日和坊主の提言 - 去り際に花は咲く

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監督評議会命令



下記のファイルはレベル5/001-JPの機密事項に指定されています。不正なアクセスは禁じられています。

001-JP

アイテム番号: SCP-001-JP

オブジェクトクラス: Tiamat Neutralized

特別収容プロトコル: 現在、SCP-001-JPは無力化されています。本報告書は歴史的参考文献として深層アーカイブに保存されます。

説明: SCP-001-JPは、要注意団体「マナによる慈善財団」が行った儀式によって出現したレベル7ピスティファージ実体であり、SCP-001-JP及び植物類に対する信仰に比例して現実への干渉が強化/変更されます。

SCP-001-JPの外見は複数の異なる種類の植物によって構成されており、植物の中には未知の種類のものも発見されています。また、SCP-001-JPは大まかな人型をとっており、行動などからSCP-001-JPには少なからずとも知性があると推測されます。

SCP-001-JPは定期的に現実に干渉します。この周期は凡そ30日毎であり、SCP-001-JPの干渉する内容は前述のとおりSCP-001-JP及び植物類の信仰に比例して強化/変更されます。以下は、SCP-001-JPの干渉内容を信仰数毎にグラフ化したものです。
干渉内容 信仰数
低レベルの植物類の進化誘発 0〜100
高レベルの植物類の進化誘発 101〜500
無機物の同体積の植物への置換 501〜1500
有機物の同体積の植物への置換 1501〜10000
SCP-001-JPの基底現実への完全顕現 10000〜██████

SCP-001-JPが基底現実への完全な顕現を果たした場合、顕現から凡そ最長で60日、最短で15日未満でHK-クラス"神的征服シナリオ"が発生し、地球上のほぼ全ての存在が同体積の植物に置換される現象が発生すると推測されています。また、これまでに確認された有機物の置換の例の統計を調査した結果、主にヒトが対象になっていることからSCP-001-JPは人類に対して敵対的であると推測されています。

補遺.001-JP-1: 発見経緯/映像記録

SCP-001-JPは、2002/6/15に、財団エージェントによるマナによる慈善財団への潜入調査が行われた際に、「何らかの儀式を行っている」という連絡を発端として発見されました。その後、連絡の発信源の財団エージェント数名により構成された部隊による詳細な調査を行った結果、既に儀式は終了しており、周辺には人間用の衣類及び大量の花をはじめとする植物が散乱していました。潜入調査を行っていた財団エージェントは現在まで発見されておらず、発信源の周辺地点に財団支給の小型通信機及びペン型カメラが散乱していました。また、SCP-001-JPの異常性の面から、マナによる慈善財団構成員及び潜入調査を行っていた財団エージェントは植物に置換されたものと推測されています。以下は、回収されたペン型カメラに記録されていた映像記録の一部抜粋です。

映像記録 001-JP-1


[ログ開始]

エージェント・ニイバシ: 今、マナによる慈善財団の中枢に潜入してます。

エージェント・ニイバシが、付近に存在する扉を開ける

エージェント・ニイバシ: なんでしょうか……、まるで儀式をやっているようですね。

エージェント・ニイバシがカメラを室内に向ける。室内の床には奇跡論的陣形の絵が書かれており、複数のマナによる慈善財団構成員が小声で何かを呟いている

マナによる慈善財団構成員: 我らが地球は今や酷く汚染されてしまった。だからこそ我々はこの儀式によって神格を召喚し、世界を美しかった頃のものに変えるのだ。

エージェント・ニイバシ: 神格を召喚……、一応司令部に連絡しておきます。

エージェント・ニイバシが端末を取り出し、司令部に連絡する。

エージェント・ニイバシ: 一応報告しましたが、撮影を続けます。

マナによる慈善財団構成員は引き続き小声で何かを呟いている。手には何らかのアーティファクトらしき物体が握られている。

エージェント・ニイバシ: それにしても、これが儀式だとして一体何をするつもりなのでしょうか……。

室内の床が奇跡論的陣形を中心として植物に置換されていく。

エージェント・ニイバシ: 一体何が  

マナによる慈善財団構成員の脚部が植物に置換される。マナによる慈善財団構成員は引き続き小声で何かを呟いている

エージェント・ニイバシ: 足が、植物に……?

マナによる慈善財団構成員の身体が完全に植物に置換される。

エージェント・ニイバシ: これは、マズイ。逃げ  

エージェント・ニイバシの脚部が植物に置換される。

エージェント・ニイバシ: [悲鳴]

エージェント・ニイバシ: なんで!!逃げないといけないのに……!!

エージェント・ニイバシの胴体部が植物に置換される。エージェント・宮橋は苦痛の表情を浮かべる。

エージェント・ニイバシ: [断続的な悲鳴]

エージェント・ニイバシの身体が完全に植物に置換される。

[ログ終了]


本映像記録から、潜入調査に向かった財団エージェントは例外なくSCP-001-JPによって全身が植物に置換されたと推測されます。財団エージェントの捜索は無意味とされており、捜索はこれ以上行われません。

補遺.001-JP-2: 協定締結

2010/5/10現在で、SCP-001-JPによる被害者数は、凡そ██████名に登ります。このことから、事態の隠蔽及び偽装工作が困難な状況にあるとされ、正式にO5評議会からSCP-001-JPの破壊命令が出されました。これを受け、破壊作戦の確実な遂行の為、世界オカルト連合との協定締結が行われました。以下は、協定締結議論時の映像記録です。

映像記録 001-JP-2

協定締結時議論参加者:

  • ヘイブ博士
  • アッカーソン工作員

[ログ開始]

ヘイブ博士: あー、私はヘイブ=ウィルソンだ。ヘイブと呼んでくれ。

アッカーソン工作員: 私はアッカーソン。GOCの工作員を勤めています。今回は代表者ということで来ました。

ヘイブ博士: なるほどね。そっちの方では協定を締結する気はあんのかい?

アッカーソン工作員: ええ。少なくとも、あれ  あのピスティファージ存在は十分な世界への脅威足りうると私達は考えています。脅威を排除するのは我々の役目ですが、流石に今回ばかりはあなた方財団の手を借りるしかありません。それが上層部の判断です。

ヘイブ博士: なるほど。そっちではあのピスティファージ存在を斃す手立てはあるのか?

アッカーソン工作員: ええ。ですが、我々の技術力だけではたりません。だからこそ財団の協力が必要なのです。

ヘイブ博士: その手立てについて聞いても?

アッカーソン工作員: いいですよ。後に共有しますし、今隠してもしょうがありません。あのピスティファージ存在を斃す為に、私達ではEve粒子を蓄積して神格を終了させていますから、それの応用で斃そうかと。ですが、現在では斃す為に必要な量のEve粒子を蓄積する技術は私達にはありません。

ヘイブ博士: オーケイ。大体把握したぜ。こっちとしてもヴェール維持のため、あのピスティファージは邪魔だったんだ。

アッカーソン工作員: では、協定締結ということでよろしいですか?

ヘイブ博士: あぁ。よろしく頼むぜ。GOC。

[ログ終了]

この結果、世界オカルト連合との協定締結に成功しました。現在、共同プロジェクトである、プロジェクト・フラワーが進行しています。

補遺 001-JP-3: プロジェクト・フラワー詳細

監督評議会決定事項

プロジェクト・フラワー


序文


本プロジェクトは、世界オカルト連合と共同でSCP-001-JPの無力化を図るものです。SCP-001-JPの無力化理由としては、HK-クラス"神的征服シナリオ"の発生及び、SCP-001-JPの異常性によるヴェール崩壊を防ぐことが挙げられます。また、本プロジェクトの主導者は、以下の2名です。
  • ヘイブ博士
  • アッカーソン工作員(世界オカルト連合工作員)

プロジェクトの進行は、上記2名による指示の下行われます。


プロジェクト概要


現在、基底現実ではSCP-001-JPによる存在の置換や植物の異常な進化が記録されています。当該現象はSCP-001-JPによるものであり、この結果、最悪の場合にヴェールプロトコルの崩壊が発生すると予測されています。その為、SCP-001-JPを無力化する為に立てられた計画がプロジェクト・フラワーです。

SCP-001-JPは現在完全に顕現しておらず、現段階での完全な無力化は不可能であると推測されます。その為、然るべきタイミングで指向性を有する信仰ミームを各財団サイトから流布することで、完全に顕現させ、顕現時に無力化を図ります。

無力化及びその過程には以下の装置が必要になります。

  • 因果隔絶機構
  • スクラントン現実錨
  • ハルトマン霊素防御壁
  • ハルトマン霊素変換機構
  • シャンク-アナスタサコス恒常時間溝
  • ヘイブ=アッカーソン対神格カノン
  • 対神格カノン
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ヘイブ=アッカーソン対神格カノン砲

ヘイブ=アッカーソン対神格カノンは、周囲のEve粒子を蓄積し、放出することで神格存在あるいはピスティファージ存在に対する攻撃を行います。この際、Eve粒子の蓄積速度を早めるため、ハルトマン霊素変換機構を運用することが決定されています。また、万が一ヘイブ=アッカーソン対神格カノンのEve粒子の蓄積が間に合わなかった際の為に、複数の対神格カノンを用意しておくことで、ある程度の時間稼ぎを行います。

また、顕現時の一般市民の混乱を防ぐために、複数の誘導部隊及び機動部隊が世界各地に派遣され、事態の終息までの間、一般市民の護衛等を行います。この誘導部隊及び機動部隊の構成員には財団メンバー以外にも世界オカルト連合構成員も含まれます。


このプロジェクトは、おそらく世界規模のものになるだろう。しかし、我々は屈してはいけない。我らが折れたら誰が人類を、世界を護るのだ。ヘイブ=アッカーソン対神格カノンの開発は進んでいる。概ね順調だ。このプロジェクトが成功し、世界に平和が訪れることを祈る。

確保、収容、保護。

  プロジェクト一同


以下は、プロジェクト更新内容記録の一部抜粋です。
日時 更新内容
2011/1/15 プロジェクト・フラワー始動
2011/2/14 第一次機材製造ライン稼働開始。ヘイブ=アッカーソン対神格カノン開発の為の有識者会議が実施される。
2011/5/17 プロジェクト本部への第一次機材搬入開始。ヘイブ=アッカーソン対神格カノンの製造ラインが稼働される。
2011/6/13 誘導部隊及び機動部隊構成員が決定される。第二次機材製造ライン稼働開始。対神格カノンの大量生産が開始される。
2011/9/17 プロジェクト本部への第二次機材搬入開始。
2011/10/29 ヘイブ=アッカーソン対神格カノンが完成。プロジェクト本部への搬入開始。
2011/11/11 全ての機材の搬入が終了。ヘイブ=アッカーソン対神格カノンを中心に機材が配置される。
2011/12/31 ヘイブ=アッカーソン対神格カノンへのEve粒子の蓄積が開始される。

本記録執筆時点まで、これ以上の更新は確認されていません。

補遺 001-JP-4: インシデント記録

2012/3/14から2012/4/14までの1ヶ月間の間に、SCP-001-JPが異常な頻度で活性化しました。これにより、現在確認されているだけで以下の被害が出たことが判明しています。

発生地点 内容
アメリカ、ニューヨーク州 確認されているだけで約100人の植物置換が発生。また、存在する複数の建造物の少数も植物によって置換された。旧建造物内部は植物の多さ等の理由から探索が行われていなく、行方不明者は███人発生している。
イギリス、ロンドン 確認されているだけで約70人の植物置換が発生。また、原子力発電所内での植物置換も確認されており、放射性物質が一部地域で蔓延する事態が発生。
フランス、パリ 確認されているだけで約50人の植物置換が発生。また、少数の建造物も植物による置換が確認されている。
アフガニスタン、カブール 確認されているだけで35人の植物置換が発生。少数の建造物も植物による置換が確認されており、異常なまでの植物の進化も確認されている。
日本、東京 確認されているだけで約10人の植物置換が発生。大量の建造物も植物による置換が確認されている。

本事案後に、O5評議会内で以下の提案に関する投票が行われました。投票内容はアンニュイ・プロトコル実施による植物置換現象の一般定着についてであり、賛成7、反対2、棄権4により本提案は可決されました。結果、植物置換現象の一般定着に成功しましたが、SCP-001-JPに関連する事象の記録が一般社会で頻繁に行われるようになったため、機密性保持の観点からは失敗に終わりました。

補遺 001-JP-5: 事態急変

2012/8/15に、突如SCP-001-JPが基底現実に完全顕現しました。その結果、SCP-001-JPが一般大衆に露見しました。その結果、ヴェールプロトコルは崩壊し、SCP-001-JPによるHK-クラス"神的征服シナリオ"が発生しました。現時点で、SCP-001-JP対抗兵器であるヘイブ=アッカーソン対神格カノンへのEve粒子の蓄積は終わっておらず、SCP-001-JPに対する有効的な攻撃が出来ない状態になっています。その為、誘導部隊と機動部隊による一般大衆の誘導と、対神格カノンによる集中攻撃が行われています。

現在ヘイブ=アッカーソン対神格カノンのEve粒子蓄積量は95%です。































報告 - ファイルが更新されました。


scp jp neutralized 001提言 世界オカルト連合 マナによる慈善財団 儀式 人間型 k-クラスシナリオ



ページ情報

執筆者: teruteru_5
文字数: 9556
リビジョン数: 49
批評コメント: 1

最終更新: 19 Nov 2021 08:57
最終コメント: 14 Nov 2021 07:28 by Kajikimaguro

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