クラス指定システム S7-APCS
評価: 0+x

クリアランスレベル:4
イヴェンスキー博士(44-871)担当
サイト-7チャンバー32ВА保管


S

E

K

T

N

none


近接環境依存

Vedist I


Vedist II


Vedist III


Vedist IV


Vedist V


Vedist VI


SCP-0000



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SCP Foundation
クラス指定・規格化部局

2021年3月10日
サイト-7

職員諸兄姉の皆様、いかがお過ごしでしょうか。SCP財団はこの星において、異常現象に関する研究・封じ込めを牽引する組織となっています。幾年月に及ぶ活動のうちに財団は、数多の著しい変化を強いられつつも成長と飛躍を遂げてきました。ですが今日こんにちほどの規模にまで拡大したことで、内部組織の官僚主義的体質に悩まされるようになったほか、その規則にも矛盾が生じたり、広範すぎるその活動範囲において統一性に欠くなどの課題に直面するようになりました。こうした問題に加えて異常現象研究における激烈なる躍進や、SCPオブジェクトの回収・保管を通じて得られた幅広い経験も踏まえると、我々が慣れ親しんだSEK分類は現状にそぐわずアップデートの必要があると断言できましょう。

従来の (箱テスト方式としても知られる) 分類では異常物品に対して一面的なクラス指定を施していました。つまりは周辺環境に対する潜在的有害性だけしか測定していないのです。封じ込め方法についても同様で、職員が保護対象オブジェクトに対し徹頭徹尾受け身姿勢で臨むシンプルな保管となっています。これらの結果としてSCPオブジェクトの収容困難性 (収容違反リスク) や機密情報漏洩のおそれ、アノマリー活性化メカニズムなどといった要素を軽視 (あるいは過度に単純化) してしまっています。箱テスト方式ではオブジェクトに関するそうした多様性が平均化され、極めて危険であると判断されたものにはKeterクラスが付与されています。つまりKeterは、危険性はないが収容困難なアノマリーにも、全球規模の脅威ではあるが現実的な手段により容易に阻止できるようなものにも与えられてしまっているのです。前掲の2例は一元的にKeterクラスに指定されてきましたが、しかし職員は有効な封じ込め手続を実行するにあたり、個々のオブジェクトにどんな潜在的リスクがあるかを十分理解せねばなりません。
SCPオブジェクトクラス指定にかかる現行の分類方式を改善すべく、サイト-7主導層により直近3年間財団による保管下にあった異常物品の、収容違反に関する書類および報告書が調査・体系化されました。それに加え、サイト-7解析担当員により改訂版脅威表示マトリクスが作表されました。この表ではオブジェクトの危険性を区分するにあたり、周辺環境に対する潜在的危害性のみならず、収容違反の可能性や収容難易度、そして収容違反の際に生じる機密保護上の脅威性…つまりヴェールに対する脅威性も基準としました。

さらに収容違反インシデントの中でも、当該オブジェクトの具体的性質に精通していない周辺部署職員が事態収拾に当たらざるを得なかった場合における対応動向を分析しました。この分析により悔悟すべき示唆が得られました。すなわち数々の大惨事や、取扱非認可unauthorized人員における多くの死傷者の発生は、オブジェクト保管関連書類や収容チャンバーあるいは保護槽にそのオブジェクトの潜在的脅威について、簡素、単純、万全かつ、専門外職員でも直感的に理解できるような記号が掲載されてさえいれば防ぎ得たというのです。以下、そのようなケースのうちごく一部を例示します。

  • サイト-18にて2020年8月14日に非常事態が発生し大規模収容違反へと至りました。Safe区域のオブジェクト封じ込め応援部隊は、当収容違反インシデントに伴う被害を免れたEuclidクラスのSCP-████およびSCP-████を被災領域から退避させました。ですがその際SCP-████を職員が誤って活性化してしまい、多大なる死傷者および物的被害が出ることとなりました。必要十分な情報を封じ込めチャンバーないし添付書類に記載し、煩雑な説明に習熟せずともアノマリー起動 (・再起動) の原理を理解できるようにしておけば、将来における同様の惨事は防げるでしょう。
  • 2018年7月11日にエリア-21に対し████████の一団による襲撃があった際、オブジェクト担当人員全員が殺害され、少なからぬSCPオブジェクト収容セルが一部破損しました。30分後に到着した機動部隊タウ-9隊員が、同部隊資産を用いて収容違反の収拾を試みました。当エリアに保管されていたオブジェクトはいずれもEuclidクラスであったため、機動部隊戦闘員は最優先で対処すべきアノマリーや脅威性オブジェクトを明確に見分けられませんでした。当事案発生中、現場付近にあった爆発性EuclidアイテムSCP-████により複合施設コンプレックス全体および周辺区域が喫緊の脅威に晒されていたにも関わらず、タウ-9はSCP-████、SCP-████およびSCP-████といったEuclidアイテム群の収容回復、および火災鎮火までに50分以上も費やしてしまいました。幸いにして当任務は奇跡的にも悲劇的結果には至りませんでしたが、とはいえこの事例が示してくれた教訓を活かすことが急務です。

以上を踏まえ、サイト-7クラス指定・規格化部局よりS7 APCS (Site 7 Anomalous Phenomenon Classification System) を提案します。当システム利用にかかる概要・注意事項は以降でご確認いただけます。


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