SCP-XXX-JP - "し"のナンバープレート(改稿)

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが発生した車を財団職員が発見した場合、速やかに停車させ搭乗者を保護してください。確保した車はエンジニアが点検をし異常があれば修理、もしくは破壊してください。保護した搭乗者は駆けつけた医療スタッフに検査させた後クラスA記憶処理を施し、対応した行政・医療機関に引き渡してください。
現在、SCP-XXX-JPを故意に発生させる行為は、日本支部理事会によって禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは日本国の車のナンバープレートに現れる現象です。SCP-XXX-JPの異常性はナンバープレートの平仮名の部分が一時的に"し"に変化することです。SCP-XXX-JPが発現した車は数時間後に人命に関わる大事故が起こります。その原因は、飲酒運転や車の整備不良、無免許運転だったりと様々です。
SCP-XXX-JPは発現して事故発生から1時間程度、事故を防いだ場合発現から1日程度で消失します。
SCP-XXX-JPが事故を起こしているのか、事故を予期しているのかは未だにわかっていません。

発見経緯: SCP-XXXは、20██/██/██に国道██号線での██名の死傷者を出した自動車追突事故の報道をしていたテレビ局に潜入していた財団エージェントによって発見されました。発見当初SCP-XXX-JPは発現状態でしたが、放送が終わって10分ほどで消失しました。幸い、炎でナンバープレートが見えにくかった事とエージェントが速やかに異常に気付き対応したことによって、現場にいた野次馬と報道スタッフ、駆けつけた警察官にクラスA記憶処理をすることで事態の沈静化ができました。

実験記録
以下はSCP-XXX-JPを発現させるための実験です。

日付: 20██/██/██

対象: Dクラス職員6名

実施方法: Dクラス職員を5人道路工事させ泥酔したD-8173がバイクで突っ込む。

結果: SCP-XXX-JPは発現しなかった。D-8173は全身打撲や頭蓋骨骨折、精神疾患などの後遺症を負った。

分析: 「故意に事故を起こしても発現しないのだろうか？」 - ██博士

日付: 20██/██/██

対象: Dクラス職員15名

実施方法: Dクラス職員を小屋とガソリンの入ったタンクローリー車の中に入れ、トラックをタンクローリー車に追突させる。

結果: トラック、タンクローリー車共にSCP-XXX-JPは発現しなかった。

分析: 「犠牲者の数は関係ないようだ」 - ██博士

日付: 20██/██/██

対象: Dクラス職員2名

実施方法: Dクラス職員がブレーキが故障した自動車を運転する。

結果: SCP-XXX-JPは発現しなかった。Dクラス職員がフロントガラスを割り、大怪我を負ったものの脱出した。車は大破した。

分析: 「もっと危険な状況を作る必要があるのか？」 - ██博士

日付: 20██/██/██

対象: █████博士、Dクラス職員30名

実施方法: サイト-81██出張中の█████博士がDクラス職員を乗せた日本製のバスを運転し、30km走行する。

結果: 実験開始10分前にSCP-XXX-JPが発現が確認された。実験開始から5分、█████博士が運転したバスが暴走し、サイト-81██の[データ削除済]に追突し[編集済]

分析: 被害は最小限に済みました。

補遺: 20██/██/██に発生したSCP-███-JPを含む大規模収容違反が鎮静化した後、SCP-XXX-JPの実験施設に画用紙にクレヨンで書かれたメモが落ちていました。
下記は、SCP-XXX-JPが書いたと思われるメモです。

車じこいや
かなしい人いるいや
じこするやめて
さむいこわい
みつけて

メモの筆跡や文調から2〜5歳の幼児が書いたものと思われます。
SCP-XXX-JPが発現する前の幼児が巻き込まれた自動車事故記録を調べた結果、20██/██/██に██県███スキー場道中にて、タイヤがスリップしガードレールを突き破り30m落下する事故が見つかりました。両親は死亡、娘は行方不明のままです。
20██/██/██、日本支部理事会はSCP-XXX-JPを発生させる実験を禁止し、20██/██/██に██県███スキー場で起きた事故現場で行方不明の█████さんを捜索する命令を出しました。

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  ukwhatn 31 Jul 2021 05:32

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