SCP-2585-JP - 清き良き信仰を

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今目村

アイテム番号: SCP-2585-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 今目村内には地元警察に偽装した財団機動部隊か-24("町の保安官")が配置されます。SCP-2585-JPの発生が確認された場合、今目村の住人に対してAクラス記憶処理を施し、カバーストーリー「無線放送ジャック」を流布します。

説明: SCP-2585-JPは青森県南部に存在する今目村内にて不定期に発生する由来不明の声です。SCP-2585-JPは基本的に午前11:00から午後5:00の間にのみ発生します。SCP-2585-JPの発生源を特定する全ての試行に於いて声の発生源は今目村の村役場の上空30m地点を示しています。SCP-2585-JPの声は声紋・声の高さなどの異なる15のパターンが確認されています。パターンごとに発言内容が異なることは特筆すべきです。

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今目村役場

SCP-2585-JPを認識したランダムな人物(以下、対象)は声の主とされる存在に対して信仰心を得ます。多くの場合において対象はSCP-2585-JPを「神のお告げ」と認識するようになります。発生する対象の人数はSCP-2585-JPのパターンごとに異なっており、現在までに最も多くの対象が発生したパターンとしてパターン-12が挙げられます。

SCP-2585-JPは発生地点であるとされる今目村役場から離れた場合において、通常であれば発生する声量の減衰は発生しません。また、防音材などを用いたSCP-2585-JPを遮る試みは未知の要因により失敗に終わっています。しかしながら、今目村外に移動した場合、SCP-2585-JPが聞こえることはありません。現在、これらの原因について調査が行われています。


発見経緯: SCP-2585-JPはSNS上にて「今目村にて発生する異常現象」の名目でまとめられていたことが財団の注意を引き、現地に訪れた財団の調査部隊によって発見に至りました。該当投稿には「青森県内の他の地域と比べて、災害や火事が異常なペースで発生していること」、「異常なまでの不作」などについての内容も含んでいます。現在、上記内容は他の未発見の異常が関わっているとされ、調査が行われています。


補遺.1: 歴史的文献に於ける類似の記述

2021/09/12に、今目村に関連する歴史的文献の精査が行われました。精査の結果、今目神社1内に保管されていた、1300年代の文献内にSCP-2585-JPに類似する描写が確認されています。以下は該当描写の内容を転写したものです。

文献記録


今年、この村では奇怪な出来事が起こった。突如、村の畑の上から声が聞こえたのである。ひとくくりに声と言っても多数の種類があった。老人のもの、若き娘、男のもの、しわがれた声……実に十種類ほどあったであろう。その声は口々に「今目村を守る」と言い出してきたのだ。面白いことに、声の特徴はこの村に伝わる神々のものと似ていたのだ。神主としての勘であるが、あの声の主は言い伝えに登場する、偉大なる神々のものであると思うのだ。

一通り声が話し終えた後、若い女の声で「先代頭首がお亡くなりになられた為、後継を探す」と言っていたことを覚えている。先代、というのは恐らくミカト様2であろう。ミカト様がお亡くなりになられたとは些か信じることが難しいが、どう考えてもそうとしか思えないのだ。もしそうだとしたら、この声は神々をまとめ上げる次代の頭首決めの会議であろうか。或いは、我々に次代の頭首を選ばせようとしているのだろうか。

あの声を聴いている間、私は夢心地であった。いつも崇め、拝んでいた存在の声を聴けるというのは非常にうれしいものである。声を聴くと心が落ち着き、自然と声の主を尊敬するようになったのだ。これも偉大なる神の権能の一つであろう。

<中略>

それから実に六十日ほどが過ぎた頃、再びあの若い女の声が聞こえたのだ。声は「次代頭首はシノイ氏に決定した」と告げたのだ。やはり私の考えは間違っていなかった。あの声は、声の主はこの村に伝わる神々のものであったのだ。シノイ3様がミカト様を継ぐことになったようだ。これは後世に伝えるべき重大事実であろう。これを村の若い衆に伝え、シノイ様を崇める為の新たなお堂を建てなければならないだろう。今まで受け取り続けていた恩義は今こそ返す時である。

シノイ様が頭首を継いでから、村では野菜や米が大量に収穫されている。神々は実在する。私達は今、神々のお力の片鱗をお目にかかっているのだ。

これらの描写から、SCP-2585-JPは神格による次代の頭首決めであると推測されています。現在、宗教的・神学的目線からの研究が行われています。また、SCP-2585-JPが発生しているということから、文献中に於ける"シノイ様"に該当する神格は死亡したものであると推測されています。


補遺.2: パターン別記録情報

以下はこれまでに確認されたSCP-2585-JPパターンの簡潔な説明を抜粋したものです。全てのパターンの詳細については資料 2585-JPパターンを参照ください。

パターン-1

特徴: パターン-1の声は若年の女性のものに酷似していた。内容は「不作をなくし、貧困を解消する」という旨のものであり、声は3分間に渡って確認された。

信仰者数: 15人

パターン-4

特徴: パターン-4の声は若年の男性のものに酷似していた。内容は「気温を調節し、過ごしやすい村とする」という旨のものであり、声は6分間に渡って確認された。

信仰者数: 21人

パターン-7

特徴: パターン-7の声は中年の男性のものに酷似していた。内容は「震災を防ぎ、皆の命を守り抜く」という旨のものであり、声は2分間に渡って確認された。

信仰者数: 11人

パターン-12

特徴: パターン-12の声は若年の男性のものに酷似していた。内容は「あらゆる災いから守り、発展を約束する」、「あの時4貴方達から受けた恩を今こそ返す時」という旨のものであり、声は10分間に渡って確認された。

信仰者数: 57人

パターン-15

特徴: パターン-15の声は老年の男性のものに酷似していた。内容は「現状を維持し、安定した村にする」旨のものであり、声は7分間に渡って確認された。

信仰者数: 36人


補遺.3: 無力化事象

2021/11/13に、突如として今目村役場上空30m地点にくす玉が、今目村役場の正面に日本酒17Lの入った樽が出現しました。くす玉は出現から1分後に展開されました。くす玉の内容物は以下の通りでした。

  • 「祝!今目村守護神就任」と書かれた横断幕
  • 3cm四方にカットされた色紙
  • 金粉100g

また、同日午後9:00に「皆さんの投票ありがとうございます。これからこの村を精一杯守りぬきます」という内容のSCP-2585-JPが発生しました。声はパターン-12のものと一致していました。当事例の発生時、今目村内部のアキヴァ放射が瞬間的に増加したことは特筆すべきです。この事例を最後に、現在までSCP-2585-JPは発生していません。


補遺.4: 追加情報

2021/12/15以降、今目村にて発生する災害5件数は過去10年以内の災害件数と比べて減少傾向にあります。特筆すべき点として、今目村には定期的に神格に対して祈祷を捧げる等の宗教的行動をとるという風習が言い伝えられていることが確認されています。





タグ: scp euclid jp 聴覚 時間 精神影響 場所



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