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アイテム番号: SCP-2845-JP

怨霊と通話状態のSCP-2845-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-2845-JPは子機のバッテリーを使いきった上で、本体と子機と充電器を別々に低脅威度物品保管ロッカーに収容して下さい。
説明: SCP-2845-JPは、199█年に発売された████製の固定電話です。親機と子機から構成されており、怨霊と自称する存在と通話状態になる異常が発生します。
電話機の液晶画面には電話番号や名前を登録することで通話相手を表示する機能が付属していますが、当時の性能上、使用できる文字はカタカナに限定されています。異常は、通話中に音量調整ボタンを押し液晶画面に"オンリョウ"と表示されることで発生します。このとき元の通話相手側に変化はありません。
SCP-2845-JPは奥平研究員が実家に帰省した際、心霊番組を視聴中に電話が掛かってきたことで発見されました。当時、奥平研究員以外の家族は全員外出中であり着信はその家族からでした。心霊番組を視聴中であった奥平研究員は電話に驚き、比較的大家族であった自宅で自分以外が出払っているというめったにない状況も手伝い、慌てて使いなれていなかった子機で応答しました。結果、誤って音量調整ボタンを押したことで異常に気付き、気絶しました。このため、SCP-2845-JPには電話機を用いた対象へ未知の負荷をもたらす可能性も予測されましたが、これらの異常は奥平研究員以外には認識できませんでした。
補遺1: SCP-2845-JPの異常は奥平研究員にのみ発生するため、当初財団はその訴えを退けていました。後に、奥平研究員は独自の調査で実家の固定電話が自身の帰省する直前に故障し、修理に出されていたことを突き止めました。この際、電話機の説明書に挟まっていた以下の書類を発見したことによりSCP-2845-JPの異常性が認められた形です。
修理完了報告書
修理内容
通話中に雑音が混じるとのことでしたので音量を調整することによって除去しました。
修理代金 無料
消費税 無料
請求合計 無料
特記事項
恐怖した状態で最初に受話器をお取りになったお客様には、心を落ち着けるために担当との通話機能を贈呈いたします。真の思い出は自分にしかわからないもの、あなただけの会話を大切に。
(有)如月工務店
この書類について、奥平研究員の家族は身に覚えがないと証言しています。記憶にも不確かな様子が見られ、雑音の異常と除去は認知していたものの修理した憶えもないとのことでした。SCP-2845-JPの開発元にも問い合わせましたが、機種が古いために修理は受け付けていないとの返答でした。
補遺2: 財団はSCP-2845-JPの異常と如月工務店についての情報を得るため、奥平研究員を通したインタビューを行いました。以下は該当する記録です。
補遺3: インタビュー記録時の落雷と同時刻、奥平研究員の実家近くにある廃屋にも落雷がありました。廃屋は全焼し、焼け跡から如月工務店との関連を示す物品多数が発見されました。物品を調査した結果、廃屋は如月工務店の重要な拠点として利用されていたことが判明しました。この後、██地方一帯での如月工務店の活動が激減したことが確認されています。
一連の出来事については後日、奥平研究員の祖母が地元の天満宮神社で大学受験時に助けられたと思った頃から個人的に菅原道真を信仰していたことが判明しましたが、それ以上の関連は不明です。このため奥平研究員は学問の神としての菅原道真について話を聞いていましたが、怨霊でもあったとは知らなかった模様です。
なおインタビュー後、奥平研究員と██博士の勤務するサイト-81██では全職員の仕事効率の改善や健康状態の回復、収容違反の減少や犠牲者の減少、などの劇的な変化が観測されましたが関連は不明です。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7137679 (20 Dec 2020 23:16)
半分くらい実体験です。
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:7137679-9-jext
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: 音霊
著作権者: aoasa02
公開年: 2021年
補足:
あまり面白くありませんでした。
何が起こっているか等は理解出来ているのですが、それを上手く面白さに昇華出来てないように思えます。
ジョーク記事として投稿されるとの事なので、通常記事のような堅苦しさを残しつつ(報告書を作成している人間は真面目に書いているんだと読者に思わせる)ジョーク要素(音量を怨霊と見間違える等)を組み込んで行ければ良いかと思います。
後、記事としてボリュームが足りないように感じました。なので奥平研究員へインタビューを行うなど、面白さを生かすための要素を組み込むのもいいかもしれません。
ご批評ありがとうございます。
確かに、他のジョーク記事と比べると面白さもボリュームも少ないですね。ジョーク以外にできるかも含めて、もう少し考えてみます。
まず最初に感じたこととしていえるのが、ほかの方も言っているのですがボリューム不足でした。
このままでは詳細に書かれたアノマラスオブジェクトのような印象を与えてしまいます。
実験記録や奥平研究員へのインタビューなどをつけてみると面白くなるかもしれません。
メモなどの付記も効果的かもしれません。
Jokeオブジェクトの面白さの一つとして、普通の見間違えや勘違いなどをSCP報告書の形式で書くことで真剣に異常だととらえている滑稽さがあると思っています。
一般的なSCPオブジェクトの記事であればこの書き方でいいかもしれませんが、Jokeとなると失礼な言い方ですがつまらないと感じてしまいます。
少しだけ規模を大きくしてみても面白いかもしれませんね。
ご批評ありがとうございます。
やはり量が必要ですか。考えたのですがあまり膨らませられそうにない感じもします、難しいですね。