SCP-2858-JP - 次元間にて。

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クレジット

タイトル: SCP-2858-JP - 次元間にて。
著者: ©︎teruteru_5
作成年: 2022

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作成されたSCP-2858-JPモデル。

アイテム番号: SCP-2858-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2858-JPの収容はその性質上不可能であるとされています。SCP-2858-JPを可能な限り早期に発見するため、日本国全土に設置された監視カメラを介して監視します。SCP-2858-JP発生が確認された場合、即座に機動部隊と-4("特別番組")が出動し、近辺に存在する人物の避難を行います。SCP-2858-JP消失後、Aクラス記憶処理を施し、カバーストーリー｢ガス爆発｣を流布することで事態の隠蔽を図ります。

追記: SCP-2858-JP内部の調査の為、プロトコル"文通"は継続されます。

説明: SCP-2858-JPは日本国のランダムな地点に不定期に発生するクラスA-∆"トランスポーテーション"ワームホールです。SCP-2858-JPの出現に規則性及び法則性はなく、出現予測は困難を極めています。また、SCP-2858-JPのその性質から、発生地点の周囲の現実子濃度は著しく低下し、低ヒュームフィールドの展開に繋がります。結果として、現実改変的事象による被害を被ることが確認されています。

SCP-2858-JPの発生から5分が経過した時点でSCP-2858-JPは消失します。SCP-2858-JPの消失に伴い、緩やかに空間ヒューム値は上昇し、消失から15分で空間ヒューム値は正常値である1.0Hmに戻ります。1.0Hmに戻った後、ヒューム値の上昇は終了します。現在までこのような特性を有するワームホールの確認がなされていなかったことから、新たにクラスA-∆に分類されています。

現在までに行われたSCP-2858-JP内部のあらゆる調査は失敗しています。これは、空間付近の低現実性による機材、人員の損傷に起因したものであることが判明しています。また、低現実性耐性を有する機材を投下した結果、内部に進入したと見られる時点で通信が途絶しており、内部状況の把握は不可能でした。これを受け、現在財団では機材及び人員のロストを防ぐためにSCP-2858-JP内部の調査実験は半永久的に凍結しています。

SCP-2858-JPは、2005/12/31にサイト-8101にて初めて確認されました。当時のサイト-8101では忘年会が行われていたこと以外に特筆すべき点は存在しません。また、その後の発生タイミングを確認したところ、毎年12/31或いは4月から5月に掛けて発生件数が上昇していることが挙げられます。

補遺1

補遺1: 2008/12/31にサイト-8101勤務の職員1名が、同サイトのエントランスホールに発生したSCP-2858-JPに吸い込まれる形で消失するという事案が発生しました。当事案においてのSCP-2858-JPは該当職員が跳躍を行った際に出現していることが確認されています。これを受け、SCP-2858-JP発生前の詳細な調査を行った結果、タイムラグはあるものの、発生する地点は全てヒトが跳躍を行った地点であることが明らかになりました。このことから、SCP-2858-JPは跳躍の際に発生する重力場の変動に伴って発生する一種の空間異常であると推測されています。現在まで、消失した職員は発見されていません。

補遺2

補遺2: 2009/12/31に、サイト-8101のエントランスホールに突如としてSCP-2858-JPが出現しました。出現後、SCP-2858-JPからは一枚の手紙が出現したことが確認されています。低現実に晒されていたにも関わらず、手紙は一切の裂傷等のダメージを負っていませんでした。この要因は不明であり、調査が行われています。以下は出現した手紙の内容を転写したものです。

あけましておめでとうございます。██ ██¹です。吸い込まれた時はどうなるかと思いましたが、思ったより酷くはなりませんでした。

こちらの世界はかつていた世界とは似てますが、ところどころ異なるところがあったりして未だに慣れません。例えば、夜間は重力が月面と同じくらいになったりするので不便といえば不便です。

ですが、再出現したところがこちらの世界における財団のような施設であったことは幸いでした。言語翻訳等の技術が進んでいたことである程度は楽に会話できました。最終的に、元いた世界に帰るまでの間、こちらの世界の財団にて働くことが決まってます。勿論、機密に関する情報は話していません。

そして、何故こうして手紙を書いているのかといいますと、定期的な連絡を行うことが許可されたからです。許可が通るまでに1年は掛かりましたが、なんとかなりました。今後も定期的に元いた世界に連絡をしていくつもりです。

返事は返せないと思いますが、取り敢えずこちらの世界のオブジェクトや情報を送っていくつもりです。

何卒よろしくお願いします。

██ ██

これを受け、財団ではSCP-2858-JP内部及び転移先の情報を引き出すことを目的とした、プロトコル"文通"が制定されました。現在までに確認されている限り、対象職員の転移先は基底現実の"パラレルワールド"にあたる世界であり、正常性維持機関が存在していることが明らかになっています。

また、送られてくる手紙に対して返信を行うことを目的としたプロジェクトであるプロジェクト"リライト"によって、次元間観測及び次元間航行技術が著しい発展を遂げたことは特筆すべきです。

現在までに送られてきた手紙の数は███枚に及びます。現在、プロトコル"文通"及びプロジェクト"リライト"は継続されています。

Footnotes

1. 2008/12/31に消失した職員の本名

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  Kajikimaguro 10 May 2022 07:08

  DVです。話にあまり上下が感じられず、他世界が関わっているにもかかわらずそもそもの情報が少なく、あまり面白く感じられませんでした。こちらと定義できる世界から見たらワームホールの発生は不定期かつ不規則とのことですがあちら側と定義できる世界は発生開始日時と言い、こちら側の世界に対してワームホール発生を意図的に制御している様に感じられます。また、「取り敢えずこちらの世界のオブジェクトや」オブジェクトの自由を決められるほどの権限を持つというのは不自然であり見方によっては不必要なオブジェクトを押し付けている様に見えます。

  上記の違和感を削ってみたり、話に上下をつけることができたら面白くはなると思います。

  記事作成頑張ってください。

  最後の編集 10 May 2022 12:30 by Kajikimaguro さらに表示

  From: サンドボックスオペレーター

  G and B Channel 30 Jun 2022 10:03

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