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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: カセット版のSCP-XXXX-JPはサイト-81██の低危険度収容ロッカーに収容してください。アプリケーション版及びそれに準ずるバージョンのSCP-XXXX-JPはサイト-81██のインターネットから隔絶されたデバイスに収容してください。
説明: SCP-XXXX-JPは「全世界ボードゲーム大全」というタイトルのゲームです。SCP-XXXX-JPは現在20のゲーミングプラットフォームで確認されています。
SCP-XXXX-JPを起動すると、直前の操作に関係なくランダムなボードゲーム1がスタートします。対戦相手は全ての事例においてプロ選手並みの強さを持った人工知能であり、ほとんどの場合プレイヤー(以下対象)はゲームに敗北します。
敗北した対象はSCP-XXXX-JPのゲームに勝利することに強い執着心を見せ、約1ヵ月の間水分および栄養を摂取せずにSCP-XXXX-JPをプレイし続けます。その後、対象がゲームに勝利した場合、対象は過労と栄養失調により死亡します。
SCP-XXXX-JPは2020年7月11日に██県にて「息子が1ヵ月間部屋から出てこない」という通報があったことから発見されました。発見当時、青山 ██氏がNintendo SwitchでSCP-XXXX-JPをプレイしており、後に治療の試みが行われ、成功しました。青山氏の両親には記憶処理を施し解放しました。また特筆すべき点として、SCP-XXXX-JPのプレイヤーとなった対象が生還したのは青山氏の一例のみです。
補遺1:
SCP-XXXX-JPの実験中に、エラーメッセージが表示されました。以下はその転写です。
「全世界ボードゲーム大全 体験版」をご利用のお客様へ、大切なお知らせです。
この度、「全世界ボードゲーム大全 体験版」は「全世界ボードゲーム大全 製品版」の登場にともない、サービスを終了いたします。
これからはぜひ、「全世界ボードゲーム大全 製品版」をご利用ください。
このメッセージが表示された24時間後、全てのSCP-XXXX-JPは非異常性のゲームソフト2に変化しました。このことから財団は、SCP-XXXX-JPのNeutralized再分類を検討しています。また、エラーメッセージ内で言及されていた「製品版」について、財団は新たなオブジェクトの出現を懸念し、現在機動部隊い-16(ゲームコレクター)による調査が行われています。
補遺2:
2021年、青山氏とその家族が行方不明にとなっていることが判明しました。青山氏の自宅にはチェスや将棋などの駒が散乱しており、壁面等は全て既存のボードゲームの盤で覆われていました。また、リビングルームの卓上には3個のチェスの駒3と手書きの文章が書かれた1枚のコピー用紙、「全世界ボードゲーム大全」というゲームソフトがありました。以下はその文章の転写です。
「全世界ボードゲーム大全 製品版」をお楽しみの皆様へ
「全世界ボードゲーム大全 製品版」では、体験版では成し遂げられなかった、お客様自身の体を使う技術が利用できます。
お友達やご家族と一緒に、体を使って遊びましょう。
この文章の意図及び青山氏一家の行方は現在捜査中です。
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- portal:7222583 (04 Sep 2021 11:10)
拝読しました。
まとめると「勝つまで熱中させて勝ったらプレイヤーが死ぬゲームソフト」、といった感じでしょうか。自分もそういうところがあるので青山氏の気持ちもわからなくはありません。そこを踏まえても、現状はDVです。まずこのようなシンプルな記事に求められる面白味やインパクトが見当たらないように感じます。少し気になったのはインタビューのところですね、説明パラグラフで書かれていることを青山氏の口から再度説明しただけのように感じました。正直なところ、「また新しいオブジェクトが出てくるかも」みたいなオチは正直食傷気味ですのでちょっとしたひねりを加えてみたら面白くなるかもしれません、頑張ってください。
批評ありがとうございます。
なんとなくですが、そういう描写を追加してみました。
削りました。なんでインタビュー記録作るときああなるんだろう
家族3人をチェス駒にしてみました。