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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは無力化されました。収容の必要はありません。
説明: SCP-XXX-JPは財団職員間で継承された致死性の呪いです。
補遺: 以下にSCP-XXX-JPがNeutralized指定を受ける以前の報告書を記載します。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: 極秘情報
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は全て吉田元サイト管理者の管理下で行われます。SCP-XXX-JP担当職員以外にSCP-XXX-JPの情報が与えられることはありません。
吉田元サイト管理者は定期的にSCP-XXX-JP担当職員を募集します。Dクラスを除く可能な限り重要なポストに就いてない職員が当ページにて担当職員募集が行われていることに気づいた場合直ちに下記ボタンを押すことを推奨します。
説明: SCP-XXX-JPは極秘情報です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPを財団職員間のみで継承することにより収容とします。当ページを読んだ者はO5-█へ報告しSCP-XXX-JP担当職員となってください。
担当職員は364日間SCP-XXX-JPの情報を秘匿した後、上記ページに担当職員募集ボタンを作成し後の継承者にSCP-XXX-JPを継承してください。
説明: SCP-XXX-JPは常に世界で一人だけにかかる呪いの情報です。SCP-XXX-JPを少しでも認知した者(以下SCP-XXX-JP-A)は直ちに「████を殺せ」という幻聴が聞こえると同時にSCP-XXX-JPの全て性質を理解します。
現在のSCP-XXX-JP-Aはあなたであることに留意してください。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPを他者に知られる、またはSCP-XXX-JPを認知してから365日後に心肺停止によって死亡します。SCP-XXX-JP-Aが存在しなくなった場合世界中のランダムな人間一人がSCP-XXX-JP-Aとなります。
補遺1: 以下は吉田元サイト管理者の日記です。
2███/8/13:昼過ぎのことだった。昔の部下から次の文から始まるメールが届いた。「これはお前が俺をSCP-███-JPなんかに配属した恨みだ。コイツをお前にくれてやるよ、地獄行きのバトンをな。」
その下にはこのくそったれな情報が書かれていた。どうやら私は長くとも後一年しか生きることが許されないらしい。
2███/8/14:昨日私に迷惑なメールをくれたあの部下が死亡したという一報を貰った。死因は突然の心肺停止だという。どうやらコイツは冗談なんかじゃないらしい。
言葉にならない怒りが込み上げて来た。どうして私なのだ。私が何をしたというのだ。これまでの人生、人々が未知の脅威に怯えず過ごせるため必死に仕事をしてきた。これからもそのつもりだった。
この憤りを生んだ本人を責め立てたいところだが都合良くそいつは私の声の届かない所へ先逃げしている。友人に相談すらできない。そんなことをした瞬間私は死に今度は友人が地獄に落ちる。
私は孤独の中で死へのカウントダウンを待たなければならない。
2███/8/16:████について調べた。どうやら5年前の殺人事件の犯人のようだが未だに捕まってないらしい。
この呪いを解くには警察も見つけられない人物を私一人で探さなくてはならないのか。
2███/8/18:SCP-███-JPの実験に参加した。
サイト管理者が参加するのはかなり異例な実験だったが「久しぶりに現場を経験したい」など言って強引に申請を通した。
目的は実験なんかではない。実験後に義務付けられるBクラス記憶処理だ。
だがダメだった。私はまだこのくそったれな情報を明瞭に覚えている。
2███/8/21:自分の使命に気づいた。私が今置かれている状況がSCPによる脅威であることにようやく気付いた。考えてみるとこれは非常に危険なSCPではないか。もしこの情報が一般市民の間に広がり、誰かが自暴自棄にでもなって多くの人の目にこの情報が晒されたら大惨事が起きかねない。この情報は明らかに我々が収容しなければならないSCPである。
私にこのSCPが渡ったことはむしろ幸福である。私にはこのSCPを収容する術がある。
こんな簡単なことに気づくのに一週間もかかってしまった。どうやら私はいままで脅威と対峙してきたつもりだったが本当は安全なところで見てるだけで脅威に晒されたことはないただの弱い一小市民だったようだ。
いいだろう。収容してやろうではないか。これは私の最後にして最期の仕事だ。
2███/9/13:このSCPの収容方法について考えた。最初はDクラス職員を用いた方法を考えたがこれは難しい。このSCPは性質上一人しか知ることができないからだ。状況を把握してる監督官も無しにDクラス職員にこの情報を任せるのはあまりに危険すぎる。結局職員にこのSCPの継承を任せることにした。
SCP-XXX-JPの報告書を書き上げた。
2███/9/16:O5-█と飲みに行った。彼と私は同期で友人にしてライバルのような関係だった。今となっては彼の方が遥かに優秀で私は置いてかれてしまったが。
私はこの一見めちゃくちゃな報告書を無理やり承認してもらうよう頼んだ。
「お前の頼みだ、協力してやってもいいが、このSCP-XXX-JPとは何かは俺にも言えないのか？」
彼は尋ねた。
「危険なミーム災害を引き起こすオブジェクトでな、隔離して対応する必要がある。多分もうお前と会うこともできなくなるだろう。」
私は嘘を混ぜつつ応えた。
「そうか、お前とこうして飲むのも今日が最後なのか」
私は首を縦に振った。
2███/9/18:O5の決定で私はサイト管理者を解任されSCP-XXX-JPの担当となった。
残り11か月は誰にもばれずに死ねる隠れ家の準備と████探しだ。
2███/7/24:████を見つけた。現在隠れ家に収容している。
私は████を殺すべきなのだろうか？
いままで私は████を殺すつもりで探してきたが今になって気づいた。████を殺すのは財団的ではなくないか？
████の殺害は私の「死にたくない」という利己的な目的でのSCP-XXX-JPの破壊を意味するのではないか？
私はどうしたらいいのか分からない。
残りの時間は████と会話してSCP-XXX-JPの研究に勤めるとするか。
2███/8/12:私は死を選ぶことにした。
これが正しいのかは分からない。
私に続くものへ、隠れ家は█████████████████にある。どうするべきか自分で考えてほしい。
後は任せた。
補遺2: 以下はSCP-XXX-JP-A-█によるメッセージである。
吉田、すまない。
結局お前がどこに行ったのか気になってしまいSCP-XXX-JP-Aになってしまった。
そしてもう一つ謝らなくてはいけない。
████を殺した。
毎年1人財団職員を失ってまでして収容することになんの意味があるのだ？
…というのは言い訳に過ぎないかもしれない。単に私は死にたくなかった。
私がこれからどうなるかは次期に他のO5達によって決定されるだろう。
お前が正しかったのかもしれない。財団の信念のため命まで捨てれるなんてお前のほうが私より遥かに優秀だよ。
直ちに理解することは現実にはないため矛盾しています。
メタ記事でありながら実際に起こることはありません。
結局これってなんだったのかわからないのでもやもやだけが残りました。
O5-█は何のことかわからずとも察するくらいはするんじゃないでしょうか。
知ったらヤバイ系の記事は既に数多く存在しておりそれだけしか書かれていないこちらの記事はそれらと比べてパンチがないように感じます。
SCP-XXX-JPの正体や異常性から逃れる方法を探る描写を入れるなどもう少し山場と作ったほうがいいと思います。
ご批評ありがとうございます。
これに関しては確かにもやもやして気持ち悪いと思いました。
ここを補強できれば記事のパンチも増しそうなので何か面白いネタを考えときます(ぱっとは思いつきませんでした)
これは確かにそうだと思い、嘘を言って察されにくくなるように修正しました。(若干弱い気もするのでよりいいアイデアが浮かび次第修正します)
これに関しては対応できません。
というかこれを言ってしまうとミーム災害系の記事全滅すると思うので、正直「SCPは現実にあるものではない」で納得してもらう他ない気がします(何か解決策があるなら教えてくれると助かります)
ミーム災害系記事は全滅しないかと思います。なぜならメタ記事ではないからです。
当記事はメタ記事であるため実際には起こりえないことを「これを読んでるあなたに起こります」と書かれると違和感があります。
解決案としては
とかですかね。
メタ記事の一覧を貼っておきますので参考にするといいかもしれません。
返信ありがとうございます。
なるほど、基本的に読者を異常性の影響下に置こうとするのはよくないんですね。
そうなるとこの記事の場合かなり根本的な部分を修正しなくてはならなくなるので没濃厚ですね…
勉強になりました。
ご批評を受け大幅に修正しました。