの乳歯です。遺伝子検査の結果、すべてのSCP-XXXX-JP-Aの起源は現在行方不明となっている██ █氏とみられています。現在9個のSCP-XXXX-JP-Aが発見されており、発見順に識別番号がつけられています。発見地は██県█市内がほとんどですがSCP-XXXX-JP-A-8のみ同県██市から発見されました。SCP-XXXX-JP-Aはすべて満月の夜間に活性化し、半径5m以内に入った人間の中から「人狼ゲーム1のルールを概ね理解している人物」を不明な基準で8人選出し、SCP-XXXX-JPの各民家内に転送します(以下、転送された人物を対象と表記)。

SCP-XXXX-JP-BはSCP-XXXX-JP内に存在する人型実体です。通常時は外見上一般的な人間と同様の体格と知性を有しますが、SCP-XXXX-JP内の夜間は体毛の異常発達及び身体の変形が起こり、身長が約2mある人間とイヌ科の肉食動物の中間のような外見的特徴になることが確認されています。"イベント:人狼ゲーム"の際には必ず「役職」が「人狼」となります。また、イベントにて対象8名と接触する際には、自らもSCP-XXXX-JP-Aに転送された対象であるかのように振舞います。なお、第3回Dクラス職員派遣調査の後、SCP-XXXX-JP-Bは5体存在することが判明しています。詳細はインタビューログを確認して下さい。

"イベント:人狼ゲーム"はSCP-XXXX-JP-Aにより人間がSCP-XXXX-JPに転送されたときに発生するイベントです。イベントの大まかな流れは以下の通りです。

(1) 8人の対象と2体のSCP-XXXX-JP-Bの計10人(以降、参加者と表記)がそれぞれ別のSCP-XXXX-JPの民家内にいる状態でイベントが開始される。SCP-XXXX-JPは朝であり、各参加者は目覚める。
(2)参加者はモニターの表示を見て、イベントにおける自分の「役職」2とその効果を確認する。
(3)参加者は外に出て、日没まで他の参加者とその日「投獄」となる参加者を一人選ぶための話し合いを行う。
(4)日没後、参加者はイベント発生時にいた民家内に戻り、各民家内の電子機器を用いての投票が行われる。ここで票数最多となった参加者は「投獄」となり、SCP-XXXX-JP内の牢獄のような石造りの建造物の中に入る。他の参加者は、
(5)参加者のうち、対象は1人ずつ自分の「役職」に基づいて「夜間行動」を行う。「夜間行動」のない役職の場合はすみやかに就寝する。
(6)参加者のうち、SCP-XXXX-JP-Bは対象を1人選んで「襲撃」する。「襲撃」を受けた対象は基本的に死亡する。
(7)朝になり、参加者は起床する。死亡した参加者および「投獄」となっている参加者を除いた参加者で(3)同様の話し合いを行う。
(8) (4)に戻る。以降、イベントが終了するまで繰り返し。
「役職」が「人狼」である参加者が全員「投獄」となった時点で「村人の勝利」でイベントは終了する。
生存していて「投獄」となっていない参加者の内、「役職」が「人狼」である参加者の数とそうでない参加者が同数になった時点で「人狼の勝利」でイベントは終了する。

「村人の勝利」でイベントが終了した場合、生存していて「投獄」となっていない対象は基底現実においてSCP-XXXX-JP-Aに転送される前にいた地点に戻ります。「投獄」された対象は、イベント終了後にSCP-XXXX-JP-Bにより捕食され、死亡します。「人狼の勝利」でイベントが終了した場合、対象は全員SCP-XXXX-JP-Bに捕食され死亡します。

    • _
    役職名 夜間行動 その他の効果 備考
    人狼 対象を襲撃する。 なし SCP-XXXX-JP-Bのみこの役職になる。必ず参加者の中に2人いる。
    無職 なし なし なし
    テロリスト なし 昼の話し合いの際に一度だけ行動を起こせる。参加者3人を殺害し、自身は「投獄」となる。 民家内の木箱の内容物は銃と弾丸3発分。
    受験生 役職名を検索し、その役職の参加者の人数を知る。 教員が誰かをイベント発生時に知る。教員がいなくなった場合、無職になる。 cell-content
    就活生 役職名を3つ検索し、詳細を知る。 cell-content cell-content
    学生 なし 教員が誰かをイベント発生時に知る。教員がいなくなった場合、無職になる。 cell-content
    ボディガード 他参加者を護衛する。護衛された参加者は人狼による襲撃及び暗殺者による暗殺から守られる。 なし
    不良 なし 襲撃された際、50%の確率で生存することができる。 民家内の木箱の内容物は金属バット1本とメリケンサック1組。
    会社員 なし 社長及び中間管理職が誰かをイベント発生時に知る。社長もしくは中間管理職がいなくなると無職になる。 cell-content
    社畜 なし 社長及び中間管理職が誰かをイベント発生時に知る。イベント発生から三度目の夜に社長もしくは中間管理職がいる場合、心停止により死亡する。社長もしくは中間管理職がいなくなると無職になる。 cell-content
    中間管理職 なし 会社員と社畜の合計人数をイベント発生時に知る。 cell-content
    社長 なし 中間管理職及び会社員及び社畜の合計人数をイベント発生時に知る。昼間に1回だけ他の参加者を1名選び、無職にすることができる。 cell-content
    占い師 参加者を1名選び、その人が人狼か人狼でないかを知る。 なし 木箱の内容物は水晶玉と参加者全員の顔写真。
    霊媒師 死亡した参加者から一人選び、その役職と同じ夜間行動を取ることができる。 なし 木箱の内容物は霊符と参加者全員の顔写真。
    看守 「投獄」となった参加者と会話する。 cell-content cell-content
    脱獄常習犯 cell-content 「投獄」となったとき、自由に脱獄できる。参加者に看守がいる場合は脱獄できない。 cell-content
    教員 未成年の参加者全員に課題を課す。課題を課せられた参加者はそれぞれ1回、役職を検索して詳細を知る。その内容は教員にも伝わる。 cell-content cell-content
    引き籠り 参加者を一人選び、訪ねる。約3分間、情報交換を行う。訪ねた先の参加者が人狼であった場合、死亡する。 イベント発生時にランダムで他の参加者1名の役職を知る。また、昼の話し合いに参加できない。 cell-content
    機械技師 なし 自由なタイミングで、合鍵、センサー、スタンガンの3種類のアイテムを1回ずつ使用できる。他者への譲渡も可能。 cell-content
    作曲家 他参加者の夜間行動を阻止する。 なし cell-content
    泥棒 イベント発生時、他の参加者を1名選び、その役職と同じ役職になる。その上で、選ばれた参加者は無職になる。 cell-content cell-content
    噂好き 他の参加者を一人指名し、その夜の行動を知る。 cell-content cell-content
    オカルトマニア cell-content cell-content cell-content
     暗殺者   参加者を一人射殺する。その直後、20%の確率で「投獄」となる。      木箱の内容物はサイレンサー付きハンドガンと銃弾1発となっている。 
    cell-content cell-content cell-content cell-content
    cell-content cell-content cell-content cell-content

以下はSCP-XXXX-JPの探査記録です。Dクラス職員以外の参加者はそれぞれ対応する民家の番号により参加者1、参加者2などと表記します。

    • _

    Dクラスにビデオカメラを持たせてSCP-XXXX-JPに侵入させ、映像通信を試みた際に得られたアイテムです。リアルタイムでの通信は行えなかったものの、Dクラスが映像記録を持って生還しました。以下はその内容です。

    D-9652: ハカセー、着いたぞ。応答求む。

    [約5秒の沈黙。]

    D-9652: ハカセ?

    [約10秒の沈黙。]

    D-9652: そっち側の音声はここには届かないみたいだ。とするとこっち側の音声も届いてんのかわからんけど、一応喋っとくぞ。俺は脱獄者らしい。

    [モニターが映る。モニターには以下の文章が表示されている。]

    あなたの役職は脱獄犯です。
    投獄されたあと、好きな時に脱獄できます。
    あなたの番号は②番です。
    準備が整うまでお待ち下さい…

    D-9652: うーん、村人陣営でこの能力だろ。見たことない役職だけどなかなか強いんじゃないか?…しかし、待っている間暇だな。

    [外から鐘の音が聞こえ、それと同時にモニターの表示が変わる。]

    準備完了!
    人狼が村に2匹います。見破って投獄しましょう。
    朝です。外に出て、広場に向かいましょう。

    D-9652: こういうことらしい。

    [Dが民家の外に出る。広場には人だかりが見える。]

    参加者3: あっ。

    参加者8: 2番の方ですか?

    D-9652: うん、はい。

    参加者3: 一応全員揃った感じ…ですね。一応聞くけどここがどこだかわかりますか?

    D-9652: いや、さっぱり。

    参加者3: ですよね。僕含め誰もわからないっぽくて。突然人狼ゲームとか言われたから訳が分からなくて。

    D-9652: じゃ、あんたはなんでそんな余裕そうなんですか。人狼?

    参加者3: ちがくって。こういう時に逆に喋り出すタイプなんです。でも正直疑われてるのは確かです。というか情報が無さすぎて始まらない。

    D-9652: 聞きゃいいじゃないすか。俺は脱獄犯でした。なんでも、吊られたあと復活できるらしい。あんたは何騙りの人狼ですか?

    参加者3: 人狼じゃない!会社員です。何もなかったんですけど、なぜ村人っていう表記じゃなかったのか分からなくて。実際の仕事も会社員だから、そこが関わってくるのかなって。

    D-9652: なるほどね。じゃ、1番から順に聞いて、情報集めましょうか。1番さんの役職は?

    参加者1: 見ての通り不良。人狼に襲われた時半分の確率で生きれる。

    D-9652:で、俺が脱獄犯です。投獄されたあとで好きな時に復活できます。

    参加者3: 僕は会社員で、中間管理職か社長がいたら誰かわかるらしいです。ほかに能力は特にありません。

    参加者5: あっと、ちょっと…

    D-9652: どうしたんすか?

    参加者5: 失礼。私も会社員なんですけど、3番さんは中間管理職は誰か言えますか?

    参加者3: この中には中間管理職も社長もいないですね。

    参加者5: なるほど、同じです。私視点では3番さん信用しますね。

    参加者3: 僕も5番さんは信用することにします。では4番さん、どうぞ。

    参加者4: 僕は専業主婦です。人狼に襲われたら人狼がバレるみたいです。

    参加者5: 私は会社員です。

    参加者6: 就活生です。夜に他の役職3つの効果を調べられます。

    参加者7: い、言いたくないです。

    D-9652: お、人狼発見。

    参加者7: 人狼じゃないです!

    D-9652: じゃ、何なの。

    参加者7: う、噂好き。効果は言いません。

    D-9652: 噂好き…?そんな役職あるんですか?

    参加者7: 嘘じゃない!

    D-9652: わかったわかった、いったん信じます。なんか重要そうだから騎士的な役職いたら守ってあげて。

    参加者8: ボディガードです。

    参加者7: この人人狼です!!

    参加者8: えっ!?

    参加者3: 落ち着いて!何でそう思うんですか?

    参加者7: タイミング的にあやしいから…

    参加者8: 僕からすれば、突然黒出ししてきた7番さんはとても怪しいんですけどね。

    参加者4: 仮に彼が人狼だったとして、今夜7番さんを襲撃することはないので安心してください。そんなことしたらボディガードの嘘がバレますので。

    参加者7: …すみません。

    D-9652: えー、気を取り直して、9番の人。役職は?

    参加者9: 社畜です。だいたい会社員と同じですが、中間管理職か社長っていう役職の人がいたら三日めに過労死するって書いてありました。

    参加者10: 学生です。能力はないです。

    参加者4: 段々と頭が整理されてきました。みなさん、現実でのお仕事は今与えられた役職と似通っていますか?僕は家庭ありの専業主夫なんですけど。

    参加者10: 僕はマジで学生なので。学生証あるので。

    参加者8: 警備員なのでボディガードとは少し違うけど、似ていると思います。というか7番さんの噂好きって…。なんか怪しくないですか?

    参加者7: ちがうもん!!!

    [参加者7が泣き出す]

    D-9652: あーあ、8番さんが泣かせたー。そんなこと言ったら1番の不良もそうだし、俺の脱獄犯なんてクッソ怪しいでしょ。まぁ実際に脱獄経験はあるんですけど。

    [参加者3が空を見る。]

    参加者3: えっ!?あのー皆さん、もう夕方になってるんですけど…。

    参加者6: やばい。とりあえず3番さんと5番さんが互いに白、あとは全員グレーですね。8番さんは結局7番さんを守るんですか?

    参加者8: いや、自分視点では7番さんが一番怪しいので守りません。

    参加者7: なんで!やっぱりこいつ人狼です!!

    参加者8: 自分は学生を守ろうと思います。9番さんでしたっけ?

    参加者10: いや、僕っすね。10番っす。

    参加者9: 私はグレーですが、私からも3番5番のお二方に白だしさせてください。

    D: 1番はなんか言うことないですか?

    参加者1: ねーよ。

    参加者3: やばい、もう時間がない。

    D: 一応、噂好きの効果が強かったらまずいし7番吊るのは避けた方がいいと思う。

    参加者3: 様子見ですね。

    参加者7: 2番白いです!8番は黒!

    参加者8: 逆に自分視点だと2番さんが黒寄りになりました。

    D: 吊ってくれてもいいですよ。いつでも復活できるから。

    参加者8: よく考えたら、脱獄できるっていう能力なら襲撃しないと人数減らないってことじゃん。優先的に狼に狙われる発言をするってことは襲撃されない自信があるってことでしょ。

    D: 本当だ!…まぁ、脱獄犯だし、いっか。

    [Dが②番の家に戻る。]

    D: お、画面が変わってるぞ。これは投票画面だな。

    投票
    人狼だと思う人を一人選んで投票してください。
     [ ① ][ ② ][ ③ ][ ④ ]

     [ ⑤ ][ ⑥ ][ ⑦ ][ ⑧ ]

     [ ⑨ ][ ⑩ ]

    D: とりあえず8番入れてみる。お、画面が切り替わったな。他の参加者の投票が終わるまでお待ちくださいだと。

    投票結果
    選ばれたのは②番です。
    ②番の方は牢獄へ行ってください。

    D: やっぱりか。木箱に入ってた牢獄の鍵を持っていく。

    D: ちゃんとした牢獄だ。石レンガとコンクリでできてる独房で鉄檻もあるし、オートロックの鍵もある。今すぐにでも出られるが、朝まで待つことにする。夜にわざわざ出歩くこともないからな。

    [省略。]

    D: 朝だ。鐘が聞こえたのでそろそろ出ることにする。

    [Dが広場に出る。]

    3: 2番さん!本当に脱獄したんですね。

    D: 脱獄犯ですからね。襲撃は?

    3: まだ全員集まってないのでなんとも。今いるのは1、2、3、6、9ですね。4番8番さんも来た。

    D: 7番いないすね。5番と10番が今出てきたっぽくて…

    3: …ちょっと7番さんの家見てきませんか。

    D: 行きましょう。…見たくない光景かもしれないので俺が先に見ます。皆さん、ちょっと行ってきます。

    3: 2番さんは大丈夫なんですか。

    D: 役職でお察しだと思います。昔ちょっとね。

    []

    D: 血の臭い。

    3: ……嫌だ…。

    [Dが戸を開けて中を覗く]

    D: …これはやばい。3番さんは見ないほうがいいです。

    3: …そうですか。そんな気はしてました。

    D: 戻りましょう。

    []

    5: …どうでした?

    3: どうやら本当に殺されるらしいです。

    8: …やっぱり。

    D: 推理しましょう。早く人狼吊らないと殺される。役職で夜行動した人はいますか?

    6: 就活生です。夜調べた役職が噂好き、学生、機械技師です。

    8: なぜ機械技師を?この村にいませんよね。

    6: 5番さんに頼まれたんです。機械技師はスタンガン、牢獄の合鍵、設置型赤外線センサーを持っていて、一回ずつ使えるようです。赤外線センサーは夜間のみ稼働し、動く大きいものに反応してブザーを鳴らすようです。

    3: 5番さん、なぜ?

    5: 匿名で6番さんに頼んで調べてもらってくれと頼まれたんですけど…。現時点ではこれ以上言えません。

    6: 噂好きは他の参加者が前の夜誰の家に行ったかを調べられるものでした。学生は教員が誰だかわかるものですが、10番さんは学生の時に「何もない」と言いましたね。本当に学生なんですか?

    10: 本当に学生です。教員がいないから実質無職だと思ってそう言っただけです。

    6: 少し疑ってます。

    D: 噂好き、占い師みたいな能力じゃないですか。

    10: 重要そうな役職って2番さんも言ってましたもんね。あえて守らない方向に持って行ったのは8番さんでしたね。

    4: 自分で襲撃するための守らない発言だったともとれますね。

    8: 僕が人狼だって言いたいんですか。

    D: 正直俺はそう思ってます。

    9: そうですね。状況から見てもそうだと思います。

    5: 今日は8番さんを吊りましょうか。

    8: 違うんですけどね。

    4: 僕も8番さんに入れます。

    6: 1番さんはどうされますか。

    1: …8入れるわ。

    8: そんな。

    D: もう一人の人狼について少し推理しますか。

    3: 4番さん、1番さん、10番さんがグレーです。9番さんも個人的には白寄りですが、それでもまだグレーですかね。逆に2番さんは脱獄犯を実際に使ったので完全に白確、僕と5番さんも複数人から白出ししてもらえたのでほとんど白確ですね。

    5: 10番君は学生証見せてくれたから学生は嘘じゃないと思います。

    10: ありがとうございます。

    4: 6番さんはちゃんと就活生してるから白ですよね?

    D: 4番は専業主婦で人狼に襲われた時に人狼がバレるんでしたよね。

    4: そうですよ。

    D: 人狼に襲われない理由づけができるので疑えますね。

    4: 確かにそうですけど…1番さんの不良も襲われない理由にはなると思います。それに学生証のような証明ができない。僕もそうと言えばそうですが。

    3: 僕は1番さんが匂います。8番さんを吊ることに決めた時の反応が微妙だったし。

    1: ちげえから。

    6: そろそろ時間切れです。僕は明日社畜と専業主婦と学生調べてきますね。

    D: 了解。では解散ですね。8番さん、あなたが白なら、6番さんの護衛を頼んだんですが。

    8: …クッソー。

    [D-9652が元の民家に戻り、投票を行う。]

    D: 8番が投獄。当たってるといいんだが。

    [翌朝まで省略。Dが広場に行く]

    10: 6番さん!

    6: 10番さん!ありがとうございます!

    D: えっ、どうしたんすか。というか6番さん、頬!傷、どうしたんですか?

    6: すいません、みんなが来てから詳しく話します。

    3: 番さん大丈夫ですか?5番さんと一緒に今来ましたよ。

    5:多分もう1番さん以外集まってます。

    D: ということは、今回は…。

    3: もう見に行かなくてもいいです。

    10: いや、1番さん多分生きてます。呼んできましょう。

    9: なぜそんなことが言えるんですか?

    6: 昨日襲撃されたのは僕なんですよ。

    3: えっ?

    6: 僕は襲撃されたけど無事でした。詳しいことは10番さんが説明役やってくれますよ。

    4: もしかして人狼わかったんですか?!

    10: 連れてきましたよ。この人が人狼です。

    1: …。

    D: 本当に?

    6: 10番さん、説明を。

    10: 僕は学生と言いましたが、役職は学生ではありません。

    5: え、ちょっと待って。私に見せてくれた学生証は何だったんですか?昔のものですか?

    10: いいえ、現役です。僕の学生証には何と書いてありましたか?

    5: 工専…あっ。

    10: 僕は機械技師です。一日目の夕方に、広場と4番9番さんの家の間にレーザーセンサーを設置しました。

    1: でも結局鳴らなかったじゃねえか。

    10: 鳴らなかったから分かったんですよ。センサーに掛からずに7番さんを襲撃できるのは1、2、3、5、6、8番さんですが、その夜2番さんは投獄、3番さんと5番さんはほぼ白確、狙えたのは1番さんと6番さん、8番さんの3人。そして、昨日6番さんが襲撃された時もブザーは鳴らなかった。白確の人を除けば、8番さんは投獄されているので1番さんしかいません。少なくとも1番さんは人狼です。

    4: すごいね。

    D: こんな人狼ゲーム初めてだ。

    テロリスト(財団)
    就活生
    会社員
    会社員
    社畜
    噂好き
    学生語り機械技師
    専業主婦
    人狼、ボディガード語り
    人狼、不良語り

    • _

    第2回探査結果報告
    派遣されたDクラス職員は帰還しませんでした。通信映像によると、イベント・人狼ゲームにて人狼の勝利となったようです。イベント終了時Dクラス職員は投獄されていない状態で生存していましたが、夜間と同様の姿をしたSCP-XXXX-JP-Bが3体出現しそのうちの1体がDクラスを殺害しました。

    • _

    派遣されたDクラスは帰還しませんでした。通信映像によるとDクラスは「泥棒」という役職になり、その効果で初日に盗んだ役職が「人狼」
    だったようです。現在、Dクラスによって人狼でなくなったSCP-XXXX-JP-Bのゆくえは不明です。


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