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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは故意に活性化しないよう、低脅威物品収容ロッカー内に壁面に先端部が接触する事を防ぐ為、鉄線を通した状態で収容されます。SCP-XXXX-JPの持ち出しは実験を除き禁止されています。
SCP-XXXX-JPの実験の際は、実験参加者は至急された手袋を装着してください。
説明: SCP-XXXX-JPは総数20個の消しゴムです。SCP-XXXX-JPを構成している物質に異常は無く、先端部以外を使用する事で一般的な消しゴムと同様に使用する事が可能です。
SCP-XXXX-JPはヒト(以下、使用者)が五指でつまみ、先端部を自身以外の存在(以下、対象)に接触させた際に異常性を発生させます。この時、使用者は対象が希薄化している1と報告する事が実験より判明しています。また、使用者は対象に対し、執拗にSCP-XXXX-JPの先端部を接触させることが実験にて記録されたことから、この際、使用者には何かしらの強制力や強迫観念が働いていると推測されます。この結果、使用者は対象が完全に消失したと錯覚するようになります。
あの消しゴムを買ってからでした。ありきたりですが僕はいじめられてました。僕が何をしたのかわかりませんが、最初はみんなから無視されるところから始まりました。そこからいじめは発展していき、終いには殴る蹴るは日常茶飯事になっていて、ひどいときは火傷を負わされました。周りは誰一人として助けてくれず、ただ安全なところで見ているだけでした。そんな日が続く中、僕は街に消しゴムを買いに出かけたときです。どれにしようか迷ってるとき”何でも消せる消しゴム”というキャッチコピーが目に入りました。昔から好奇心旺盛だった僕はふと気になり購入しました。家に帰ってから落書きされたノートで本当に消えるか確かめたとき、本当にノートは跡形もなく消えていました。いじめられてたんです、何でも消せるものを手に入れたらいじめられる側がやることは一つでしょう。僕はいじめっ子、いや学校の人間全員を消しました。でも結局僕は一人でした。ですがある日、家族との諍いで僕は僕の家族を消しました。その瞬間です。僕は今まで何をしたのか理解しました。今から僕は償いのために死のうと思います。償いにならないかもしれませんが、これが今まで消してきた人への弔いであり、何かの意味になれば、と。
ずっと身勝手ですいません。さようなら。
SCP-XXXX-JPは日本人男性の高山慧(享年16歳)の自室より、高山氏の首吊り死体と共に発見されました。高山氏に関する調査の結果、高山氏は当時通学していた高校で同級生数名による執拗ないじめがきっかけで発見の約5ヶ月前から不登校であった事が分かりました。
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは故意に活性化しないよう、低脅威物品収容ロッカー内に壁面に先端部が接触する事を防ぐ為、鉄線を通した状態で収容されます。SCP-XXXX-JPの持ち出しは実験を除き禁止されています。
SCP-XXXX-JPの実験の際は、実験参加者は至急された手袋を装着してください。
説明: SCP-XXXX-JPは総数20個の消しゴムです。SCP-XXXX-JPを構成している物質に異常は無く、先端部以外を使用する事で一般的な消しゴムと同様に使用する事が可能です。
SCP-XXXX-JPはヒト(以下、使用者)が五指でつまみ、先端部を自身以外の存在(以下、対象)に接触させた際に異常性を発生させます。この時、使用者は対象が希薄化している1と報告する事が実験より判明しています。また、使用者は対象に対し、執拗にSCP-XXXX-JPの先端部を接触させることが実験にて記録されたことから、この際、使用者には何かしらの強制力や強迫観念が働いていると推測されます。この結果、使用者は対象が完全に消失したと錯覚するようになります。
あの消しゴムを買ってからでした。ありきたりですが僕はいじめられてました。僕が何をしたのかわかりませんが、最初はみんなから無視されるところから始まりました。そこからいじめは発展していき、終いには殴る蹴るは日常茶飯事になっていて、ひどいときは火傷を負わされました。周りは誰一人として助けてくれず、ただ安全なところで見ているだけでした。そんな日が続く中、僕は街に消しゴムを買いに出かけたときです。どれにしようか迷ってるとき”何でも消せる消しゴム”というキャッチコピーが目に入りました。昔から好奇心旺盛だった僕はふと気になり購入しました。家に帰ってから落書きされたノートで本当に消えるか確かめたとき、本当にノートは跡形もなく消えていました。いじめられてたんです、何でも消せるものを手に入れたらいじめられる側がやることは一つでしょう。僕はいじめっ子、いや学校の人間全員を消しました。でも結局僕は一人でした。ですがある日、家族との諍いで僕は僕の家族を消しました。その瞬間です。僕は今まで何をしたのか理解しました。今から僕は償いのために死のうと思います。償いにならないかもしれませんが、これが今まで消してきた人への弔いであり、何かの意味になれば、と。
ずっと身勝手ですいません。さようなら。
SCP-XXXX-JPは日本人男性の高山慧(享年16歳)の自室より、高山氏の首吊り死体と共に発見されました。高山氏に関する調査の結果、高山氏は当時通学していた高校で同級生数名による執拗ないじめがきっかけで発見の約5ヶ月前から不登校であった事が分かりました。
- portal:7178014 ( 30 Dec 2020 05:31 )

内容は非常に面白く、よくできた内容だったと思います。
数か所気になっているのが、
・消しゴム20個ということですが、なぜこんなに多いのか。
・SCP財団は販売、製造されている店を調べたりするのではないか?
以上に点が少し気になりました。
あってもなくてもいいとは思いますが参考に
Written by gu-tarou(グータロウ)
まず、消しゴム20個というのは、文具店で売っていたからです。
そして、財団はその文具店を確認できなかったから記述していないという設定です。
アイデアは悪くないと思いますが、説明が拙く、異常性を理解するのが困難です。
たとえばこの箇所には以下のような複数の問題が存在します。
最終的に「使用者はSCP-XXXX-JPにより対象が消失したと認識」するという結論を導き出せばよいですが、そこまでの説明が不足しており、日本語も不自然ているせいで説得力がありません。文章を書いた後に一度音読し、違和感を覚えた部分を取り出してみるとよいでしょう。
実際の異常性と使用者の認識の間のズレでストーリーを作り出す、というのは良いのですが、記憶や書置きまでオブジェクトのせいにしてしまうと興ざめしてしまいます。なんでも異常性で解決するのではなく、異常性から非異常なすれ違いを作り出せるように意識してみると、よくなると思います。SCP-246-JPなんかが参考になるかもしれません。
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