基本情報
タイトル: 集村:49 - 療記"病に侵された村"
使用カノン: 共異廻歴
付与予定タグ: tale jp ペスト医師 ジョンドゥコン24 _イベント3
キャラクター
- ハンス: 29歳の男性。医学的な知識を有しており、"同盟"内では医者として振る舞っている。温厚な性格で人から好かれやすい。"医学や知識は人の為に使うべき"という個人的な信条を持っており、それに従って活動している。
- ラット: ハンスの所持する端末であり、彼の相棒。人見知りで気弱だが、判断力と決断力は優れている。ハンスとは長い付き合いであり、彼に対してはちょっと強気に振る舞ったりすることもある。
- リックス: 37歳の男性。集村に住む狩人であり、他の村民からの信頼も厚い。気が強く、余所者を嫌ったりする部分もある。体格はよく、背も高い。根はいいやつだが表現が下手なので怖い印象を抱かれることもある。
- ドクター: 集村でのSCP-049の名前。集村では"神医者"として知られている。手で触れたものを即死させたりゾンビを作ったりすることができる。知性はあるし話も通じるのでむやみやたらに人を襲うことはない。
プロット
シーン1
ハンスが野草を採取している。話によると解熱効果があるらしい。ラットに急かされて野草採取を辞めて移動を開始する。向かう先は山奥にある集村。話によると天才的な医者がいるという。
シーン2
集村の近くでハンスはリックスと出会う。ハンスはリックスから攻撃を受けるが、後に和解して村に案内されることになる。村には多くの人がいる。その人達は優しいが、どこか機械的だった。ハンスはそれを「隔絶された村だから排他的なんだろう」と思うことにする。そしてそのままリックスの家へと向かう。
シーン3
リックスの家は村の外れにあった。家の中は綺麗で、食器や衣類も整頓されている。内装を見ていると、家の奥の方から女性の声が聞こえてきた。女性はリックスの母であり、他の村民とは違ってハンスとラットを優しくもてなしてくれた。そこで夕食を済ませ、少し話をして眠りにつくハンス。その際の話では"この村にはなんでも治せる医者がいる"という。"なんでも治せる"という部分に違和感を持ちながらも、ハンスの意識は落ちていった。
シーン4
翌日、ハンスは他の村民に"天才的な医者"のことを聞いて回ることにする。話によると"いつも仮面をつけている"や"マントを羽織っている"らしい。そしてある村民から"村の西にある森に住んでいる"との証言を得ることに成功する。ハンスは証言を頼りに村の西にある森へと向かう。
シーン5
ハンスが森を散策している際にリックスと出会う。リックスは狩りをしている最中らしい。どうやらここの森には"人の声を真似る化け物"が出るというのだ。リックスは"化け物に気をつけろよ"と言って森の奥へと向かっていく。その後、ハンスが目的のために森を歩いていると化け物に遭遇してしまう。化け物に追いかけられる最中に崖から落ちてしまうハンス。そのまま意識を失ってしまう。そこへ、マントを羽織った男がやってくる。
シーン6
ハンスが目を覚ますと、そこは小屋の中だった。何があったのかと思いながら周囲を見渡すと、そこにはマントを羽織った医者がいた。ハンスはその医者こそが"天才的な医者"であることを知る。医者の話によると"崖下で気絶しているところを見つけた"という。幸いにも怪我はなかったため、小屋に運んでベッドに寝かせていたとのことである。目的を達成したことを喜びながら、医者と談笑するハンス。その後、小屋から集村へと戻る最中、ラットが「なんか怪しい」と呟く。
シーン7
集村に戻ったハンスが慌てた様子のリックスを見つける。話を聞くと"母親が熱を出して倒れた"という。急いでハンスがリックスの家へと向かうと、そこにはベッドに横たわっているリックスの母親の姿があった。"早くドクターに診せないと"というリックスに対し、ハンスが"僕がなんとかする"という。問診や容態から"扁桃炎"であることを見抜く。ここで冒頭に登場した野草を使用することで解熱を図る。結果、数時間後にリックスの母親の熱は下がった。"なんとかなったでしょ"と言って微笑むハンスを見て、リックスは"お前、すごいんだな"と関心を向けるようになる。
シーン8
その日の夜、ハンスとリックスは話をしていた。話の内容はリックスの過去のことについてのものである。どうやらリックスは過去に父親を病気で亡くしているという。その時に村にいた医者には不信感を抱いていたが、ドクターは違うという。というのも"実際に治しているところを見た"からである。それと同じく、ハンスも"実際に治したところを見た"ため、ある程度の信頼を感じるようになった。最後に"ドクターは明日来るらしい"といってリックスが自室に戻る。ハンスは少し考えた後に眠りについた。
シーン9
翌日の朝、ドクターがリックスの家を訪れる。リックスの母親の病状を見るドクターに対し、"このハンスってやつが治療してくれたんだ"というリックス。しかし、ドクターは"何をしてくれたんだ"と言う。若干困惑するハンスに対してドクターは"これは私の患者だ。私以外に治療されていい訳がない"と言う。反論しようとするハンスだったが、気圧されて黙ることしか出来なかった。そして、ドクターはリックスの母親の治療を行う。"これでもう大丈夫だ"と言ってドクターが家を後にする。リックスの母親は目を覚まさないが、"治療で疲れた"や"薬の効果だろう"と考えて誰も触れなかった。
シーン10
その日の昼にリックスとハンスが話をする。リックスによると"ドクターは気難しいところがある"という。でもハンスはそれに違和感を覚えていた。小屋で話したときはそんな様子がなかったからだ。若干疑問に思いながらも話を聞いていく。リックスが"今までだって何人も救ってきたって話だ"とドクターのことに言及する。その言葉に"実際に見たんじゃないのか?"と問うハンス。どうやら"実際に治療するところを見た"だけで"治療後の様子や姿"を見たわけではないらしい。"治療された後はずっと寝たきりになってるみたいだけど"というリックスの言葉を聞いて、ハンスの中にドクターに対する不信感が募っていく。
シーン11
その日の夜。全く目覚めない母親を心配したリックスが、母親の手を握る。その手は冷たく、人の体温は感じられなかった。それに驚いてハンスを呼びつけるリックス。調べると、母親は死んでいたという。急いで他の治療者を調べると、全員死んでいた。寝たきりになっていたわけではなく、死んでいたことが判明する。ここでハンスが"ドクターは無知な村民につけいることで"偽の治療"を施していた"ことを知る。ハンスとリックスは急いでドクターの元へと向かう。
シーン12
ドクターは小屋の中で紅茶を飲みながら座っていた。ハンスとリックスが"どういうことなんだ"と訊くと"すまなかった"とドクターが返す。どうやら今まで村民らを騙していたらしい。和解できそう、とリックスが思った次の瞬間、ドクターがメスを投げる。そのメスはリックスの足に刺さり、結果としてリックス膝から崩れ落ちることとなる。ドクターが"でも、医学の進歩には犠牲はつきものだ"と言ってリックスの顔に触れる。それに伴ってリックスは死ぬ。ハンスに"君は医学に詳しいから殺さないでおく"と言うドクターだが、ハンスの反論を受けて逆上して襲い掛かることとなる。急いで小屋から出て集村の入口に向かう。しかし、入口にはドクターの作ったゾンビがいた。どうしようか、と迷っている中、ハンスはリックスからもらった煙幕を使うことにする。それによりハンスは村から逃げることに成功する。
シーン13
翌日、ハンスは集村からかなり離れたところで横たわっていた。昨日のことを思い返しながら、端末を使って情報を記録していく。記録を送信した後に"もう集村には行きたくないな"と呟いて物語が終わる。
ページコンソール
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7178014 (30 Dec 2020 05:31)
コメント投稿フォームへ
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
批評コメントTopへ