このページの批評は終了しました。

非活性時のSCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、サイト-81██の低脅威度物品収容ロッカー内に収容してください。実験の際はSCP-XXXX-JPの担当である██博士の許可の元、SCP-XXXX-JP-1に貸し出してください。また、SCP-XXXX-JP-1は同じくサイト-81██の人型収容室にて非異常性の人間と同様に管理してください。
説明: SCP-XXXX-JPは、深さ4cm、直径15cmの陶器の器1です。SCP-XXXX-JPは非活性時には普遍的な陶器の器と比べ差違はありませんが、以前の所有者とみられる斉藤幸雄氏が触れることにより活性化し、異常現象を発生させます。以降、斉藤幸雄氏をSCP-XXXX-JP-1と呼称します。SCP-XXXX-JPは活性化すると、器の内部に斉藤信子氏2の作っていた料理と同じレシピで作られた料理を生成します。この際、生成される料理の献立のよっては自身の形態を変化させることが確認されています。また、出現した料理に異常は一切なく、問題なく摂食することが可能です。
発見経緯: SCP-XXXX-JPは、ネット上に「ヤバい皿手に入れたんだけどw」という投稿3とSCP-XXXX-JPが活性化する動画が載せられており、発見へと至りました。
補遺: 以下はSCP-XXXX-JPが発見された際にSCP-XXXX-JP-1に取ったインタビューの記録です。
対象: SCP-XXXX-JP-1
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
██博士: それではインタビューを始めます。よろしくお願いします。
SCP-XXXX-JP-1: はい、よろしくお願いします。██博士: ではまず、あの陶器の器に異常性が発現していることを知ったのはいつですか?
SCP-XXXX-JP-1: 母の葬儀が終わってすぐだったと思います。三ヶ月くらい前だったかな。女手一つで自分を養ってくれてた母が死んでしまって、これからどうしようかって途方に暮れてたところだったんです。で、遺品整理をしてた時あの皿を見つけて……。
██博士: 触ったところ異常性が発現したと。
SCP-XXXX-JP-1: えぇ。最初はいきなり料理が出てくるもんだから気が動転して……。でもその日は何も食べていませんでしたので、どうしても我慢できなくて……。
██博士: その料理を食べたのですか?
斉藤氏: はい。何か怪しいものではと警戒していたのですが、それでも空腹に負けてしまって……。でも一口食べて、その考えを恥じました。だって味付けから盛り付け方まで、何から何まで母の料理と一緒だったのです。もう食べられないと思っていたので、思わずかきこんでしまいました。
██博士: なるほど、ありがとうございます。では、あの器は我々の方で管理させていただく───
SCP-XXXX-JP-1: は、はぁっ!?[声を荒げる]
██博士: 如何しましたか?
SCP-XXXX-JP-1: あれは母の大事な遺品なんです!母の温もりを感じられる唯一の品なんですよ!そんなものを取り上げるなんて、あまりにも酷いとは思いませんか!?
██博士: わ、わかりました。ひとまず落ち着いてください。
SCP-XXXX-JP-1: 落ち着けるわけないじゃないですか!
██博士: で、では我々の施設にあの器と共に移り住んでいただくというのは如何でしょう?我々もあの器について深く知るため、実験を重ねたいところですし。もちろん、身の安全や衣食住、最低限の娯楽などは保証させたいただきます。
SCP-XXXX-JP-1: なるほど……。それならば、こちらも了承できます。異常な存在をさらに理解するためですからね。自分も喜んで協力させていただきます。
██博士: ありがとうございます。では、現在の職場などには我々の方から連絡させていただきます。他に親族などいらっしゃれば、そちらの方々にも連絡を取りたいのですが。
SCP-XXXX-JP-1: あ、いえ、それは大丈夫です。
██博士: なぜですか?
SCP-XXXX-JP-1: 実は、人間関係が問題で前の会社をやめてしまっていて……まだ再就職の目処も立っていないのです。思えば、あの頃からずっと母は私のことを支えてくれていました。書類選考すら通らず、自暴自棄になって部屋に籠もる自分に、母は温かい料理を置いていってくれていました。自分のことを理解して、支えてくれたのは母だけでした。
██博士: 優しいお母様だったのですね。
SCP-XXXX-JP-1: はい。だからこそ、亡くなった後も器になって自分のことを見守ってくれているのかもしれません。
<録音終了>
終了報告書: インタビュー終了後、SCP-XXXX-JP-1をサイト-81██に移送し、現在のプロトコルを制定しました。
実験記録: 以下はSCP-XXXX-JPを使用した特筆すべき実験記録を掲載します。
実験記録001 - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をSCP-XXXX-JPに摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPは大皿、小鉢、茶碗、汁椀に変化し、それぞれ焼き鮭、小松菜の和え物、白米、ネギと豆腐の味噌汁が出現。SCP-XXXX-JP-1は「とても美味しい。昔の味そのものだ」とコメントした。
実験記録008 - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をD-367854に摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPは形態の変化は見せず、内部にカツ丼を出現させた。D-36785は「美味いが俺はもっと味が濃い方が好きかな」とコメントした。
分析: SCP-XXXX-JP-1と同年代、同性の人間に摂食させたが、あくまでレシピはSCP-XXXX-JPの好みを基準にされていると思われる。
実験記録025 - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をD-491275に摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPは形態の変化は見せず、内部にスープパスタを出現させた。D-49127は「雑味が多く、細かい点で手が抜かれているように感じる。具材もバランスがいいとは言えない」とコメントした。
分析: 以前のSCP-XXXX-JPは栄養にも配慮した料理を出現させていたため、今回の結果は特筆すべきものである。
実験記録029 - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をSCP-XXXX-JP-1に摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPは一枚のお盆に変化し、██████社から販売されているものと思われるチーズバーガーセットを出現させた。SCP-XXXX-JP-1は「これはこれで美味しい」とコメントした。
分析: 今回の実験では、前例のないファストフードの出現が見られたため、予定していた実験を取りやめ、SCP-XXXX-JP-1に摂食させた。しかし異常は一切見られなかった。
実験記録030 - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をSCP-XXXX-JP-1に摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPはそれぞれ1つの包丁とメモ用紙が出現。
分析: これを受けてSCP-XXXX-JP-1に再度インタビューを行ったところ、前の会社をやめてから就職活動はほとんど行っておらず、斉藤信子氏の年金や遺産をソーシャルゲームの課金などの娯楽に費やしており、 無料で食料を手に入れる目的でSCP-XXXX-JPを毎日使用していたことが判明。
SCP-XXXX-JPの更なる異常性変化を避けるため、現在SCP-XXXX-JPを用いた実験は中止されています。またSCP-XXXX-JP-1は過度に娯楽を求める、物品の破損、職員に対する高圧的な態度など様々な問題行動が散見され、実験が中止となり収容の必要性も低くなったため、記憶処理を施し解放しました。
付与予定タグ: jp safe scp 家具 わかばコンテスト_イベント1
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7439075 (06 May 2021 13:13)
わかばコングリーン免許ブロック、
Musibu-wakaru氏のお家のコンテスト、
Dr_rrrr_2919氏の「マックV.S.マクド」にマック派で参加予定です。
誤字脱字、おかしい表現などありましたら、是非是非ご指摘お願い致します。
拝読しました。現状DVです。
構成はかなりしっかりしていますが、オチに若干の違和感があるため現状、残るかどうかは微妙なラインだと思います。
ではその違和感の原因を並べていきます。
1, 実験記録025
ここでDクラスが「余りものを寄せ集めて雑に〜」とコメントしていますが、余りものを寄せ集めて料理にするというのは一般的なことじゃないのかと思いました。(もし違ったら申し訳ないです)
そのため、恐らくこのパラグラフで「母親が作ってくれている料理が徐々に疎かなものになってきている」という印象を与えたかったのかと思いますが、あまり効果的に演出できていないのではないかと考えます。
2, 包丁
この包丁をどう捉えるかは恐らく2パターンに分かれると思います。「この包丁を使って自炊しろ」もしくは「働かなかったら刺すぞ」。
包丁の画像を用意したのはとてもいいと思います。折り畳みを開いたら包丁の画像が飛び出してくるという演出は読者を驚かせることも可能ですし、効果的です。
しかし、私はその後にこの包丁の意味が“どっち”なのかで迷い、冷めてしまいました。こういう記事はオチでドデカいインパクトを与え、それを殺さないまま走り抜けることが最重要なので、ここで迷ってしまうのは悪手です。
私が迷った原因は母親の「はたらけゴミクズ」という部分です。ここで一気に優しい手料理を作っていた母親のイメージが変わり、それ自体は問題ないのですが、ゴミクズと言うような人間が包丁を出してきたら割と刺されそうだと感じました。そのためここで迷いが生まれ、勢いが落ちてしまったのかなと思います。
ただ、ここは非常に個人的なものなので他の人の意見を聞いてから改稿するか判断していただけたら幸いです。
あと、メモ用紙の後ろに数字のようなものが透けて見えるのが少し気になります。
3, XXXX-JP-1の素性
XXXX-JP-1はXXXX-JPを収容する時に一緒に収容しているため、そのタイミングで彼が引きこもりであることなどは財団が知っていないとおかしいと思います。なぜなら、財団がXXXX-JP-1がどのような人物なのかをろくすっぽ調べずに収容した場合、カバーストーリーなども上手く機能せず、誘拐事件になってしまう恐れがあるからです。
そのため、財団がXXXX-JP-1の素性を押さえるのが遅すぎると思いました。
ここは情報の出し方を上手く調節する必要があるのですが、最後はなるたけ簡潔な方がいいと思いますので、前半のインタビューなどで男が無職であることをそれとなく明かし、後半は一文で食事は全てXXXX-JPを用いていたことをバラすなどの工夫があってもよいかなと考えました。
それと、純粋な疑問なのですが、男は最初に料理が出現した段階で慌てて警察にアノマリーを持ち込んでいると述べているため、そこから財団が回収するまで長い期間はかかってないのではないでしょうか。
であれば、
この一文のパンチがかなり弱まってしまうと思いました。
4, ラスト一文
とのことですが、財団がそこまでアフターケアを充実させている印象はないため若干ヘッカ違いでした。
ここはむしろ「XXXX-JPを収容し、XXXX-JP-1は記憶処理の後解放された」くらいの内容の方が財団のエグさとシュールな絵面が前面に出て、ラストまで突き抜けられるのではないかというふうに感じました。
最後に細かい点ですが、説明の「器の内部に斉藤信子氏の作っていた料理と同じレシピで作られた料理を生成します。」という部分はインタビュー記録から読み取れますし、「出現した料理には異常は一切なく、問題なく摂食することが可能です。」という部分は実験記録から読み取れるため、不要ではないかと思います。
以上です。参考になれば幸いです。
批評誠にありがとうございます。
改稿点を順に書き並べていきます。
1.実験記録025のコメントを
と変更しました。
2.メモの文言をはたらけゴミクズのみに変更し、画像を変更しました。
3.インタビュー内容を若干変更し、発見経緯を新たに付け加えました。
4.XXXX-JP-1を記憶処理の後解放したという風に変更しました。
そして説明の件ですが、SCPの報告書は実験記録などを読まなくても説明に目を通しただけでそのオブジェクトの全貌がわかるべきかなと私は考えているため、説明の文章の変更は行いません。ご意見を無下にしてしまうようで誠に申し訳ございません。
拝読しました。現状UV寄りのNVだと思います。
Musibu-wakaruさんも指摘しているように、オチにかなりの違和感を感じて読後感を悪くしてしまっているように感じます。
展開自体にはかなり引き込まれ、オチも予想外で面白かったのですが、
オチの文字による情報量はなるべく少なくして、画像のインパクトのみに集約させた方がいいと思いました。
以下、細かい点です。
数字が全角になっています。
2つ目の「SCP-XXXX-JP」は「SCP-XXXX-JP-1」の間違いだと思います。
間に空白を入れましょう。
2箇所ほどSCP-XXXX-JP-1のものと思われる発言が「斉藤氏」になってしまっています。どちらかに統一しましょう。
こちらも「SCP-XXXX-JP-1」の間違いだと思います。
好みの問題になってしまうのですが、チーズバーガーセットを「市販品」と形容するのは変に感じてしまいました。「ファストフード」や「手作りではない料理」とした方が自然だと思います。
個人的には、ここは複数の文言を連ねるよりも強めの文句を一言のみ書いた方が画像のインパクトを補強出来るように感じます。下書きに使われてる言葉の中だと「はたらけゴミクズ」だけでいいかと思いました。
以上です。拙い批評ですが参考になれば幸いです。
批評誠にありがとうございます。
私が見逃していた誤字などを指摘していただき、とても助かりました。
細かい点に関しては全て修正させていただきました。
最後のメモの文言も、はたらけゴミクズの一言のみに変更しました。
拝読しました.まずは文法面での批評をさせていただきます.
少しだけ違和感を感じます.お好みの範疇ですが,「相違がありません」や「差異がありません」などが良いかもしれません.
「は」が連続しているので,「出現した料理に異常な点は無く、」などが良いと思います.
ちょっと『……』が多すぎるきらいはあるかもしれません.これは私だけかもしれませんので,もし他の方からも同様の指摘があった場合に限り,改善する必要があるかもしれません.
「実験方法:」などの太字の後に半角スペースが足りていません.意図した表現でしたら申し訳ありません.
こちらについても,半角スペースが欠けています.
全体を通して: 悪くはないと思います.画像のインパクトが強い点はとても面白いと思います.
ただ,インシデントレポートとしてわざわざ折り畳みを用意した点は,個人的に「この後に何かが来るんだな⇒前の展開から予想するに、恐らく決裂のようなものがくるかな」と予想させてしまうという危険性を含んでおり,良い表現であるとは思いません.
実験記録029の下に,同じようなフォーマットで書いてみるのは如何でしょう.例えばですが,
実験記録XXX - 日付20██/██/██
実施方法: SCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JPを活性化させ、出現した料理をSCP-XXXX-JP-1に摂食させる。
結果: SCP-XXXX-JPはそれぞれ1つの包丁とメモ用紙が出現しました。下記の通りです.
分析: メモ用紙には「はたらけゴミクズ」と筆記されていました。これを受けてSCP-XXXX-JP-1の素性を再調査したところ、先のインタビューでの発言とは異なり、大学の中退後は就活をせず引きこもり生活を送っており、日々の食事をSCP-XXXX-JPから得ていた事が判明しました。
SCP-XXXX-JPの更なる異常性変化を避けるため、現在SCP-XXXX-JPを用いた実験は中止されています。またSCP-XXXX-JP-1はこれ以上収容の必要性が見込めないため、記憶処理を施し解放しました。
このような形式だと、インシデントレポートとして前振りをする事なく、先の展開が予想されないようにできるため効果的だと思われます(上では画像が表示されていませんが、下書きに書けば適切な表示に変わると思います)。構文がもし分からないのであれば、上記の例文の構文を下記に記載しておきます.
批評誠にありがとうございます。
文法面では改めて見直し私もおかしいと思いましたので、助言していただけた通りに修正させていただきました。
また、三点リーダーについても、数をだいぶ減らしましたので、違和感は多少なくなったと思います。
構文に関してのアドバイス本当にありがとうございます。
確かにそちらの方がインパクトがでかいと考え、教えていただいた構文を使わせていただきました。
それに伴い、インパクトをさらに増やすため、画像も若干変更しました。
実験結果に異常が出てから財団が素性調査を行っていますが、個人的にはかなり違和感があります。今回の場合はSCP-XXXX-JP-1とその母親が関連した異常性ですし、最低限の素性調査(異常性発現のきっかけは無かったか)を行うでしょう。SCP-XXXX-JP-1への聞き取り調査をメインに行っていたとしても、裏どりぐらいは行っていたともいます。
オチの前にこの情報を持ってくるとオチがバレたり、インパクトが薄れることを危惧しての調整だと思いますが、財団の調査としては雑な印象を受けました。これ以外の書き方でも十分にオチを際立たせる方法はあると思います。例えば、SCP-XXXX-JP-1が引きこもりであることは明かしつつ、その理由を「いじめを受けて不登校になった/会社での人間関係が上手くいかず退職した」などとぼやかし、「母親は自分の辛さを十分に理解してくれていたので支援してくれた」などと主観で語らせてから、最後のオチに持っていくことでも最後のインパクトは十分に保てます。加えてこの方法なら、事前にSCP-XXXX-JP-1のことを描けるので、読者に情報を後出ししたようなアンフェア感も薄れると思います。
インタビューで「会社での人間関係が上手くいかず、パワハラで退職した」と語らせておき、最後の補遺で「実は問題行動ばかり起こしており、職場の人間は皆SCP-XXXX-JP-1に辟易していた」とすれば、本人のクズさも残せるので、今と同程度の落差を作れると思います。
上記を踏まえての改稿にもなりますが、SCP-XXXX-JP-1の口調をもう少し丁寧なものにした方がよいと思います。「そういう人間である」という描写であっても、軽い口調を苦手とする人は多いので、堅い喋らせ方にしておいた方が読みづらさからのdvをかなり減らせます。上の改稿案を採用するのであれば、ある程度固い口調にしておいた方が、本人が被害者であることの説得力を増やすことにもつながります。現実にいる人間は常に嫌な人間ではなく、普段は丁寧なのに急にヒステリックになったりします。(欲を言えば、普通にしゃべらせたうえで、思い込みが強かったり強い語気が混じっていたりすると職場で問題を起こす人間のらしさが増しますが、かなり難しいバランスになるので、単に丁寧なしゃべり方にするだけでもよいでしょう。)
上記の改稿を行うのであれば「えーとだな」や「しちまう」などの若者言葉をまず除いた方がよさそうです。その上で急に「そんな大事なもんを取り上げるなんてどうしてそんな酷なことができるんですか!?」と自己都合で糾弾したりすると会社で扱いづらい厄介な人間らしさが見え隠れして、オチの「実はヤバい人間だった」ところが腑に落ちるものになると思います。
批評誠にありがとうございます。
財団の調査の遅さというのは前々からの懸念事項であったため、こうしてお力をお借りいただけて非常に助かりました。インタビュー記事を敬語に直し、SCP-XXXX-JPのクズさを全面に押し出せるよう改稿しました。
改稿前と見比べてインタビューが自然なものになったと思います。画像も不意打ちで出てくるためインパクトも大幅に向上したと感じました。
細やかな指摘なのですが最後の一文の「記憶処理を施し解放しました」が「記憶処理と施し解放しました」になっています。
ありがとうございます!
細かい部分の指摘をありがとうございます。
気づいていなかったため、助かりました。
修正いたしました。
下書きは既に投稿されているようなので、この下書きのステータスを「批評終了」にしました。もし投稿済み記事の改稿案である場合、お手数ですが、ジャンルタグ「既存記事改稿」を設定した上でステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。