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アイテム番号: SCP-2361-JP

SCP-2361-JPを描いた16世紀フランスのエッチング
オブジェクトクラス: Da'aS Elyon1
特別収容プロトコル: 降下前のSCP-2361-JPへの接触者には調査後に記憶処理を施し、関連する記録は回収や消去で対応します。降下後の情報については、既存の科学で考えられうる仮説と未解明の自然現象である可能性の流布を併用して対処します。
説明: SCP-2361-JPは、ファフロツキーズ(Fafrotskies)として知られる通常あり得ないものを空から降らせる現象のうち、生物的なものの原因となる有機体です。上空で発生し、水棲の種を中心とする生物の形状をとる傾向にあります。降下前の対象は何らかの異常性と共に空中へ留まり、降下時には一部が雨水へと液化する以外に共通点は見られません。一度の出現での種類は同一かつ複数である場合がほとんどで、降下後はまもなく異常性を喪失します。
SCP-2361-JPは魚や蛙の雨としてプリニウスの『博物誌』等で古代から確認されていますが、起源は不明です。対象は地球の表面から上空数百メートル以上の特定の地点に前兆なく現れ、外部から接触を受けた場合に数秒以上から不明な期間を掛けて異常な変化をしたあと重力の影響を受けるようになり、地上へと落下します。降下前のSCP-2361-JPは出現地点とほぼ同じ高度以外では視認することができません。この影響は機械類についても同様です。
補遺1: 以下は、財団独自の情報収集に成功したSCP-2361-JPの記録です。
事案2361-JP: SCP-2361-JP等の調査手段とすべくテスト中であったカメラと音声通信装置を内蔵した試作型ドローンが、偶然降下前のSCP-2361-JPを発見しました。対象は人種や身体的特徴も様々な裸体の100名前後からなる老若男女の人間で、財団側への呼び掛けらしきものを確認したため急遽インタビューが試みられました。以下はその記録です。
以降の情報にアクセスするには、セキュリティクリアランスレベル4以上の権限が必要です。職員コードを照会の上、パスワードを入力してください。
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JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7137679 (20 Dec 2020 23:16)
ファイルページ: ファフロツキーズ1.0
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gravure_de_pluie_de_poissons.jpg
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
タイトル: Gravure de pluie de poissons
著作権者: Olaus Magnus
公開年: 1555年
補足:
ファイルページ: ファフロツキーズ2
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:RRR-004.jpg?uselang=ja
ライセンス: CC BY-SA 2.5
タイトル: RRR-004
著作権者: Vsasi
公開年: 2006年
補足:
しっかりと構成されていると思いました。
説明についてですが、初読ではややわかりにくかったです。これは、SCP-XXXX-JPが何を示しているのかわかりにくいためです。「細胞群」と言われた場合想像するのはバラバラの細胞の寄せ集めみたいなものなので、SCP-XXXX-JPが「空から降ってくる生物(とそれが融解したもの)」を指すなら「水棲のもの~」の文に入る前に、「出現時は何らかの生物の形状を取る」等の形についての説明が欲しいです。
「どこかに」という表現はあまり使われないため、「任意の位置に」などの語に修正した方が良いと思います。
人間や生物の起源的なオブジェクトについてはすでにいくつか存在するため、ややありきたり感はあります。しかし、読者の想像を超えるための構成がしっかりしていますから、残る可能性もあると思いました。
(批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます)
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異常性や展開そのものはきちんと組まれており、大筋の軸はこのままで良いと思います。
ただ、k-calさんも指摘しておりましたが、生物の起源オブジェクトについては先例もあるので、もっと「養殖場」や「廃棄」というオチの殺し文句にインパクトが欲しいところです。例えば、直近投稿された同様の異常性を持つオブジェクトとしては、SCP-5929があります。こちらは「地球の生物の起源は宇宙人が不法投棄した彼らの尿」というとんでもないネタバレをした挙句、尿を捨てていった宇宙人にコンタクトを取ろうとする提案をO5が「気まずいだろうからやめようぜ」と返す二段オチ構成です。私としては、この衝撃との差別化を意識して表現できればより高評価になると思います。
ひとつの方向性として、『このオブジェクトに対する疑問点のうち、何を記事に書いて「回答」を示すか、何を書かないで「謎」として残すか』を選り分けるのはどうでしょうか。現状は「回答」と「謎」がごちゃ混ぜになっており、やや分かりにくい感があります。ですので「謎」にする点を明確化して、何を説明し何を説明しないかをはっきりさせて文章を練り直すことを提案いたします。
先ほど例として挙げたSCP-5929は、記事中で示される疑問に対して「回答」(=尿が原因であること)を明確に説明しています。それによって、生物を作った上位存在をコミカルに描いていることが大きな特徴です。それと比較すると、こちらの下書きでは生物を作った上位存在(SCP-XXXX-JPを作った存在)の正体は判然としません。この違いをはっきり打ち出し、「謎」を残す展開にすることができれば、上位存在・細胞群・養殖場の得体の知れなさがより際立つのではないでしょうか。そうすると、SCP-XXXX-JP-1~5がなぜ自分たちが養殖された存在だと気づいているかとか、残された「謎」がより不気味に映ると思います。
繰り返しになりますが、根幹となるアイデアや展開はしっかりしています。切り口・見せ方を変えるだけで評価がぐっと変わる可能性を感じますので、頑張ってください。
k-cal さんご批評ありがとうございます。
確かに説明や表現に不十分な箇所がありました、ご指摘いただいた箇所を中心にもう少し練ってみたいと思います。
kskhorn さんご批評ありがとうございます。
ご紹介いただいたSCP-5929も拝読しました。これは面白いですね。
確かにネタも被ってもいるので、わたしはアドバイスをいただいた謎の強調の方向を強化してみたいと思います。