SCP-XXX-JP 博士のみんなあこがれ!海ぞくセット!™ (6/9改稿)

現在このページの批評は中断しています。

評価: 0+x
blank.png

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized (暫定)

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは全てサイト-8181の小型物品収容ロッカーに個別に保管されます。SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-3、SCP-XXX-JP-4は標準的なロッカーへの収容を除き、通常時の特別な収容手順を必要としません。SCP-XXX-JP-2の収容室には実験時を除いて鎮静ガスを噴射し無力化してください。

SCP-XXX-JPに関する実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を必要とします。SCP-XXX-JPの実験を行う際、実験を行う職員はSCP-XXX-JP-4を着用し、SCP-XXX-JP-2に対して専用に用意した海域への侵入を命じます。SCP-XXX-JP-1が指定した海域以外に移動した場合、SCP-XXX-JP-4を着用した職員はSCP-XXX-JP-2に対して退避を促してください。

SCP-XXX-JPは無力化されたと考えられており、現在収容の試みは凍結されました。しかし、SCP-XXX-JP-4の小型物品収容ロッカーへの収容は引き続き継続されます。

SCP-XXX-JP-αに関する調査が継続中です。SCP-XXX-JP-αの再出現が確認された場合、SCP-XXX-JP-αは個別のナンバリングを与えられ、目撃者にはAクラス記憶処理、及びカバーストーリー「宗教勧誘の被害」を流布し対処してください。

説明: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3、SCP-XXX-JP-4の4つの異常な玩具の総称です。全てのSCP-XXX-JPは、「博士のみんなあこがれ!海ぞくセット!™」という表示がいずれかの部位に施されています。また、回収時点でSCP-XXX-JPの説明書と思われる紙が同時に回収されました。以下はその転写です。

アンビリーバボー!よい子のみんな、海ぞくってあこがれるよね?そんなみんなに今日博士がプレゼントしたいのが、この「博士のみんなあこがれ!海ぞくセット!™」だ!
遊び方はカンタン。まずこの小さな海ぞく船を取り出して、次にパックに入ってる「海ぞく人形」をこの海ぞく船にたくさん乗せよう!そうしたら、次は旗を立てて、お風呂に浮かべてみよう!しばらくすると海ぞくたちが海にぼうけんしに行ってくれるよ!
しばらくしたら、海ぞく船がもどってくるよ!その頃にはおたからがもりだくさんだ!
そうそう、船長のぼうしをかぶれば、君も海ぞくとおはなしできるよ!
楽しもうね!

SCP-XXX-JP-1は異常性を有したプラモデルです。SCP-XXX-JP-1は典型的な海賊船の外見を有しています。SCP-XXX-JP-1を分解する試みは成功していません。また、SCP-XXX-JP-1は発見時点で組み立てられていたため、SCP-XXX-JP-1の正確な組成も判明していません。SCP-XXX-JP-1が水上に設置されると、操縦している人物がいるかのように自律して移動する異常性を獲得します。SCP-XXX-JP-1に対する調査を行ったところ、2005年に████社が製造したものと規格的に同一である事が判明しています。

SCP-XXX-JP-2は全130体から成る、小型の人形です。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1に乗り込む形で操作することが可能です。SCP-XXX-JP-2は知性を有しており、SCP-XXX-JP-1に載せられていない間も自律して移動する事ができます。SCP-XXX-JP-2は全て白色に着色されており、顔や生殖器などの細かい凹凸は確認されていません。SCP-XXX-JP-2は会話能力を持たないものの、全ての個体がジェスチャーを用いた会話を行うことが可能です。また、SCP-XXX-JP-2は指を持たないものの、自分の手より小さい物品を掌に貼り付けて持ち運ぶ能力を有します。

SCP-XXX-JP-3は全長3cmの海賊旗です。SCP-XXX-JP-3は黒地に白い骸骨と交差した長剣が描かれた旗がプラスチックの棒に接着されていることにより構成されています。SCP-XXX-JP-3はSCP-XXX-JP-1の上に取り付けられない限り異常性を有しません。

SCP-XXX-JP-4は典型的な海賊船の船長の帽子を象った紙製の玩具です。SCP-XXX-JP-4は実際に人間が頭部に装着できるように設計されており、また着用後は不意に取れないよう固定する仕組みが存在します。SCP-XXX-JP-4は検査により紙で構成されている事が判明しているものの、異常な強度を持っており変形させることは不可能です。

SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3が全て揃った状態で、SCP-XXX-JP-1が水上に浮かべられて3分が経過すると、SCP-XXX-JP-1は上に載せられたSCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3と同時に消失します。浮かべられた時点で、SCP-XXX-JP-4を着用した人物はSCP-XXX-JP-1およびSCP-XXX-JP-2の状況を把握し、またSCP-XXX-JP-2のうちの1個体(SCP-XXX-JP-2-1)に命令することが可能になります。そこから90秒~1時間が経過すると、SCP-XXX-JPは1~50万円相当のさまざまな国の貨幣とともに再出現します。この際、SCP-XXX-JP-2はしばしば複数名が消失しています。消失後、SCP-XXX-JPは太平洋、瀬戸内海、インド洋のどこかに転移していることがGPSを用いた実験により判明しています。

補遺1: SCP-XXX-JPは2013/12/27に「子供が海賊のおもちゃで遊んでいたら大量のお金が出てきた」という通報があり、財団によって収容に至りました。SCP-XXX-JPの所有者であると特定された三浦氏(10歳)はインタビュー後にAクラス記憶処理を施されました。SCP-XXX-JPによって生成された金銭に対してはカバーストーリー「宝くじ当選」が流布されました。以下は三浦氏に対し行われたインタビューです。

インタビュアー: エージェント・大井

対象 三浦氏

<記録開始>

エージェント・大井: 三浦くん、インタビューしてもいいかい?

三浦氏: ……うん。よろしくお願いします、お兄さん。

エージェント・大井: それじゃあまず聞きたい事があるんだ。なんであんなにたくさんお金が出てきたんだい?

三浦氏: えーと、よくわかんない。でも、絶対あの船のおもちゃが関係ある。それだけはわかります。

エージェント・大井: ……そうか。わかったよ。じゃあ、あの船のおもちゃについて知っていることはあるかい?

三浦氏: この前のクリスマスにプレゼントでもらいました。誰か知らない人のプレゼントで、えっと、博士って人が作ってたみたいです。

エージェント・大井: そうか。ちなみにもらった時はどう思ったんだい?

三浦氏: 海賊船のセットだと聞いて、僕は最初ワクワクしてました。だって海賊って憧れるよね?僕もこれをもらう前からワンピースをずっと読んでて……

エージェント・大井: じゃあ聞くよ。説明書とかあるかい?あったら見せてみて。

三浦氏: 説明書!?捨てちゃったかも……でもお兄さんがいうならとってきます。

(三浦氏は部屋を急いで出る。数分後、三浦氏が丸められた説明書を取り出す)

エージェント・大井: ありがとう。ちょっと見てみるよ。(三浦氏に提出された説明書を開いて読む)

三浦氏: ……なんですか?もしかして、僕は何か悪いことをしたの?

エージェント・大井: いいや、別に。でも、お兄さんもこのおもちゃが気になったんだ。ちょっとだけ借りてもいいかい?

三浦氏: ……別にいいよ、お兄さん。今もお風呂場に置いてあったはず。

<記録終了>

補遺2: 2014/05/31、SCP-XXX-JPに対して行われた実験中に、SCP-XXX-JPとのGPS反応が突如途絶しました。以下はその記録です。

前記: 梨田研究員はSCP-XXX-JP-4を着用し、SCP-XXX-JP-2との会話を行った。以下の記録のSCP-XXX-JP-2部分は梨田研究員による音声技術を用いた再現である。

<記録開始>

梨田研究員: 準備はいいか?お前ら。

[梨田研究員がSCP-XXX-JP-1を浴槽上に設置する。そのまま3分間、SCP-XXX-JP-1はゆっくりと浴槽を旋回している。その後、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3が消失する]

梨田研究員: 声は聞こえているか?確認を取るぞ、船員!

SCP-XXX-JP-2-1: はい、キャプテン。こちらドクター号の船員です。今日の目的地はどこですか?

梨田研究員: 今日もいつも通りの海域を頼む。そこにもまた財宝があるのだ。

SCP-XXX-JP-2-1: 今日もいつも通りの場所ですか。わかりました!

[梨田研究員がGPSを確認する。SCP-XXX-JP-1は太平洋上に出現する]

SCP-XXX-JP-2-1: しかし、キャプテン。もうここの財宝は十分取ったはずです。まだ残っているのでしょうか?まあ、でもキャプテンが言ったからには存在するのでしょう?

梨田研究員: ああ。確かにそうらしい。まあ、なんだ、わかっていることだとは思うが、嵐とかには気をつけろ。

SCP-XXX-JP-2-1: 当たり前です、それくらい分かっています。

<重要度が低いため省略>

SCP-XXX-JP-2-1: 見つけました!あれを目指すんですね!

梨田研究員: OK。わかってるとは思うが、それに飛び移れ。海に落ちないようにな。

<重要度が低いため省略>

梨田研究員: OK。よくやった、今すぐ帰還しろ。

SCP-XXX-JP-2-1: 大変です、キャプテン!帰還しようとしたら敵の襲撃を受けました!今すぐ応答してください!

梨田研究員: なんだと!その敵の特徴というのは……

SCP-XXX-JP-2-1: はい!その敵は紫色のボディをしていて、大きな「W」のマークがあり —

不明な人物: お前ら、聞け。こちらはお前らのことを包囲している。お前らは略奪者だ。今すぐに投降しろ。

SCP-XXX-JP-2-1: ああ、なんてことだ!船長、あいつらはかつてここで略奪行為を行い、我々の名を騙って、幾多の海の上で犯罪を行いました!許されるべきでなど到底ありません!

梨田研究員: ……そうか。こちらだってアノマリーを無力化させたと報告したら昇進が危ないんだ!お前ら、せめてでもかかれ!

SCP-XXX-JP-2-1: いえ、これだけはキャプテンがイエスと言わなくても、それどころかノーと何百回言おうと止めません。あいつらは我々にとって、憎き略奪魔です!許されざる犯罪者です!裁かれるべき悪人です!

不明な人物: どの口が言っているんだ、この泥棒が。聞け、こいつらは子供たちを喜ばせて夢を与えてくれる御伽噺に出てくるような探検家じゃない。こいつらは不当に船から金目の物を奪う犯罪者の集団だ。子供たちよ。こんな奴らに夢を与えられるな。

SCP-XXX-JP-2-1: キャプテン!それでは、今から敵との抗争を開始します!我々の命運がかかっている以上、引き下がるわけにはいきません!

<重要度が低いため省略>

<記録開始>

実験開始から37分が経過すると、SCP-XXX-JP-1の付近にSCP-XXX-JP-1と同サイズの不明な船舶が確認され、SCP-XXX-JPを拘束し、SCP-XXX-JPと共に共に消失しました。実験開始から41分28秒後、SCP-XXX-JPの代わりに、防水加工が施された1枚の紙の出現が確認され、即座に回収されました。また、SCP-XXX-JP-4は現在まで残存しているものの、現在SCP-XXX-JP-4の異常な変形への耐性は失われています。SCP-XXX-JPはNeutralizedに再分類されました。以下は紙の内容の転写です。

国連海洋法条約により、海賊行為は国際法上犯罪であると定義されています。
海賊行為に対しては、全ての国が海上警察権や裁判権を行使できるものとされています。
海賊行為を行なった場合、5年以上の懲役が課され、人を死亡させてしまった場合には死刑が課される場合もあります。

海賊行為はれっきとした犯罪です。
また、この「博士のみんなあこがれ!海ぞくセット!™」は現在悪質な海賊版とみなされたため、誠に勝手ながら処分させていただきます。
ワンダーテインメント博士は今後、合法的な海賊関連の玩具を発売する予定です。
現在、主に日本にて流行しているワンダーテインメント博士の海賊版に気をつけてください。

—ワンダーテインメント博士ー

また、同日、三浦氏が不明な人型存在3名(暫定的にSCP-XXX-JP-αと指定)によって捕縛され、その後消失したことが報告されています。三浦氏の関係者にはカバーストーリー「行方不明」が流布されています。現在、SCP-XXX-JP-αとSCP-XXX-JPの無力化事象の関係を調査中です。目撃者によると、SCP-XXX-JP-αは人間の子供ほどの体躯をしており、三浦氏を簡素な言葉で誘惑した後、強引に連れ去って消失したと考えられています。

付与予定タグ: scp jp neutralized 船舶 玩具 乗り物 水棲 自律 自我 知性 貨幣 テレパシー ミニチュア 文書 集団意識 博士 ワンダーテインメント博士


ページコンソール

批評ステータス

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除いた本文の文字数が5,000字前後か、それよりも短い下書きが該当します。

中編

構文を除いた本文の文字数が短編と長編の中間程度の下書きが該当します。

長編

構文を除いた本文の文字数が20,000字前後か、それよりも長い下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C

ポータルでの表示設定

ポータルに表示しない

    • _


    コメント投稿フォームへ

    注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー(ネタバレを含んだ作品解説)、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。

    新たなコメントを追加

    批評コメントTopへ

ERROR

The Akamitsu's portal does not exist.


エラー: Akamitsuのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:7438364 (22 May 2021 08:01)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License