脳内戦争 - SCP-JPサンドボックスⅢ

脳内戦争

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 脳内戦争Brain War
著者: ©︎King-Crab373
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは標準人型収容室に収容されます。SCP-XXXX-JPが要求した楽曲は例外がない限りSCP-XXXX-JPの所持する電子機器に入力することが許可されます。

説明: SCP-XXXX-JPは15歳のアジア人男性である「山仲朋彦」氏です。

SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP自身が長時間悩むような考えをした場合に活性化します。
SCP-XXXX-JPが悩み込むと、登頂部の中心から耳の付け根に向けて弧を描くように真っ直ぐな裂け目ができます。その後、キリキリという機械音と共に徐々に頭皮が前後にドーム状に展開されやがて収納されます。

SCP-XXXX-JPの頭部が展開されると、内部にいる小型の人型実体群(SCP-XXXX-JP-A)が活性化します。SCP-XXXX-JP-Aは身長が約1cmほどのの軍服を着用した兵士型の実体群です。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPが思考している内容によって複数の派閥に分離します。そのため、使用言語は日本語が多く占めることがあります。SCP-XXXX-JP-Aの着用している軍服やSCP-XXXX-JP-Aが使用する兵器は地球上のどのものにも一致しません。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPが悩んでいる内容によって兵士の数、陣形、兵器、地形など様々に変化します。また、SCP-XXXX-JPが考える時間が長いほど、より強力な兵器¹が出現します。
SCP-XXXX-JP-Aが使用する兵器は現実に存在する兵器と同等の威力を有しているため、第三者に当たった場合、重傷を負うことがあります。

SCP-XXXX-JP自身はSCP-XXXX-JP-Aの存在を知覚することが出来ません。そのため、SCP-XXXX-JP-Aが発生しても気付くことが無いため、第三者へ被害を与えることが多くあります。

発見: SCP-XXXX-JPは「街で銃撃戦が起きている」との通報があったことで駆け付けた警察官によって発見されました。当初複数人による抗争と考えられたため機動隊も派遣されましたが、銃撃のある場所を特定したところ、一人の少年が頭部から銃弾らしきものを放っているということが現場の警察官から報告されため、情報を傍受した特事課の捜査員によって保護され、財団へと引き渡されました。発見時、SCP-XXXX-JPは汚れた白いパーカーと傷ついたジーンズを履いており、やつれた状態でした。

周辺住民や関係者には記憶処理を施し、カバーストーリー「暴力団による武力抗争」を流布し世間による情報の操作を行い隠蔽することに成功しました。

インタビュー記録: XXXX-JP
以下はSCP-XXXX-JPへ行ったインタビューの初期記録である。インタビューはサイト‐81██のカウンセリング室を借りて行われた。

担当職員: 佐々木研究員

対象: SCP-XXXX-JP

佐々木研究員: こんにちは、山中さん。

SCP-XXXX-JP: (小声で)こんにちは…

佐々木研究員: 具合はどうですか？

SCP-XXXX-JP: (短い沈黙)よく…分からないです。何といえばいいのか、その…

佐々木研究員: 大丈夫ですよ。塞ぎ込まなくていいんです。よく分からない場所に来て動揺するのも無理はありません。

SCP-XXXX-JP: あ、ありがとうございます。

佐々木研究員: 来て早々悪いと思っていますが、質問を幾つかしてもいいですか？

SCP-XXXX-JP: はい。