SCP-JP 「法角」

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPへの民間人の侵入を防ぐため、収容施設は変電所に偽装し、カバーストーリー「高電圧注意」を適用した上で3名以上の警備員を常駐させてください。実験を行う職員も交代の警備員、または保守点検要員に扮して出入りします。SCP-XXXX-JPを用いた実験にあたっては、社会通念上犯罪であると見做される行為を指示してはいけません。国外への転移が予想される場合は、早期に該当国の支部または拠点へ連絡を行ってください。

改訂特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPへの民間人の侵入を防ぐため、収容施設は変電所に偽装し、カバーストーリー「高電圧注意」を適用した上で3名以上の警備員を常駐させてください。実験を行う職員も交代の警備員、または保守点検要員に扮して出入りします。

SCP-XXXX-JPを用いた実験は、計画から完了までの全段階がセキュリティクリアランス3以上の職員の管理下で行わなければなりません。SCP-XXXX-JP内部へ侵入する職員は、直近72時間以内のテストで従順度と慎重性の両方においてB以上のスコアを獲得した成人の中から選抜してください。外部から出す指示は抑止的なものに限定し、実験開始と継続以外で行動を促してはいけません。国外への転移が予想される場合は、早期に該当国の支部または拠点へ連絡を行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは0.8m×1.9mの片開きドアです。材質は木目調の鋼板であり、非破壊性検査の限りでは物質的な異常は確認されていません。しかし、知能指数██以上の人間(以下、"対象者"と呼称)が1人以上内部に侵入すると活性化し、内外のどちらから力を加えても開くことができなくなります。対象者が内部での異常性を一通り経験すると、SCP-XXXX-JPは非活性状態に戻ります。

SCP-XXXX-JP内部は日本国内の一般的な住宅街のように見える空間(以下、SCP-XXXX-JP-1)が広がっています。これまでの実験では、内部に人間・動物は確認されていません。そして、SCP-XXXX-JP-1の交差点・歩道橋・エレベーターホールなど複数の行先を選択できる全ての分岐には、2択~4択の質問と各行先への割り当てが標識や館内の案内板など周囲の景色と調和する形で書かれており、対象者の視力が不足している場合は、音声ガイダンスも流れる事が確認されています。各行先と回答は必ず1対1で対応しています。

対象者が分岐から進むと、次の分岐で新たな質問が出現します。元の道を引き返した場合でも、1つ前の分岐に直前に回答したものとは異なる質問が現れます。質問は各国の法体系を浮かび上がらせるようなチャートとなっており、対象者の回答が進むとSCP-XXXX-JP-1の風景は違和感を覚えさせないほど徐々に価値観が近いと思しき法律の制定されている国・地域のものへと変化して行きます。

90~160程度の回答を完了すると、対象者は一様に「歩いて出てきた」と錯覚するほど自然な形で、最も親和性の高いと判定された法の制定されている国・地域へ転移します。必要な回答数の増加はこれまでの実験結果から、近しい法体系を持つ国・地域が複数ある場合の絞り込みによって起こると分析されています。

転移と同時に対象者の国籍は、転移先の国の合法的な手続きの記録を残して変更されます。対象者本人およびその回答を観測していた者以外は、この事象を違和感なく受け入れます。元の所属国家に最も親和的であると判定された対象者は、転移のみに留まります。転移先はその国・地域の中でもより対象者に近い価値観が支配的と思われる地方・市区町村です。

ただし、対象者がSCP-XXXX-JP-1内部で住居への不法侵入・建物や物品の破壊などを行った場合は、それらの行為が合法である国・地域へ転移しない限り刑務所ないし相当する機関へ収容される形で出現します。この拘留も転移先の国・地域の司法に基づいた正当なものであると記録され、対象者は"犯した罪"に応じた刑罰が与えられます。該当する不法行為が強制力を伴う外部からの指示によって行われていた場合は、指示した者が国際手配されます。

これまでの実験から、転移は対象者自身が質問の存在を認識し、意味を理解し、自らの意思で移動(回答)することで初めて成立すると推測されています。感覚器の機能を制限した上での誘導や、遠隔操作による対象者の牽引・運搬では新たな質問の出現は観測されませんでした。一方で自らの意思で進路を選択してさえいれば、基準が質問への本心による回答ではなくともチャートを進める傾向が確認されています。ただし選択の結果、対象者は価値観の合わない国・地域に所属する事になるため苦痛を訴えます。


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