夢見のテレビ 比較用
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アイテム番号: SCP-1734-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1734-JPはサイト内の低脅威度物品収容ロッカー内に保管されます。実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員1名の許可を得た上で行ってください。

説明: SCP-1734-JPは██████社製のブラウン管テレビです。生産工場は特定されており、同工場の生産ラインから同様のオブジェクトは見つかっていません。 SCP-1734-JPは電源コードが存在しないにも関わらず、正常に動作します。また、意図的に電源コードを切断した痕跡があり、切断面は一見して綺麗な表面に見えます。以上の事から、SCP-1734-JPは未知の手段によって動力を供給しているか、動力を必要としないかは不明です。また、現在までにSCP-1734-JPを通常のテレビとして利用する試みは失敗しています。

SCP-1734-JPは被験者が直接電源を入れた際に活性化します。活性化したSCP-1734-JPは被験者が最近見た夢、あるいは夢日記と題された記録帳1に記録された最新の夢を映像として画面上に投影します。この時、映像と共に音声も流れます。

SCP-1734-JPを活性化させる事で必ず被験者は「夢の世界」(以下、1734-A)への入り口を「夢見の門」(以下、1734-B)と呼称します。この1734-Aは被験者の深層意識によって構成されているとみられ、被験者にとってはまさしく理想の世界だと考えられています。被験者は睡眠状態に入って1734-Bを開きます2が、実験記録-1734-1から、これ以降の被験者は植物状態になる事があります。

被験者が意識を失うと、SCP-1734-JPから楽し気な声が発せられます。しかし、意識を取り戻した被験者は総じてその後のインタビューにて「幸せに生きていたはずなのに、夢だった。もう何も考えたくない」という旨の発言をしています。
更に、被験者が植物状態となった瞬間から24時間以内にSCP-1734-JPの電源を再び入れた場合、被験者の最期の思考が音声によって発せられます。記録の限り、全ての被験者は例外なく、「もう一人の自分」なる存在について言及しており、自己矛盾に陥っていました。

発見経緯: SCP-1734-JPは██県██市内の[データ削除済]に潜入していたエージェントが「不思議なテレビがある部屋の住人が衰弱死した」という話に着目し、直接調査に赴いた事から発見されました。SCP-1734-JPの回収後、近隣住民等の関係者には記憶処理が施されました。

以下は20██/█/██現在までに行われた実験記録です。

補遺: SCP-1734-JPが設置されていた部屋から、死亡した居住者のものと見られる文書が見つかっています。
文言は以下の通りです。

現実は辛く、苦しい  だからこそ、夢を見るくらいは許されて然るべきだろう?
夢見の門は開かれた  理想の世界は、直ぐそこにある

これでもう   私は馬鹿にされない
あいつらが   私の研究を認めなかったのは   きっと妬ましかったんだ 

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