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自動メッセージ
以下の文書は”Project・Madloss”の管理責任者の管轄のもとで公開されている文書です。あなたが当該プロジェクトに参加している人物でなければ、速やかにブラウザバックを行い、標準の機密維持プロトコルに則った記憶処理の処置を受けてください。
適切なクリアランスの提示がない場合、管理システム”Laplace”による改変処置が自動的に実行されます。
配属サイト | サイト管理官 | 研究責任者 | 担当機動部隊 |
サイト-81Md | 宮前 司 | 大節 大輔博士 | 81-00(“夜見の花束”) |
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが一般社会で発見された場合、関係者に記憶処理を施した上で機動部隊81-00(“夜見の花束”)によって回収が行われます。回収されたSCP-XXX-JPはサイト-81MdのB6低危険度物品収容ロッカー#N1に収容してください。
SCP-XXX-JPを用いた実験を行う際、収容されているSCP-XXX-JPの数が少ないため、刻んで使用することが管理官により要請されています。
説明: SCP-XXX-JPはビターチョコレート1に分類されるチョコレートです。
SCP-XXX-JPは摂食した際、異常な甘味を対象に体験させます。この異常性はSCP-XXX-JPを複数回摂食することによって抑えることが可能ですが、個人によって抑えられるまでの回数は異なっており、現在はその条件についての研究が進行中です(立てられた仮定は実験記録を参照してください)。
上記の異常性の影響が1ヶ月以上続いた場合、対象の元にSCP-XXX-JP-1に指定される実体が出現します。出現後、実体は対象を拘束し、そのまま対象と共に消失します。
発見経緯: SCP-XXX-JP及び-1の存在は、黄玉研究員の消失によって初めて確認されました。SCP-XXX-JPは黄玉研究員が購入していた事で財団施設内部に持ち込まれていたようであり、後の捜索で新たに7個のSCP-XXX-JPが発見されました。これらは現在、サイト-81MdのB6低危険度物品収容ロッカー#N1に収容されています。
実験記録: 本項目はSCP-XXX-JPによって発生する甘味が、どの程度継続するのかについての条件を研究するために行われた実験記録の抜粋です。
記録03
対象: D-1003
実験の回数: 6回
結果: D-1003は5回目の摂食まで強い甘味を感じると報告した。詳細を尋ねたところ、"どこかで食べたことのある味だった"と報告。
記録07
対象: D-6055
実験の回数: 12回
結果: D-6055は11回目の摂食まで甘味を感じると報告した。詳細を尋ねた際、"バレンタインの時に貰った友チョコを思い出した"と語った。
記録08
対象: 稲川事務員
実験の回数: 4回
付記: 稲川事務員は"2月14日にチョコを貰ったことがない"と事前に報告をしている。
結果: 稲川事務員は甘味を感じることは無かったと報告した。これにより、甘味を感じるか否かは、2月14日に、"バレンタインチョコレート"を受け取った事があるかどうかに由来するという仮説が立てられた。
記録14
対象: 長谷田収容スペシャリスト
実験の回数: N/A
付記: 長谷田収容スペシャリストは財団に雇用される以前アイドルとしての活動を行っていた。当時の長谷田収容スペシャリストは女性人気が非常に高い人物であったと記録されている。
結果: 長谷田収容スペシャリストは、実験の中止が求められるまでほのかな甘味を感じ続けたと報告。この結果から、"バレンタインチョコレート"を受け取った回数が多ければ多いほど甘味を感じる回数が多いと仮定された。
追記: 長谷田収容スペシャリストはこの1ヶ月後、行方不明となった。SCP-XXX-JP-1によって消失させられたと推測されているが、詳細は不明。
補遺1: 黄玉研究員の直近の行動を調査した結果、SCP-XXX-JPは日奉 櫟という名の女性が製作したものであった事が明らかとなりました。櫟氏は判明時点で既に死亡しており、その遺体の回収が行われました。回収した後、検死解剖を行ったところ櫟氏の体内から大量の鉛が検出されました。これらは櫟氏の死因に関わるものであったと推測されています。
また、興味深い事柄として櫟氏の左の手の甲にGoI-101("エルマ外教")の構成員が用いている聖印が確認されました。これに伴い、構成員の1人である鷹司 優樹氏に対するインタビューが執り行われました。
補遺2: 上記インタビューの2日後、行方不明であった黄玉研究員が作成したと推測される音声記録が財団外時間大深度アーカイブ内より発見されました。当該の記録は回収され、現在は"識別コード.XXX02.JP"に指定されています。
上記の記録が発見された後、財団エレベーター部門に対し、内部領域の調査並びに黄玉研究員の救出計画の計画案を作成してもらうよう、宮前管理官より依頼がなされました。依頼は受理され、16時間後に計画案が作成されました。以下は作成された計画案を引用したものです。
計画目的: SCP-2360-JPを用いた[Clearnote級情報制限]の探査及び、黄玉研究員の救出。
概要: 多元宇宙探査用r-534現実維持スーツを用いた有人探査。探査人員はサイト-81Md管理官、宮前 司の判断により、機動部隊81-00("夜見の花束")が担当。
機動部隊81-00所属人員
犬影 詰束
風見 庵念
豪堂 寄光
松ヶ谷 十鳥
手順/SCP-2360-JP-αを実行するSCP-2360-JPは、サイト-81Md内に新たに設置する形で用意される。定員は10名。
問題なくSCP-2360-JP-M - [Clearnote級情報制限]への移動が完了した場合、エレベーター部門所属のオペレーターと機動部隊81-00部隊長犬影との通信接続が行われる。接続が完了次第、探査が開始される。探査では主に[Clearnote級情報制限]の環境、存在する物質、働く影響などについての情報を得ることを目的とする。黄玉研究員の救出は上記探査以下の優先度であるが、可能な限り成功させることが求められる。
懸念: 日奉 櫟氏との接触は、今回の計画においてひとつの支障となりうる。それにはSCP-XXX-JP-1実体の存在も含まれるが、事前に送られている黄玉研究員の記録から、PoI-509、EoI-6666による何らかの"契約"が執り行われている可能性があるためである。それが行われていた場合、部隊の全滅を防ぐために[Clearnote級情報制限]からの脱出が最優先事項となる。また、途中での脱出を行った場合、第2探査計画として機動部隊に-81("八岐大蛇")による探査の実行が申請される。
計画は承認され、翌日に実施されました。
探査記録
SCP-2360-JPを用いた探査の記録が以下に格納されています。
補遺3: SCP-XXX-JPを製作した人物である日奉 櫟氏に対する調査の結果、対象は日奉一族の人間でありながら、一般の人物と変わりない体質であったことが判明しました。
ただし、一族に見られる人体改造の記録が残されており、その際には"有毒成分7を生成する"改造が施されていたようです。該当の記録はこちらで閲覧が可能です(要クリアランス3JP)。
この事から、櫟氏は日奉一族にとっては"忌み子"に近しい存在であり、蔑まれていたと推測がされました。これは一族からの追放をも示唆している他、一般社会での生活も、日奉という姓によって困難が多くあったと考えられています。どのようにして櫟氏が菓子店に就職したのかは、当時の記録の破損を理由に特定することは出来ませんでした。
補遺4: SCP-XXX-JPは現在まで一般社会での発見がなされておらず、財団はSCP-XXX-JPが今後一般社会で発見される確率は低いものであると判断しました。それに加え黄玉研究員による定期報告でも、新たなSCP-XXX-JPの製作は成されていないと述べられています。それらを鑑み、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスはEuclidへと変更されました。
追記: 20██年02月09日、黄玉研究員による定期報告の更新が停止しました。財団はこれを黄玉研究員及び、日奉 櫟氏の死亡によるものと捉えました。
SCP-XXX-JPを製作することの出来る人物がいなくなったために、Neutralizedへとオブジェクトクラスを変更する見通しが立てられています。
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ジャンル
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任意A任意B任意C-
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- portal:7284158 (22 Feb 2021 13:24)
読ませていただきました。非常に評価の難しい作品だと思います。いくつか目についたものを指摘しますが、追って追加するかもしれません。
日奉 一位なのですが、日奉一族は下の名前に使用している漢字は「くさかんむり」や「きへん」などを使用したものを使う法則性があるようです。偽名などの理由付けがない限りその法則に従った方がいいかもしれません。
脚注で出てくる存在が脚注で片付けるには些か規模が大きすぎる気がします。実際にその存在をまとめた記事がサイトにすでに投稿されているのであれば、おさらい程度に脚注に書くのもいいのですがここが初出となるとオブジェクト本体よりも存在感が大きく、そちらに意識を取られてしまう可能性があります。
アイデア自体は面白いとは思うのですが、展開と可読性にやや難があると思います。改稿による更なるブラッシュアップが必要かと思います。頑張ってください。
うわー批評ありがたい……!
個人的には日奉の中でもそもそも異端な存在であるためにこれでもいいかなぁとか勝手に思っちゃってましたが、もう少し考えてみようとは思います。ご意見感謝。(一応由来はイチイという植物ですね。毒性を有する低木ということでチョイスしています)
追記: どうやら櫟とも書けるらしく、そちらに変更しました。
脚注内の存在、名前だけ出しておくとかのがこの記事内では良いんでしょうかね?
展開と可読性……、後者についてフォーマットが原因ならそれは諦めるつもりですが(ドキュメントが使いたい……!)、文章の方であるとまたちょっと見直しいりそうですかね……。もう少し様子見ながらこの辺りも手入れしていこうと思います、ありがとうございました!
拝読いたしました。私が理解できていないかもしれませんが、現状ですと評価が難しいかなと思いました。以下に理由を述べます。
例示すると「尋ねたところ」とか「興味深い」とか「人体改造」みたいな、分析的でない表現が散見されました。また、全体的に不自然な改行が多いです。場面の変化が無い地点で改行されると違和感があるので、例えば接続詞の前後など、不要な箇所は改行を削除するといいと思います。また「忌み子」についてなのですが、報告書の中で形容した表現を用いない方がいい気がします。
作中において様々な人物が登場しているのは分かるんですが、エルマ、帝国、日奉、エレベーター部門といった過剰な要素のせいでそれらの存在感が薄くなっています。クロスリンクするのは勿論悪くない手法だと思いますが、中核の要素が何なのか分からなくなるのは避けた方が良いと思います。単純にチョコレートの異常存在であるなら、それに付随する様々な要素をもっと削ぎ落すべきでしょう。例えば、XXX-JPを製造していたのが日奉でなくとも話は成立すると思います。そういった点を削っていくと効果的だと思います。
”黄玉研究員”と”長谷田収容スペシャリスト”は同一人物なんでしょうかね?この辺がよく分かってないんですが、読み解く上で知らない名前が次々に出てくるので余計に理解できなかったです。
最も読み進めづらかったのがこの点で、探査メンバーの発言があまりにも違和感が強く、没入感を削がれました。例えば「オペレーターさん」みたいな呼称はしないでしょうし、「摂食は控えるように。」みたいな当然のことを言う必要は無いです。オペレーターも色々と軽はずみに行動を許可しすぎな印象がありますし、仮に日奉が攻撃的だったら全滅するリスクすらあるのに簡単に接触しすぎだと思います。無理に探査ログを書くよりも、必要な情報を別の方法で書き起こすほうが適切であると思います。
短い記事なので、わざわざ文章を折り畳んでおく必要が無いと思います。いちいち読者に操作させるのは手間になるでしょうし。
全体的に、物語の構成に難があると感じました。この記事を通して読者に与えたい印象は何でしょう?プロットに書き出したりして要素をまとめ、最初から最後までの流れがスムーズになるよう考慮すべきだと思います。その上で文章の訂正を行い、オチとして書くものが明確に決まっているならそれ以外の要素を削減し、読みやすい形式に仕上げていくと良いでしょう。