SCP-XXXX-JP - 今日一日の死因放送

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Nagi

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの近辺に管理サイト-81-117が建造されます。SCP-XXXX-JPの内部には複数台の監視カメラが設置されます。監視カメラ映像はリアルタイムで管理サイト-81-117に送信されます。監視カメラ映像に異常が確認された場合、巷説部門の監修のもと、事態に対する対応措置が取られます。また、SCP-XXXX-JP内部への進入口は鉄柵によって封鎖されます。

SCP-XXXX-JP-Bの受信を防ぐことを目的として、管理サイト-81-117より通信妨害を誘発させる電波が発信されます。また、一般にSCP-XXXX-JP-Bが露見した場合、カバーストーリー「放送メンテナンス」が流布されます。

説明: SCP-XXXX-JPは██県███市に存在する建造物です。構造や建材に異常な点はありません。2003年までSCP-XXXX-JPはローカルテレビの放送局として運用されていました。SCP-XXXX-JPは深夜（AM2:00〜AM3:00）にかけて活性化します。活性化状態のSCP-XXXX-JP内部にはSCP-XXXX-JP-Aが出現します。

SCP-XXXX-JP-AはクラスA人型霊的実体です。ヒトに対して友好的であり、対話を持ちかけるなどの干渉を行うことによって意思疎通を図る事が可能です。SCP-XXXX-JP-Aは自身を「ナレーター」と呼称しています。また、通常の霊体と異なり、SCP-XXXX-JP-Aは肉眼で視認することが可能です。この理由は不明です。

SCP-XXXX-JP-Bは「死者のために」と題された映像です。SCP-XXXX-JP-Bは活性化状態のSCP-XXXX-JPの周囲██km以内に存在する受像機が自動的に受信することが明らかになっています。内容はSCP-XXXX-JP-Aが発話を行うというものです。観測記録から、受像機が受信するSCP-XXXX-JP-Bはリアルタイム映像であると推測されています。

また、SCP-XXXX-JP-BにてSCP-XXXX-JP-Aが発話する内容はSCP-XXXX-JPの活性化の前日に死亡した人物に関連するものとなっています。どのようにして死者に関する情報を取得しているのかは不明です。

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補遺XXXX-JP.1: 発見

SCP-XXXX-JPはインターネット掲示板にて「テレビに死後の世界が映った」旨の書き込みが相次いだことによって発見されました。発見当時は虚偽の書き込みであるとされていましたが、書き込みを行ったユーザーの居住地が共通して███市であることが判明したことにより、何かしらの異常事態が発生していると判断するに至りました。その後、巷説部門によって行われた調査の結果、SCP-XXXX-JPの特定と収容に至っています。


補遺XXXX-JP.2: インタビュー記録

2009/11/13、SCP-XXXX-JP-Aに対するインタビューが行われました。以下はインタビュー記録の一部抜粋です。

インタビューログ XXXX-JP #002

Record 2009/11/13

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インタビュアー: 寺見研究員（巷説部門所属）

対象: SCP-XXXX-JP-A

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«記録開始»

寺見研究員:

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