設定資料　原文 - SCP-JPサンドボックスⅢ

設定資料　原文

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPを収容する方法は現時点では見つかっていません。

説明: SCP-XXXX-JPは一辺が120㎝程の立方体に近い形状をしたオブジェクトです。そのオブジェクトは様々な種類の陸上生物の死骸で構成されており、死骸同士は全く未知の方法で接着されています。生物の死骸は死後間もないとみられるもの、一部白骨化したもの、完全に白骨化したものなど、死亡後経過したとみられる時間は様々でしたが、現在確認されている死骸の全てが頭部を失ったものでした。

SCP-XXXX-JPの特異性は生物がSCP-XXXX-JPを認知した際に現れると考えられています。SCP-XXXX-JPはその存在が認知された際に、認知した生物に対して何らかの形で数日以内に記憶処理を施し、SCP-XXXX-JPに関する全ての記憶を消去し、自身の存在が虚偽のものであると記憶を上書きします。SCP-XXXX-JPに記憶処理された人物は、計算能力や判断能力が低下する、気性が荒くなる、何事に対しても無感情になる等の傾向にあるため、SCP-XXXX-JPが行う記憶処理は、脳に何らかのダメージを負わせるものである可能性が高いとされています。

SCP-XXXX-JPが過去に発見された箇所は、大規模商業施設、財団職員の自宅、██駅構内等、人間の行動圏全域に広がっているため、SCP-XXXX-JPは何らかの移動手段を持っていると推測されます。

補遺: SCP-XXXX-JPはその特性から過去何度も発見され、その度にSCP-XXXX-JPの報告書が作成されては、未完成のまま放置、または破棄されてきました。これを██博士が同一のSCiPによるものである可能性を指摘し、██博士自身の手によってSCP-XXXX-JPが上記の特異性を持つオブジェクトとしてこの報告書が作成されました。

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