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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の休憩室のビデオデッキに装着され、セキュリティクリアランスレベル1以上を有する職員を用いて一日に1~2時間程度のコミュニケーションを取ることが許可されています。また、SCP-XXX-JPは形質上、経年劣化などにより破損する可能性が高いため1ヶ月に1度、技術者による状態確認および必要であれば補修作業を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPはMGM製作のカートゥン作品████の録画VHS、及び冒頭オープニング・ロゴで再生されるライオン(Panthera leo)です。SCP-XXX-JPは日本語での会話が可能で人間の15歳程度の頭脳を有し、人類に対し好意的です。SCP-XXX-JPは20██年にSNS上に投稿された動画により存在が発覚、収容に至りました。これを受けて持ち主に対してクラスAの記憶処理を行い、SNS上ではカバーストーリー「手の込んだ編集」を流布しました。以降、同一の動画を利用した類似投稿が発生した場合、同じカバーストーリーを再度流布してください。
以下はSCP-XXX-JPとの会話記録です。
会話記録XXX-JP-1
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: 矢矧博士
<録音開始>
ビデオデッキにテープが装着され、再生が始まる。SCP-XXX-JP: (陽気なBGMとともにライオンの鳴き声)ふぅ…あれ、前に見てくれた兄ちゃんじゃないな。
矢矧博士: はじめまして、SCP-XXX-JP。私は矢矧と申します。少しお話しても?
SCP-XXX-JP: いいよ。で、そのSCP-XXX-JPってのは俺の名前?矢矧博士: はい、そうですが…何か問題がありましたか?
SCP-XXX-JP: いや、ないよ。むしろ今まで名前なかったから嬉しいんだ。ありがとね。
矢矧博士: 早速ですがあなたのことをお聞きしても?
SCP-XXX-JP: ああ、そうだね。俺は見ての通りライオンさ。アニメの前に吠える役。お兄ちゃんもちっちゃい頃DVDとかで見たことない?
矢矧博士: はい、何度かは見たことあります。
SCP-XXX-JP: ならよかった。最近はほらもっと綺麗なCG?だっけのアニメとかばっかりだから知らない人も多いかと思ってたよ。
(約十分ほど重要性の低い会話が続く)
矢矧博士: ところで、あなたはなぜこのように話すようになったのですか?
SCP-XXX-JP: ああ、それね。最初の方にも言ったけどさ、最近はDVDやらブルーレイやら、あとはなんかパソコンとかでもアニメ見れちゃうだろ?だからビデオテープなんて見てくれることなくてさ。VHSなんか死語だし化石みたいなもんだし。
矢矧博士: 確かに、最近はそういったものが主流ですね。
SCP-XXX-JP: そうそう。みんなアニメが目的だからさ、最近のDVDとかだとみんな飛ばしちゃうんだよね…それに例えばアニメのキャラクターならグッズとかでいろんな人に会えるでしょ?でも俺は飛ばさずにこうやって見てもらえないと誰かの顔を見ることもできないんだ。だから俺がこうやって初めに吠えることもないし、誰にも会えなくて…さみしくてさ…でもよかったよ。こうやって話せて。長くなっちゃったね。そろそろアニメ見たいでしょ?引っ込むね。
矢矧博士: はい、こちらこそいろいろなお話をして頂きありがとうございました。
SCP-XXX-JP: あの、さ。
矢矧博士: はい、どうされました?
SCP-XXX-JP: もし財団さんがよければ、なんだけど…またこのテープ見てくれないかな。たまにでいいから誰かに会いたいんだ。
矢矧博士: なるほど、約束はできませんが上に掛け合ってみます。
SCP-XXX-JP: 本当?ありがとう!そう言ってくれるだけでも嬉しいよ。それじゃあ、また。
画面は暗転しテレビには████が正常に再生される。
<録音終了>
補遺1: SCP-XXX-JPとの会話中はビデオテープのフィルム自体はビデオデッキ内で回転し続けます。この現象については現在解明されておらず、SCP-XXX-JPが破損する恐れがあるため実験も禁止されています。
補遺2: 20██年██月に至るまで、SCP-XXX-JP及びそれに類似するオブジェクトは発見されていません。
補遺3:SCP-XXX-JPの出自はしばらく不明でしたが、調査の結果GoI-093"PAMWAC"の内部BBS内に重要な内容が発見されました。以下はその抜粋です。
VHSアニメの内容を懐かしむスレpart18
433: ◆ciDN/Ux ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
久々にビデオの話してたら昔ビデオのキャラに人格ぶち込んだの思い出したわ。
434: 不撓の名無しさん ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
»433
ちょっとそれkwsk
435: ◆ciDN/Ux ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
もう25,6年くらい前の話なんだけど、カートゥンアニメの冒頭でなんかライオンいるじゃん?そこに人格ぶっ込んだ。
436: 不撓の名無しさん ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
そんなんやってたんか。どこで見つけたんやその方法。
437: 不撓の名無しさん ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
VHSとライオンってえっしぴでなんかあったな。
前にどっかから流失してたの見たけど、それ作ったのが»433なら»433は財の者に無限に追い回されることになるんだが。
438: ◆ciDN/Ux ████/██/██(█) ██:██:██:██ ID:???
»437
お前が追われてろwww
当時ピカチュウげんきでちゅうが恋昏崎の小学校でめっちゃ流行ってて、消防の頃から陰キャぼっちだったから欲しかったんだけど親が買ってきたのがシーマンだった。
あいつまじで懐かなかったしきもいし当時消防の俺にはきっつい口調で話すもんだから、泣きながら押し入れに封印した。
で、次の日死んだ顔して小学校から帰ってたら帰り道で職人のじいちゃんにあってさ。
もろもろ話したらお前が好きなビデオ一個持って明日また来いって言ってくれたんだ。
翌日大好きだった████のビデオ渡したらじいちゃんがレコーダーでダビング?的なことしたあと、「よし、今日からこいつが友達だ。これでもう寂しくないぞ。」ってね。
家帰って回してみたら最初のライオンが人格持つようになっててさ。
最初はメインのキャラじゃねえじゃん…ってがっかりしたけど話してるうちに仲良くなって楽しかったわ。まだ実家に残ってっかなぁ…ほかのビデオと一緒に捨てられてないといいんだけど
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すぽいらー
ここにかく
VHSという時代から取り残されたもの、そこに生きるものをどうか忘れないでほしい、という思いを込めて。
pam板で昔なんかいろんな術式使ってライオンに人格付与したこと話す
事故で死んだ自分の弟の魂をどうにかこうにか変更して弟が好きだったビデオ入れた
精神不安な片親の母をそれで支えていた
家を出てしばらくして母他界、遺品整理時にどっか行って今手元になくて行方不明で追ってる
的な経緯でライオンくんはVHSライオンになったのだ…的な
↑ちょっと理由重杉内?ってことでもうちょっとポップ(?)な理由に。
これまで流出しなかったのは恋昏崎内だったから…で流出した理由はぱっと見はただのVHSだったからフリマなりリサイクルショップなりに出されてしまった…のかも
(この世界線では印西氏は寿命で亡くなっている、ということにしています。)
見るものは同時に貴方を見ている。そして同時に会いたがっています。
付喪神とは違うかもだけどきっとそこで待っています…
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- portal:7177725 (08 Apr 2021 04:24)
意思を持つ創作上の登場人物というものはかなりありふれたアイデアになっています。個人的に「アニメの冒頭に出てくるライオン」という設定でないといけない何か(異常性だったり、事件だったり)を記事に追加する必要があるのではないかなぁと思います。
良くも悪くも「平和だな」といった感じがします。描きたいものの大筋はすごい好きですし、博士との交流も心温まるものですが、逆に言えばそれしかないため、少し情報量が足りないのかな、と。zatto13さんがおっしゃっているように、このオブジェクトに関するオリジナリティやバックグラウンドをもう少し克明に描き出してあげると情報量も増えていい感じになるのではないかと思います。
拝読いたしました。
自分はなんとなく元ネタが伝わってきましたが、分からない人も多いと思います。
これはあくまで自分の主観にはなりますが、元ネタを面白さの本質として構成しているように見えます。
元ネタが分からない人にとっては、ただ”ビデオで話せるライオン”としてしか捉えることができないです。
元ネタだけで構成する記事ではなく、元ネタも合わせつつ、”ビデオで話せるライオン”というSCPとしての面白さを足してみてください。
そうすれば今よりもいい記事になるかと思います。
批評ありがとうございます!
纏めての返信になり大変申し訳ございません。
zatto13さん
Irugainaigaさん
確かに背景などの情報が足りませんでしたね…
自分の中のイメージを維持しつつ、背景をわかるようにインタビュー内容を加筆してみました。
pokky777さん
元ネタというとカートゥンアニメの冒頭のライオンのことでしょうか。
確かに最近は名前を挙げるならトムとジェリーやルーニー・テューンズといったアニメは知られてなかったりわからなかったりするかもしれないのですが、それも含めて時代の変遷のようなものもテーマに入れているつもりなので少し難しいところだなぁと思っています。
しかし”ビデオで話せるライオン”としての面白さを足すというのは確かに必要なことですので、よく考えてその部分も加筆、改稿していきたいと思います。
拝読させていただきました。
オブジェクトを慎重に扱うのは当然だと思うので、『SCP-XXX-JPは形質上、経年劣化などにより破損する可能性が高いです。1ヶ月に1度、技術者による状態確認および必要であれば補修作業を行ってください。』的な感じに変えた方が自然かなあと思います。
動物名を出す時は学名を添えます。
変換して、“そろそろアニメ見たいでしょ?”とした方が良さそうです。(喋りまくってる事象が)アニメみたい(=アニメっぽい)でしょ?って意味だと一瞬誤読してしまいました。
異常なものの“確保/収容/保護”する財団が異常性が失われてしまう可能性が高い行為をするのは考えにくいので、この部分は無くてもいいかもしれません。
私は“元ネタがわかる人”だったので「ああ〜あのライオンね〜」となりましたが、わからない人はわからなそうですね…。ちなみにあのライオン、正式名称は「Leo the Lion」と言うそうです。
気になった細かい点など
・カートゥンアニメ「██████」のビデオテープ(に収録されているあのライオン)の全てが異常性を持つのか?だとしたら回収作業などは行われたのか?
・どうして異常性を持ったかorなんらかのバックストーリーのどちらかは欲しいです
改稿応援してます!
批評ありがとうございます!
たしかに言われてみればそうですね。修正しました。
誤読を引き起こしますね…すぐに漢字に変換しました。
そうですね、財団がそんなことしようとはしませんよね。これを受けて補遺2の内容を補遺1に移し、
に対する返答として新たな文面を補遺2に足してみました。
これに関しては結構悩んでいますが頑張っていい感じのものを考えています!
応援ありがとうございます!改稿頑張ります!
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
Tech Cap. of SCP-JP