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アイテム番号: SCP-2141-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-2141-JPはサイト-81KYの標準人型存在収容セル内に収容されます。SCP-2141-JPの収容セルに配置されている監視カメラにはミーム除去効果フレームが適用されます。SCP-2141-JPの担当収容チームの構成員はステード式認知抵抗値診断にて適正であった人物のみで構成されます。
説明: SCP-2141-JPは概ね平均的な成人男性と同様の高さを有する人型存在です。特筆すべき点として、SCP-2141-JPの頭部がブラウン管テレビに置換されていることが挙げられます。
SCP-2141-JPの行動を参照した結果、解離性同一性障害と同様の症状を発症していることが確認されています。SCP-2141-JPには2つの人格(以下、人格A・人格B)が存在しており、不定期に入れ替わることが確認されています。また、人格の入れ替わり時には頭部のブラウン管テレビにそれぞれ異なる人物の顔が映し出されます。以下は、人格A及び人格Bの詳細情報です。
人格A: 人格Aが主要人格の際は頭部のブラウン管テレビには若年の男性の顔が映し出されます。知能検査の結果、高校修了レベルの知能を有していることが確認されています。
人格B: 人格Bが主要人格の際は頭部のブラウン管テレビには老年の男性の顔が映し出されます。知能検査の結果、大学修了レベルの知能を有していることが確認されています。
SCP-2141-JPの異常性は声によって伝達する認識災害効果です。SCP-2141-JPの異常性は認知抵抗値が██.█以上の人物には無効であることが確認されています。SCP-2141-JPの声を認識した対象は、認識災害効果によりクオリア値が著しく上昇します。この結果、対象は強い憎悪の感情を想起することになります。この影響は記憶処理あるいは抑制クオリア処置により解消することが可能です。
SCP-2141-JPは、20██/██/██に「頭部がブラウン管テレビに置換されている人型実体」という噂を元に調査した結果発見されました。発見時、SCP-2141-JPは██県██市の████公園にて椅子に座って項垂れている状態でした。
補足資料: インタビュー記録
インタビュー記録 2141-JP
Record 20██/██/██
インタビュアー: エージェント・アキ(以下、AA)
対象: SCP-2141-JP
付記: AAは抑制クオリア処置を受けています。
[記録開始]
AA: 貴方のことについて教えてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]俺か……。俺は……名乗る程の者ではない。貴様こそ何者だ。
AA: わたしはこういった者です。[偽装された身分証明書を提示する]
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]オカルトライター、か。どうせ俺のこのおかしな様相についてのことだろう?
AA: はい。なので、貴方のことについて教えてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]いいだろう。何について聞きたい?
AA: まず、貴方の出身について教えてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]俺の出身。それは唯一無二の常世の春たる光翼の国である帝国だ。
AA: なるほど。では、貴方の目的について教えてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]俺の目的は、帝国に身を捧げ、コベイを撲滅すること。コベイは帝国には不要であり、俺はその命を光芒より承ったのだ。
AA: コベイとは何ですか?
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには若年の男性の顔が映し出されている]コベイ。それは帝国の暁光を妨げる悪しき信仰である。コベイを追求するコベイ学者は帝国にとっての悪であり、弾圧されてこそ当然の存在である。
AA: なるほど。貴方は自身のその様相について認知しているようですが、いつからそのような様相になったのですか?
SCP-2141-JP: [頭部のテレビにはノイズが走っている]俺、いや、私。私、は。
[SCP-2141-JPが頭部を設置されているテーブルに激しくぶつける]
AA: [舌打ち]鎮静剤の投与を頼む!あぁ、クソ。
[SCP-2141-JPに鎮静剤が投与される。その後、SCP-2141-JPの希望により約1時間後にインタビューが再開された]
SCP-2141-JP: [頭部のテレビにはノイズが走っている]私は、帝国で暮らしていたところを突然弾圧されて。まわりからはコベイ学者と言われていて。
AA: 一旦落ち着いてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]帝国は、歪んでいたんだ。コベイは人道と倫理を重んじていた筈だった。でも、帝国はそんなコベイを弾圧したんだ。
AA: なるほど。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]帝国の闇はヤグェンドが顕著だった。斬首したにも関わらず、生命を終えさせずに延々と生かし続け、奴隷として私利私欲を満たすためだけに扱い続けていた。
AA: [相槌]
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]それに、そんな帝国を建て直すために奮闘していた者達をただ不都合というだけで受罰僧侶として扱い、迫害し続けたのだ。
AA: 続けてください。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]中には人ならざるものに変えられてしまったものもいるらしい。人を奴隷として扱い、倫理を超えた人ならざるものへと変え、不都合なものは悪として弾圧。更には、私にしたように思考の矯正を行うなど、尊厳を奪うようなことをも平然とやってのけていた。こんなことが許されていい訳がなかった。だからこそ、私達はヤグェンドを、民を、このカペラトの恐怖と言われる声で扇動したのだ。
AA: [相槌]
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]弾圧された私達でも、声を合わせることで民衆に帝国の闇を知らしめることが出来たのだ。各地で反乱が起き、帝国は崩れ落ちた。光芒も逃げようとしたそうだが、ヤグェンドによって殺害されたとの報があったらしい。足元を救われるとはこのことだな。
AA: 分かりました。インタビューを終了します。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]最後に一ついいかい?
AA: 何でしょうか。
SCP-2141-JP: [頭部のテレビには老年の男性の顔が映し出されている]君たちも足元には気をつけることだな。
[記録終了]
インタビュー終了後に再度各種検査を行った結果、解離性同一性障害の症状が若干ながら改善されていることが確認されました。現在、さらなる治療の試みが予定されています。
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/children-recycle21:00150/noredirect/true
リサイクルコンテストは終わってますが、こちらをリサイクルしました。
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- portal:7178014 (30 Dec 2020 05:31)
拝読しました。
記事全体の批評
率直な感想としては、
「面白みが何処にあったのか分からなかった」
というのに限ります。
もし記事の最後の部分にあるSCP-2141-JPが仲間を思う気持ちをオチとすると強いとは言えませんし、ステード式認知抵抗値診断と抵抗値という変数、そしてSCP-1374-JPの要素を持ってきたという点においても何故その要素を組み込んだのかという考察点が増えることでオチが薄れてしまいます。
しかしジャンルが「その他」に設定されているのでただ帝国の歴史を語るという記事だけという可能性も考慮していますが、そちらもそちらで心に残るような内容ではないと思いますのでDVになってしまうのではないかと危惧しています。
批評ありがとうございます。
ステード式認知抵抗値診断はわたしが作った造語であり、認知抵抗値診断という用語から一種の認知抵抗値の測定手段を想定しています。現在、わたしの中では文量の増加に繋がってしまうと考えているため、これに関する文章を追加することはしません。申し訳ないです。
知能レベルと自身の表記については適宜変更していきます。
1374-JPの要素ですが、これはあくまで設定の引用という形のクロスリンクであり、大筋には関与していません。(クオリア抑制という概念が感情想起の対策として思い浮かんだため。)
個人的な面白さとしては、今まで掘り下げられなかったコペイ学者やカペラトの恐怖、そして帝国の崩壊理由についての新情報が出てくるもの(面白さと呼べるかは怪しいですが)と帝国の闇の部分の描写を想定してました。(参考元として837-JPがあります)
また、ジャンルですが、該当ジャンルがないためにその他にしています。
オチは個人的にも帝国についてあまり絡められていない弱いものであると感じているので代替案が思い付き次第改稿させていただきます。
改めまして、批評ありがとうございました。
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