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アイテム番号: SCP-2174-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2174-JPへの入り口は施錠され、収容担当者によって管理されます。SCP-2174-JPに関するさらなる調査は監督評議会の意向により禁止されます。
説明: SCP-2174-JPは旧財団サイト-81██です。SCP-2174-JPもとい旧サイト-81██は1999年に発生した大規模インシデントによってオフィス等の設備が壊滅状態に陥ったために放棄されました。SCP-2174-JPに収容されていたオブジェクトは全て他のサイトへ移送されており、内部にはいかなる存在も確認されていませんでした。
しかしながら、2006/4/1に[監督評議会の命令により検閲済]を目的として行われた内部探査の結果、SCP-2174-JPの収容塔の第1フロアに存在する収容房内に異常性を有する複数の存在及び物体(SCP-2174-JP-A群に指定)が確認されました。SCP-2174-JP-A群については補遺を確認してください。
SCP-2174-JP-A群を視認した対象は、クオリア値が変動します。この結果、何らかの感情及び感覚を想起することが確認されています。この影響はクオリア抑制措置を用いることで抑制することができます。また、特筆すべき点として、SCP-2174-JP-A群が収容されている収容房の扉には「SCP財団 怪奇部門」と書かれた金属製プラカードと文字列の刻まれたキャプションボードが取り付けられています。現在までに財団が怪奇部門という部門を有していた公的な事実は存在していません。
補遺: SCP-2174-JP-A群
以下はSCP-2174-JP-A群の詳細について一部抜粋したものです。全容はこちらを参照ください。
SCP-2174-JP-A-1
キャプションボード
驚き
詳細
黒色の塗装がなされたプラスチック製の人型のマネキン。視認するたびに姿が変化することが確認されている。視認した対象は一様に驚いた、との旨を報告している。
SCP-2174-JP-A-2
キャプションボード
胎動する肉塊
詳細
直径3cm程の球状の肉塊。収容房内にはブラウン管テレビやソファ、本棚などといった家具が存在している。視認した対象は心地よい旨を報告している。
SCP-2174-JP-A-3
キャプションボード
腐食
詳細
腐食した死体。収容房内部は著しく劣化しており、腐敗臭がすることが確認されている。視認した対象は恐怖心を想起した旨を報告している。
SCP-2174-JP-A-4
キャプションボード
独立する目玉
詳細
直径5cm程の眼球と推測される球体。特筆すべき点として、SCP-2223-OC-A-4と一致する眼球を有する生物は確認されていないことが挙げられる。視認した対象は安心した旨を報告している。
SCP-2174-JP-A-5
キャプションボード
海の底へ
詳細
不透明の布が掛けられた板。収容房内部には水死体と推測される遺体が確認されている。視認した対象は息苦しさを報告している。
SCP-2174-JP-A-6
キャプションボード
限定品
詳細
金属製のボウル。ボウルの中には切断されたヒトの両手が入っている。視認した対象は欲望が溢れてくると証言している。
SCP-2174-JP-A-7
キャプションボード
絶叫と羽毛
詳細
大量の羽毛。50デジベル以上の音を検知すると動くことが確認されている。視認した対象は痛覚を報告している。
SCP-2174-JP-A-8
キャプションボード
(キャプションボードが著しく破損し、文字の読み取りは不可能)
詳細
内部は暗闇であり、ライトを用いた実験の結果、空間が光を吸収していると推測されている。そのため、詳細は判明していない。
SCP-2174-JP-A-9
キャプションボード
イルカは要るか?
詳細
土の入ったプランター。内壁には赤色の染みが付着している。視認した対象は視認を終えるまで発作的に笑い続けた。
SCP-2174-JP-A-10
キャプションボード
喜劇の幕は降りる
詳細
ピエロの仮面。内部にはDクラスの制服と同様の制服を着た男性の死体が存在している。死体の顔は著しく損傷しており、識別できない。視認した対象は「自分が自分でない感覚」を報告した。
SCP-2174-JP-A-11
キャプションボード
終わらない、終わらせない
詳細
余剰次元的に下方に続いている階段。階段内部は四次元空間であると推測されており、最下層へ辿り着くことは出来なかった。視認した対象は由来不明の恐怖を想起した。
SCP-2174-JP-A-12
キャプションボード
老いていく
詳細
ヒトの白骨死体の指に付けられている翡翠色の指輪。内壁には「人生-老いる-疲れる」と彫られている。視認した対象は疲労感を報告した。
SCP-2174-JP-A-13
キャプションボード
原点
詳細
クライロン社製のスプレーの吹きかけられた痕のある彫刻。内壁には「これを忘れるなかれ-君達はこれを求めている-求めていた-今は違う」と彫られている。視認した対象は潜在的な[任意の感情]を想起した。
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- portal:7178014 (30 Dec 2020 05:31)
このやり方の記事や下書きはかなり見てきたので、新鮮さを感じられませんでした。他記事を仄めかす方法としてもありがちさを否めません。選ばれているオブジェクトに恐らくはContainment BreachというSCP財団モチーフのホラーゲームに登場しているのが幾つかあり、それはサイト内外どちらでもメジャーなオブジェクトに入るでしょう。それもあいまって、既視感が強まってしまっていると感じます。Twitterで検索しても誰も言及していないような、ドマイナーなオブジェクトで揃えてみるのもいいと思います。また、仄めかされているオブジェクトを考えたとき、サイトが81管区にあることに違和感を感じる人が出ると思われます。81にはしないほうがいいのではないでしょうか。
SCP-1374-JPを引き合いに出しているとはいえ、クオリアを値として表すというのはやらないほうがいいかもしれません。クオリアを定量的に扱うのは、首をかしげる人がいるでしょう。このやり方はSCP-1374-JPにだけ許された必殺技みたいなものだと思うのがいいです。
お決まりの内容なので、工夫が欲しいです。このままではまた怪奇部門か、と思われ期待度が下がりそうです。
どこが「こちら」なのかわかりません。
この手の記事を書くなら、まず「怪奇部門から離れられないか」を念頭に置いたほうがいいのではないかと思います。今日、怪奇部門の名を出すだけであんな感じなんだろうなとか色々想像できてしまうので、その通りになると面白さは感じられません。怪奇部門を使わなくとも、別の記事や読者の変化を仄めかすことはできます。
スポイラーで示されたコンセプト(かつてはシンプルな怪奇創作がなされた。でも"君たち"は変わってしまった)は面白いと思いますし、その表現の為に"敢えて"シリーズⅠの有名記事を想起させるのはやり方次第では効果的な手法になると思います。
ただ、現状この記事ではこのコンセプトまで辿り着くのは難しいように感じます。
また、シンプルな怪奇創作への回帰は本家5000番台で大々的に行われましたし、小規模の試み(コンテストなど)は本家でも支部でも何度も行われています。その辺の歴史を無視するのは、メタフィクション記事としての魅力を損なってしまうのではないでしょうか?
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。