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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは一般的な生物収容房に収容されます。房内には監視カメラが設置され、その映像記録を常にニュートラルネットワークと接続しつつ監視をしてください。また、他にもSCP-XXX-JP個体が存在する可能性があるため、全国に配置された調査団は定期的にSCP-XXX-JPの捜索を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは本来、形而上的領域にのみ存在する概念が形而下に出現した存在です。SCP-XXX-JPは認識災害的性質を帯びており、本来の姿を認識することはできませんが、その代わりにSCP-XXX-JPを視認した人間はSCP-XXX-JPを何かしらの動物だと認識します。その代替認識は人によって異なり、ウシ(Bos taurus)だと認識する人が約8.5%と最多であることが実験によりわかっています。なお、財団が保有するいかなる記憶補強薬を使用してもSCP-XXX-JPの有する認識災害的影響を脱することは不可能です。
SCP-XXX-JPはSCP-███-JPの確保の際に撮影された画像に写りこんだシカ1が、画像識別訓練を受けたニュートラルネットワークによって判別不能だと判断されたことで注目されました。その後、複数の職員がSCP-XXX-JPを異なる動物だと判断したことからその異常性が明らかとなり、画像が撮影された地域を捜索することで収容に至りました。
補遺:物体認識AIによる分析
記憶補強薬では情報災害的影響を無効化することが不可能であることから、2019年12月10日に高度精密化物体認識AIにSCP-XXX-JPを判別させる試みがなされました。以下は担当職員による報告書です。
高度精密化物体認識AIは大抵の異常性であれば無効化し、物体が何であるかを認識する。かつてはSCP-████やSCP-███-JPの正体を暴くのにも使われている。
結果が示されたとき、私は驚いた。高度精密化物体認識AIはSCP-XXX-JPのことを動物であると判断したのだ。私は最初、高度精密化物体認識AIの敗北に終わったのだと思った。確かにこれをもってしても異常性をを取り払うことのできないオブジェクトはいた。それ故にこれもSCP-XXX-JPの反ミーム的影響を越えることはできなかったのだと。
だが、そうではなかった。AIはSCP-XXX-JPの識別に成功していたのだ。その後、8回に渡り実験が行われたがすべての場合においてSCP-XXX-JPは動物であるとの結果が出た。
これが意味することがわかるだろうか。SCP-XXX-JPは動物の一種なのではなく、本当に動物であるのだ。動物という生命体なのだ。動物とは本来概念的なものであるはずだ。それゆえどのようにして高度精密化物体認識AIがSCP-XXX-JPを動物だと認識したのかは不明である。別個体の存在も含めて更なる調査が必要だろう。-西川博士
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- portal:7381475 (22 Apr 2021 07:41)
批評していただきありがとうございます。
確かにこのオブジェクトがなんなのか考える間もなくオチが来てしまっているので、補遺を少し伸ばす形で対応いたします。気になったところに挙げていただいたことも参考に、手直ししていきます。
拝読しました。現状ですと、オチのインパクトが弱いように思います。
「動物」だった、というオチがつまらない訳ではないのですが、まず説明を読んだ時点で感の良い読者はオチが読めてしまう恐れもございますし、何よりも「オチに面白さはあるのだが、記事の長さにオチのインパクトが負けている」という印象です。
……しかし、既にこれ程短い記事をこれ以上短くするのは不可能に近いため、オチをもう1段強化する方針を提示させて頂きたく思います。例えば、考えられるのは以下のような画像オチでしょうか……?
……あれ?いくら編集しても正しく表示されませんね。
wikidotの不具合かもしれないので、もう一度西川博士の報告書の本文だけを張り付けます。
高度精密化物体認識AIは大抵の異常性であれば無効化し、物体が何であるかを認識する。かつてはSCP-████やSCP-███-JPの正体を暴くのにも使われている。
結果が示されたとき、私は驚いた。高度精密化物体認識AIはSCP-XXX-JPのことを動物であると判断したのだ。私は最初、高度精密化物体認識AIの敗北に終わったのだと思った。確かにこれをもってしても異常性をを取り払うことのできないオブジェクトはいた。それ故にこれもSCP-XXX-JPの反ミーム的影響を越えることはできなかったのだと。
だが、そうではなかった。AIはSCP-XXX-JPの識別に成功していたのだ。その後、8回に渡り実験が行われたがすべての場合においてSCP-XXX-JPは動物であるとの結果が出た。
これが意味することがわかるだろうか。SCP-XXX-JPは動物の一種なのではなく、本当に動物であるのだ。動物という生命体なのだ。動物とは本来概念的なものであるはずだ。それゆえどのようにして高度精密化物体認識AIがSCP-XXX-JPを動物だと認識したのかは不明である。また、SCP-XXX-JPの別個体が存在する可能性も含めて、更なる調査が必要だろう。
-西川博士
批評していただきありがとうございます。オチについてですが採用させていただきました。これでオチのインパクトが増したと感じます。誠にありがとうございました。