空は青く、木々は緑に、海は何処までも深く、青い。
しかし、そんなことばかりを考えては、仕事などできない。そんな言い訳をしながら、今日も私は仕事をする。
「やれやれ、またアノマリーの報告書か、よくもまあsite19なんで遠いところから、文明には感謝だな。」
そうして資料を読み進める。なんてことない、日常だ。しかし、今日だけは違った、いや、今日から変わった。
「Dクラス、なんて聞いたことがないぞ」
思わず出た独り言だった。そう、そのはず、Dクラスなんてものは無い。我々が定義しているクラス分けは
クラスA、クラスB、クラスC、それ以外には特務エージェント1だけだ。
「これは調べた方が良さそうだな」
私は、信頼出来る部下にDクラスについて調べてもらった、幸い、ここはsite19から離れている、仮にミーム的なものなら、ここまでは被害が来ないだろう。しかし、私の算段は少し甘かった。
「Dクラスについては、あなたがいちばんお分かりなのでは?」
「なぜ、そう考えた」
「Dクラスを制定なさったのは、財団創設者様方ですから」
「いや、Dクラスなんてものは存在しない!断じて!」
「落ち着いてください、きっと疲れてるんですよ。泉の水でも飲んで今日はお休み下さい」
「……あぁ、そうさせてもらうよ」
私は諦め、個室に戻った。
それから数時間たった、疲れがあるようには思えない。
「こうなると、O5で会議を開くべきだな」
そう考え、資料をまとめた。
次の日に会議へ出向くと、皆、私のことを軽蔑する目で見ていた。
「なんでそんな目で見てるんですか」
「いや、君の作成した資料があまりにもおかしくて」
そう、私の隣に座る男に言われた
「おかしい?何がでしょう?」
「だって、おかしくないですか?」
次は新人の女の子に言われた
「だから何がだ!」
そう声を荒げた、すると、1人のO5が言った
「Dクラスは元々創設者によって作られていたでは無いか」
昨日と同じことだ。私は、そんな文献読んだ覚えがない
「そんな馬鹿な、私はこんなもの知らない!!」
「だが事実だ」
そんな風に、財団らしく、冷徹に
次に私は、実際の状況を見るために資料や報告書を漁った。
1人で
そしてついに見つけた、Dクラスの使われていない資料を。
それをまとめようとしたその時だった。頭の中に膨大な量の情報がなだれ込んできた、まるで、決壊したダムのように。私は瞬時にそれが何かを確かめそして理解した、これは、Dクラス職員についての情報だ。まとめると
1,Dクラスは元々創設以来実験体として使われていた
2,Dクラス宿舎はsite19のあった場所になっている
3,Dクラスは月初めに処分される
4,Dクラスは死刑囚とされている
情報を整理しながな考えた、これはミームだ。しかも、情報を一瞬見ただけで芋吊し式になだれ込んでくる。幸か不幸か、私にはミーム体制があったようだ。
それから一晩考えた。
ページコンソール
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7361837 (10 Apr 2021 05:45)
コメント投稿フォームへ
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
批評コメントTopへ