SCP-XXXX-JP「灯るべき炎」

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SCP-XXXX-JP本体

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル(更新版): SCP-XXXX-JPは5×5×5ⅿの収容室内に縦1ⅿ、横1ⅿ、高さ3ⅿの木製の台座の上に設置されます。SCP-XXXX-JP本体には常に火が灯されます。監視担当の職員はSCP-XXXX-JPの様子を常に観察し、炎が消滅した場合は担当職員へ連絡を行ってください。SCP-XXXX-JPに関わる作業はすべてDクラス職員に行わせてください。SCP-XXXX-JPの収容違反を防ぐため、収容室内部には常にインシデントXXXX-JP-β以降、SCP-XXXX-JPを利用した実験は凍結されています。

説明: SCP-XXXXX-JPは高さ10.3㎝9.3㎝、直径2㎝の一本の青い蝋燭です。外見は普通の蝋燭であり、破損しても再生することはありません。SCP-XXXX-JPに火を灯した場合、通常の炎の色を示さず、深い青色へと変化します。SCP-XXXX-JPに火が灯っている際、SCP-XXXX-JP本体は溶けますが体積及び高さは変化せず、未知の方法で増加し、元の大きさを維持しています。またSCP-XXXX-JPに灯った炎は人為的に消すことができず、SCP-XXXX-JPに火が灯ったとき、異常性が発現します。SCP-XXXX-JPに灯された炎を対象となる人物が5~25秒程見つめると、対象者はパニックに陥ります。その後、重度の不安感や恐怖感を抱き、誰とも意思疎通を取ろうとしなくなります。この時対象者はSCP-XXXX-JPに関した独り言を常に口にするようになり、必要最低限の栄養分しか補給しなくなります。この影響は電子機器による画面越しでの認識や写真などの静止画像では現れないことが分かっています。SCP-XXXX-JPには収容以前から火が灯っており、現在まで消滅は確認されていません。(SCP-XXXX-JPに灯っていた炎が消滅しました。詳しい内容はインシデントXXXX-JP-αを参照してください。)SCP-XXXX-JPに火が灯っていない場合、SCP-XXXX-JPによる異常性は消失します。

補遺: 以下はSCP-XXXX-JPを用いた実験記録の抜粋です。

実験記録XXXX-1 日付20██/06/23

対象: D-0231

実施方法: SCP-XXXX-JPに灯された炎を直視させる。

結果: D-0231は炎を13秒直視、その後SCP-XXXX-JPの異常性に暴露した。実験室から退出するよう指示を出したが拒否したため、警備員に指示を出し強制的に退出させた。精神鑑定の結果、D-0231は不安神経症に陥っていることが判明した。D-0231には記憶処理が施され、別の担当に配備された。

実験記録XXXX-2 日付20██/07/13

対象: D-0442

実施方法: SCP-XXXX-JPをビデオカメラ越しに撮影させる。D-0442には、撮影させる際に直視しないよう指示を出した。

結果: 異常性の発現は見られなかった。D-0442の精神にも大きな変化の兆候は見られなかった。

実験記録XXXX-3/XXXX-4 日付20██/10/22

対象: D-7730

実施方法: D-7730に財団製の作業用デュアルアームロボットを操縦させ、アーム部分で軽く叩きSCP-XXXX-JPに傷がつくかどうかを確かめる。操縦者にはモニターを介して操縦を行ってもらう。

注記 D-7730は逮捕前まで産業用ロボットアームの操縦士として働いており、知識に長けていると思い実験に雇用した。
結果: 傷をつけることに成功。SCP-XXXX-JPの再生の兆候は見られなかった。急遽サンプルの回収を行うために、右側のアームに内蔵された加工用レーザーを使用し、SCP-XXXX-JPを持ち上げ下部から1㎝の部分を切断するように指示を出した。これも成功し、サンプルの回収が完了した。サンプルは両面とも水平状態であり、SCP-XXXX-JP自体にも大きな支障は発生しなかった。

実験記録XXXX-5 日付20██/11/21

対象: D-0304

実施方法: 実験4で回収されたサンプルに金槌を使用して破壊させる。

結果: サンプルは中心で二つに分かれたが、それ以上細かくなることはなく、衝撃に対する高い破壊耐性を保持していた。

実験記録XXXX-6 日付20██/12/25

対象: D-0304

実施方法: SCP-XXXX-JPについている炎を別の蝋燭に転移できるかどうかを確かめる。D-0304にはカメラ越しに行ってもらうように指示を出した。

結果: 炎はD-0304が近づけた蝋燭へと転移した。転移した炎は人為的に消すことが可能な状態へとなった。この実験中、D-0304は所持していた自身の蝋燭に灯った炎を視認、SCP-XXXX-JPの際と同様の効果に暴露してしまったため、実験担当から即座に外された。これにより転移した炎にも異常性があることが確認された。

インシデントXXXX-JP-α: 実験XXXX-6の後、SCP-XXXX-JPの炎が自然に消滅しました。その後、D-0304が突如として暴れ始めました。警備員によって取り押さえられた後に鎮静剤を投与し、急遽インタビュー形式で聞き取りが行われました。

回答者: D-0304

インタビュアー: ██博士

注記:インタビューはD-0304の容態を考慮し、実験室に隣接した隔離室で行った。尚、全ての録音、録画は実験スタッフの手伝いの下で行われている。

<記録開始>

██博士: D-0304、急にどうしたのですか?何があったのですか?

D-0304: (焦ったそぶりを見せながら)消したのか?あんたらがあの火を、あの火を消したのか?

██博士: SCP-XXXX-JPに灯っていた炎は確かに消えました。しかしそれを消したのは我々ではありません。

D-0304: じゃあ、それじゃあ誰が消したんだよ!? (D-0304は非常に動揺した様子を見せる。)

██博士: 勝手に消えました。我々は一切触れてはいませんよ。

D-0304: つけろ。早くあれに火をつけろ!今すぐに!

██博士: 落ち着いてください。何故SCP-XXXX-JPに火を灯す必要があるのですか?

D-0304: あんたらにはあれが見えないのか?あぁ、つけないと。早くしてくれ!早く!

██博士: わかりました。わかりましたので落ち着いてください。(警備員に向かって)彼を元の独房へ戻してやってくれ。彼には休息が必要だ。

D-0304: あんた正気かよ!?早く火をつけろよ!炎を灯してくれよ!

██博士: 明確な理由を言ってもらわなければ、私にも対応ができません。その頭を冷やして落ち着くことを推奨しますよ。心配しなくともこの件は上に報告されますので、後で対応されますよ。

D-0304: (声を荒げながら)後でじゃ遅すぎるんだよ!いいから早くしてくれ! じゃないともう、もう、すぐそこ

直後にD-0304の眼窩、外耳道、鼻腔、口腔から深い青色の光と共に爆発する音がし、その場に倒れる。D-0304の周囲に紺色の煙状の物質が出現する。一部の職員がその場から退避し始める。

██博士: きゅ、救急班を呼んでください!急ぎでお願いします!

<記録終了>

突如出現した煙状の物質はD-0304の首から排出されており、救急班が到着した際に自然消滅しました。D-0304の遺体には頭部が無く、周囲に爆発で離散した頭部の破片が散乱している状態にありました。のちの調査により、実験1に参加したD-0231も記憶処理をしたのにも関わらず、SCP-XXXX-JPについて言及しており、D-0304と同様の影響で死亡したことが判明しました。両死体及び出現した煙状の物質には異常性が無いことが確認されました。

インシデントXXXX-JP‐β:

日付:20██年██月██日

インシデントXXXX-JP-αから██日後に実験XXXX-4の際に分離したSCP-XXXX-JPが突如として消滅、その後サイトから約2㎞離れた中学校及び約3㎞離れた一般企業[データ削除]にてインシデントXXXX-JP-αの影響と似た事件が発生。すぐにエージェントが派遣され、迅速に対応、分離したSCP-XXX-JPの回収に成功。エージェントの証言により、ブンゼンバーナーと携帯用ライターにそれぞれSCP-XXXX-JPに灯された炎の性質と同じ異常性が付与されていることが確認された。死亡した人物たち以外にSCP-XXXX-JPに暴露した人物は確認されなかったため、この両方の事件に関わったとされる人物及び周囲の住民に対して記憶処理を施し、カバーストーリー「一酸化炭素中毒による事故死」を流布。今回の事件による犠牲者は3█人であった。

このインシデント以降、SCP-XXXX-JPに対しての収容プロトコルが見直され、改訂されました。


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