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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81-109の標準物品収容セル内に収容されます。SCP-XXXX-JPを用いた実験には担当職員1名以上の許可が必要となります。
説明: SCP-XXXX-JPは破壊耐性を有する小型自動二輪車1です。外見的特徴から、Gold Wing Tour2と同一のモデルであると推測されています。SCP-XXXX-JPは燃料の供給がない場合でも稼働します。この原理は不明です。
SCP-XXXX-JPはヒト(以下、対象)が乗車している状態で稼働させることによって活性化します。活性化に伴って、SCP-XXXX-JPと対象は消失します。消失後のSCP-XXXX-JPおよび対象の行方は不明です。また、消失時に瞬間的に空間異常が発生していることから、SCP-XXXX-JPと対象は不明な地点か空間に転移している可能性があります。
消失から5分が経過したタイミングで、SCP-XXXX-JPと対象は消失前の地点に再出現します。再出現したSCP-XXXX-JPと対象に異常は確認されていません。また、対象への聞き取りの際に「過去に行ってきた」旨の発言が確認されたことから、活性化時のSCP-XXXX-JPが時間軸を移動している可能性が挙げられています。しかしながら、時間軸の移動に伴って過去改変などの因果律異常が生じていない理由は不明です。
補遺XXXX-JP.1: 発見
SCP-XXXX-JPは1999年に若者の間で流通していた「バイク乗りのタイムトラベラー」の噂に関する調査を行っていた際に、調査を担当していた巷説部門3によって発見されました。この時に「バイク乗りのタイムトラベラー」とされる人物も確保されています。調査の結果、同人物は東京都世田谷区在住の日本人男性である長谷川 康介氏4であることが判明しています。
長谷川 康介氏の確保後、巷説部門はSCP-XXXX-JPとの関連性について探る目的で同氏にインタビューを行っています。この結果、SCP-XXXX-JPは長谷川 康介氏が自身のバイクを改造していた際に偶発的に発生したものであることが判明しています。また、同氏へのインタビューにて「タイムスリップして帰ってきた」旨の発言が確認されたことは特筆に値します。
インタビュー後、SCP-XXXX-JPは回収されました。長谷川 康介氏はクラスA記憶処理とカバーストーリー「不良品回収」の流布を行ったうえで解放されました。
補遺XXXX-JP.2: 実験記録
以下は巷説部門所属職員である寺見研究員の監修で行われた実験記録の一部抜粋です。
実験記録XXXX-JP-A
対象: D-XXXX-1
内容: D-XXXX-1をSCP-XXXX-JPに乗車させ、当該オブジェクトを稼働させるように指示する。
結果: D-XXXX-1がSCP-XXXX-JPを稼働させると同時に、SCP-XXXX-JPとD-XXXX-1は消失した。このとき、瞬間的に空間異常が確認されている。消失から5分が経過した時点で両者は再出現した。再出現後のインタビューの際、D-XXXX-1は「過去から戻ってきた」旨の証言を行った。
分析: SCP-XXXX-JPの活性化時に確認される空間異常や、D-XXXX-1の証言の内容から、SCP-XXXX-JPと対象は実際に時間軸を移動しているものと考えられる。この推測について、追加調査を行う必要がある。 ──寺見
実験記録XXXX-JP-B
対象: D-XXXX-1、D-XXXX-2
内容: D-XXXX-1を乗車させたSCP-XXXX-JPをD-XXXX-2に稼働させるように指示する。
結果: D-XXXX-2による稼働と同時に、D-XXXX-1とSCP-XXXX-JPの消失が確認された。その他の結果に特記点はなかった。
分析: SCP-XXXX-JPの異常性によって消失する人物は乗車している人物となることが判明した。 ──寺見
実験記録XXXX-JP-C
対象: D-XXXX-1
内容: D-XXXX-1にGPSを取り付けたうえでSCP-XXXX-JPに乗車させ、当該オブジェクトを稼働させるように指示する。
結果: D-XXXX-1がSCP-XXXX-JPを稼働させると同時に、SCP-XXXX-JPとD-XXXX-1は消失した。消失中、D-XXXX-1に取り付けたGPSの位置情報は消失前の地点を示していた。その他の結果に特記点はなかった。
分析: どうやら位置は移動していないようだ。GPSが正常に動作していたことから、これは事実だと考えられる。本当に時間軸を移動しているのかについて確かめる必要がある。 ──寺見
実験記録XXXX-JP-D
対象: D-XXXX-1
内容: D-XXXX-1をSCP-XXXX-JPに乗車させ、当該オブジェクトを稼働させるように指示する。その際に発生する異常を、ハイスピードカメラ、シャンク=アナストサコス恒常時間溝(XACTS)、カント計数機(KC)、脳内映像ビジュアライザ(BIV)などの複数の測定器を利用し検出を試みる。
結果: D-XXXX-1によるSCP-XXXX-JPの稼働と同時に、SCP-XXXX-JPとD-XXXX-1は消失した。消失時には軽微なヒューム値の増加が検出されるだけであった。また、BIVにはD-XXXX-1が過去に体験したと考えられる出来事を追体験するような映像が出力された。このことから、SCP-XXXX-JPは時間軸移動を可能にする能力を有していないと判断された。
分析: どうやらSCP-XXXX-JPは使用者に対して過去の出来事を追体験させる機械のようだ。だが、消失時の使用者の行方など、未解明の部分も存在していることから、未知の異常特性があるとも考えられる。今後も調査を継続し、性質の解明につとめることとする。 ──寺見
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- portal:7178014 (30 Dec 2020 05:31)
拝読しました。現状UV寄りのNVです。
過去の世界が見えたなど、もう少し具体性のある描写があると説得力があって良いかも知れないなと思いました。
一般に、高校生であからさまないじめを行う人物というのはそう居ません。私の感覚としてそうですし、実際の統計でもいじめの認知件数は高校よりも小中学校で多いです。高校生にもなって過激な肉体的いじめを行うような生徒というのは、幼稚なレッテルを貼られそうな印象を抱きます。特に、タイムマシンという突飛な話を振られたからと言っていじめに発展する、という事態はなかなか起こり得ないように思われます。
SNSで気軽に情報発信をしてしまうことも踏まえ、高校生よりも中学生に設定を変更するか、あるいは肉体的ないじめではなく「危ない人として避けられるようになり辛くなった」程度に留めるのが高校生としてリアルかなと思います(私の体験として、高校生は独りでの食事を気にするくらいには孤独に弱い印象があるので)。
シャンク/アナスタサコス恒常時間溝により発生する自己完結する閉じた因果律の中で、想定される外部の歴史改変の干渉を受けずに観測を行った、ということでしょうか。まるでシャンク/アナスタサコス恒常時間溝に歴史改変の計測機能があるように読めたので、もう少し詳細な説明があると齟齬がなくて良いかも知れません。
科学だとかなり広いですね。タイムマシンの理論なので物理学賞などが適切かと思います。
自分の祖父について「この方」などとは言わないと思います。「はい。私の祖父です。」くらいで良いかと思います。
この辺りは余分な印象を受けます。
「理論上の開発が可能であることを証明する」と「開発に成功する」は全く別の事柄です。現状のインタビュー記録では、本村氏の祖父はタイムマシンの理論を提唱した後、開発自体には成功することなく落ちぶれてしまったように読めてしまいます。加えて、タイムマシンの理論の証明したのであれば、誤って認識災害の装置を開発することは考えにくいように思えます。
これでは話の筋が成り立たないので、インタビューの方でもタイムマシン開発そのものに成功した旨を示すと良いでしょう。
また、本村氏の態度に少々違和感があります。本村氏から見れば、彼の祖父はタイムマシンを開発して過去の後悔を晴らすチャンスが訪れたわけです。30年も逆風に耐えて研究開発を行っていたような人物が何故突然折れてしまったのか、不可解に思わないのでしょうか。本村氏自身が祖父の様子を疑問視しているニュアンスを含める、あるいはそっちに舵を取る方が、より適切な気がします。
歴史改変ではなく認識災害を起こしていた。そしてそれを悟った開発者は30年以上にわたる心の支えを失ってしまった。このストーリーは読んでいて巧いなあと感じました。上記の課題(特に本村氏関連)が解消されればUVすると思います。
一点、起源調査と実験記録は順番を入れ替えた方が良いかも知れません。
「あれだけ熱心だった開発者は何故かポッキリと心が折れてしまった。何故?」という疑問を先に読者に抱かせて、「タイムマシンではなかったから」という答え合わせをする方が、よりスッキリとするかもしれません。このあたりは他の方からも意見を聞いて判断なさると良いかと思います。
以上です。執筆のほど応援しております。
Tutu-sh
批評ありがとうございます。ご指摘頂いた点は修正させていただきました。オチに関しては暫定的にTUTUさんのものを取り入れさせていただいた上で経過を見ようと思います
拝読しました。
長さに対して面白みを感じられる部分が少ない印象です。「しょうもなさ」を演出したいのかなと感じましたが、現状ではオチまで引っ張って提示する程のパワーはないと感じました。また具体点は後述しますが、全体的に論理の粗さが気になりました。論理面の引っ掛かりが多いことで、明かされる「真相」への驚きや納得感も薄れている気がします。
加えて現状だと、オブジェクトの真相を効果的にするための前振りに欠けていると感じます。折角巷説部門を登場させていることですし、「バイク乗りのタイムトラベラー」を彩るようなエピソードやイベントを書くと真相との落差を演出できそうです。1999年(世紀末)という時代柄から、「何故過去に行こうとするのか」みたいな所も描けると良いかもしれません。
この異常性は物語に関わらず、展開の都合という訳でもないため余分に思えます。
論理が不明瞭に感じました。「物体の消失」という現象から導かれる可能性は「どこかに転移した」か「ただ消失しただけ」のどちらかでしょうが、「走行中のバイクの消失」であれば前者の方が順当であり、それを踏まえると回りくどい書き方です。また、「空間異常」はただの消失でも起こるでしょうから、転移の根拠としてはピンときません。
後に実験記録で詳細を確かめることも踏まえると、ここは端的に
「消失時には瞬間的な空間異常が確認されています。」だけで良いようにも感じます。
タイムスリップはあくまで可能性に過ぎませんが、この書き方だとタイムスリップが起きた前提で不審点を語っているように見えます。
「時間軸の移動に伴う過去改変などの因果律異常は生じていません。」などと事実のみの記載にする方が適切かと思います。
「流通」でなく「流行」「流布」などが適当でしょう。
また、この噂が広まった経緯が想像しにくいです。長谷川氏が独りで異常性を見せびらかしていてもタイムスリップまでは信じられにくそうで、「消失するバイク乗り」くらいに留まりそうです。あるいは自身以外に使わせていたのであれば、噂は「バイク乗りのタイムトラベラー」でなく「タイムスリップできるバイク」になりそうです。
「読者にとって既知の異常性が作成者へのインタビューでも確認できた」という説明にはややそぐわない文章だと感じました。「特筆に値する」という表現が雑に用いられている気がします。特筆すると言うのなら、(その理由が明白でない限り)そこから何が分かるのかを書いて欲しいです。
個人的には、ここは
「また当該インタビューにおいても、『タイムスリップして帰ってきた』旨の発言が確認されています。」くらいで良いと思います。
改造までして乗っていたバイクの回収に用いるには不適当な(長谷川氏を納得させづらい)カバーストーリーでしょう。「違法改造」などなら良さそうですが、個人的には記憶処理のみの言及でも問題無いと思います。
論理が理解できませんでした。「対象の証言による時間軸移動の可能性」は既に言及されており、この実験の内容にその可能性を補強する要素は全く無いにも関わらず、分析として「実際に時間軸を〜」と書くのは不適切でしょう。この実験は記録群の導入として「異常性を確かめる」もので、分析して新事実が分かる類のものではなさそうです。
一応新事実が分かってはいるものの、特に面白味のある事実ではなく、余計なログに感じました。
論理が理解できませんでした。「GPSの記録から移動していないと分かった」ことを裏付けるならその根拠はGPS以外で用意すべきであり、「GPSが正常なのでGPSの結果は事実である」という論理は異常現象を相手には弱く感じます。また、ここの分析で語るべきなのは「時空間転移の可能性が否定されたかもしれない」ことではないでしょうか(時間にせよ空間にせよ、転移したならGPS信号は移動/消失しそうなので)。
空間異常も起きているのではないでしょうか。
分析に書くべき内容かと思います。