末々の断片想

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彼の愛は、いつまでも止まずに私を壊す。彼なりに飾った滅びで、私を包む。包み続ける。

いつかの星は私達をひとつとした。彼はそれに満たされ、私を壊す。私は、この滅びを何度でも求め続けた。

孤独な私と、孤独となった彼。きっとこうあるべきだったと思う。愛よ、どうか思い出させないで。呪いよ、どうか解けないで。

彼にはきっと伝わったのでしょう。拙いながら、精一杯作り上げたクロユリの返歌。あの時は彼が私を喰らっており、命を与えられるほどの力が残っていませんでした。でも、それが良かったんです。偽物の花の「花言葉」には「偽り」であるという意味が加えられると、子供達から聞いたことがあります。あなたの想う気持ちが嘘だとしても、あなたには私だけを見ていて欲しい。そんな想いを込め、私は『愛』を、『呪い』を、誓いました。全てを知っているのはあの花たちだけ、私も、もう多くが分からずにいます。彼と私、そして子供達だけでこの世界は十分ですから。

想起、黒塗の誓い。


此度もまた、壊される。その滅びはより美しく飾られ、私の鼓動を求めた。私はそんな彼のさけびに応え、再生する。新たな生命が芽吹いていく。

問いと答えを繰り返す。星は巡り、やがて繋がった。

与えて飾られ、また与え。彼の見る現実は、きっと私が願った幻想。

きっと始めから舞台の上だったのでしょう、子供達があなた達を排除しようとしたことも、あなたを除いて皆が居なくなったことも、あなたがこうして私を壊すのも、きっと演目として存在していたのです。理由なんて知らずとも、分からずとも、そうであったと感じます。踊りましょう。私とあなた、2人だけの舞台を演じるのです。子供達はきっと、あなたを畏れ、素晴らしい最期を見せてくれるはずです。これが、此度の滅びへと贈る、私の返歌です。

想起、世界に描いたあなたの姿。


凍てつき、壊れる。彼はまた花を持ち出した。飽きなどしない、私は可憐な花を求めたから。この時まで、彼は少しばかり技術を多用し過ぎた。そのせいもあり私の身体は力を失いかけていた。

だから、私は慰めを求めた。

彼は解ってくれた。白い華が私を包み、子供達や彼らが創り上げた造物を壊し、溶かしていく。その僅かな間の幻想は、私達を華やかに飾り付けていた。

その時彼はとても満足気でした。白く染っていく私の身体、凍てつき、散りゆく子供達。愛らしい私の皇は、私の為に、そして文明という華を得た子供達の為に見せてくれるのです。華麗で、切なく、そして勇敢な輪廻の物語を。そしてどうやら、彼はこれを捨てられてきた世界へと放ったようです。"私に眺めることが出来るなら、見て欲しいんだ"と。この時、私はとても嬉しかったことを今でも覚えています。もちろん見ますとも、あなたが用意してくれた私の為の誓い、そして盾ですもの。

想起、穢れを失す純白の盾華。


彼が自らの力を行使する。そして、私の宿す子供達が溶けていく。夜明けは決して消え去らない。絶望が、私を染め上げ、混ざる。

抗う者もいた。かつての私を思い出すかのように。

誰そ彼。

それはいない。

嘘、瞞し。

今はあなたと私だけ。

彼はやがて力を得て、「太陽」として生命への干渉を始めました。子供達は、苦しみ、挑み、叫びながら姿を変え、やがて彼を崇拝するものへと変わり果てました。私はこれらを愛らしいと思います。彼らは皆、私と彼との子になったのですから。とてもとても、喜ばしいことです。そして、そんな彼らの巣立ちもいずれ。滅びは再生があってこそでしょう?此度の返歌は、子供達の勇気を以て贈ります。

想起、夜明け或いは日の出の刻。
































再誓は末無く繰り返される。后の身体は皇帝により崩され、また再生する。皇帝は后を愛で、后は皇帝に献身する。

輪廻の龍。2匹の誓った『愛』は永劫に。

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