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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPが出現する埼玉県和光市███ごみ収集センターは財団フロント企業の管理下に置かれ、カバーストーリー"諸事情"を適用し、毎週日曜日の午後7時30分以降の一般人の侵入を禁止します。
SCP-XXXX-JPは出現次第即座に回収され、元来の所有者の特定作業をなされます。特定された人物へはインタビューを行い、記憶処理を施し解放されます。また特定が困難である場合、SCP-XXXX-JPは通常の廃品同様の手順で焼却/再生利用されます。
SCP-XXXX-JP-Aは現在まで財団の収容下になく、その異常性により観測することも出来ていません。SCP-XXXX-JP-Aは不特定多数の人物により目撃されている可能性があり、目撃者の特定が急がれています。また和光市一帯にはカバーストーリー"連続誘拐事件"が流布され、SCP-XXXX-JP-Aの被害の隠蔽がなされます。
説明: SCP-XXXX-JPは毎週日曜日の午後8時頃に埼玉県和光市███ごみ収集センターに突如として出現する物品群です。SCP-XXXX-JPは主に破損した機械類や家具類、ダンボール等の一般的に廃品とされるもので構成されていますが、例外も存在しています。詳しくは後述する物品記録を参照してください。
SCP-XXXX-JP-Aは軽トラックです。当該オブジェクトは一般的な軽トラックとほぼ差異はありませんが、荷台部分の両側面には"回収"という文字が書かれています。SCP-XXXX-JP-Aは和光市を巡回し、SCP-XXXX-JPとなる廃品を回収して回っていると見られています。その際和光市内に存在するゴミステーション等に変化が見られないことや明らかに個人のものと見られる物品が回収されていることから、回収される物品は不特定多数の人物が自主的にSCP-XXXX-JP-Aへと引き渡しているのだと推測されています。この仮説が正しい場合を鑑み、特別収容プロトコルにおいてSCP-XXXX-JPの元来の所有者の特定が義務付けられています。しかしながら、出現するSCP-XXXX-JPは指紋や垢等が一切付着しておらず、そのため、元来の所有者を特定することは極めて困難です。このことの要因は現在まで判明していません。また物品をSCP-XXXX-JP-Aへと引き渡している人物が物品を差し渡すことに対し違和感を持つことがないのかという点に関しては、現在まで判明していません。
SCP-XXXX-JP-Aは視覚的・聴覚的・嗅覚的観点から確認することが出来ず、この特異性は映像機器を通しても継続します。しかし、SCP-XXXX-JP-Aは触角的観点からは確認することが出来、また他者がSCP-XXXX-JP-Aを触角的観点から確認したことを目撃した場合も同様に確認が可能です。現在まで財団はSCP-XXXX-JP-Aのこの特異性により、SCP-XXXX-JP-Aの正確な外見や性質を把握出来ていません。そのため、以上に記載されたSCP-XXXX-JP-Aに関する情報は全て目撃者によるインタビューから得られたものであり、必ずしも正確なものでは無いことに留意してください。
出現したSCP-XXXX-JP | 状態 |
---|---|
自転車5台 | 5台全てに経年劣化による部品の破損が見られる。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
冷蔵庫 | 経年劣化により冷却機能が作動しない。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
写真24枚 | それぞれ動物園で撮られたと思われるものが3枚、水族館で撮られたと思われるものが4枚、遊園地で撮られたと思われるものが3枚、ホテルで撮られたと思われるものが6枚、結婚式場で撮られたと思われるものが8枚あり、その全てに金島豊氏と金島紗枝氏が写っている。 |
タンス | 著しい経年劣化が見られる。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
キーボード | 経年劣化により3鍵が抜けている。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
写真4枚 | それぞれ並木道で撮られたと思われるものが1枚、公園で撮られたと思われるものが3枚あり、その全てに金島豊氏と苗宮ミカ氏が写っている。 |
ちゃぶ台2台 | 所々に小さな穴が空いている。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
バスタオル6枚 | 6枚全てが経年劣化が激しい。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
ぬいぐるみ | 綿が内部から飛び出ている。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
離婚届 | 金島紗枝氏の名前が記入されている。 |
扇風機 | 内部に取り付けられている羽が1本折れている。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
D-1246とD-9854の死体 | 以下に記載。 |
D-6429とD-2546の死体 | 以下に記載。 |
D-1246、D-9854、D-6429、D-2546は当時SCP-████-JPの探査に割り当てられており、そのうちD-6429とD-2546はSCP-████-JPの探査時に死亡したことが判明しています。しかし、D-1246とD-9854はSCP-████-JPにより殺害されたことは確認されていません。2名の死体には全身に強い衝撃が加わった形跡があり、このことからSCP-XXXX-JPとの接触事故による外傷性ショックが死因だという仮説が建てられています。
LED電球 | 経年劣化により内部の配線が切れている。元来の所有者の特定は出来ていない。 |
女性の死体 | 苗宮ミカ氏であると判明している。全身にブランド物とされるの物品を身につけている。死因は後頭部への強い殴打による出血多量だと推定されている。 |
男性の死体 | 金島豊氏であると判明している。死因は主に胸部に集中したいくつかの刺傷による出血多量だと推定されている。 |
補遺1: 以下は物品郡のうち、24枚からなる写真に写っていた金島紗枝氏に行われたインタビューです。金島紗枝氏には金島豊氏の失踪及びそれと連続誘拐事件との関連性についての調査であると伝えています。
インタビュアー: 藤口博士
対象: 金島紗枝氏
藤口博士: 金島さん、本日はお忙しい中調査にご協力くださり、ありがとうございす。
金島紗枝氏: いえ、大丈夫です。
藤口博士: 早速ではありますが、質問させて頂きます。最後に豊さんを見たのはいつ、どこででしたか?
金島紗枝氏: 確かちょうど一週間前の午前9時頃でした。いつも通り豊を玄関で見送って、それが最後でした。
藤口博士: なるほど。では、そのとき、いえ、それ以前から豊さんになにかおかしな行動や言動は見られましたか?例えば、突然身辺整理をしだしたり、1人になりたがっていたりなど。
金島紗枝氏: いえ、特になかったと思います。少なくとも家では。
藤口博士: そうですか。でしたら、自ら失踪したのではなく、何者かに誘拐されたと見た方が自然ですかね。えー、次の質問に移らせてもらいますね。ここ最近、何か不審な人や乗り物を見ませんでしたか?
金島紗枝氏: 家、特には。
藤口博士: そうですか。
金島紗枝氏: すみません。全然役に立てなくて。
藤口博士: いえいえ、どんなでもないです。
金島紗枝氏: あ、あの、豊は無事なんでしょうか?
藤口博士: すみませんが、それは分かりません。ですが、必ず豊さんを見つけ出し、誘拐犯も捕まえますからご安心ください。
金島紗枝氏: …ありがとうございます。
藤口博士: 金島さん、どうかしましたか?
金島紗枝氏: …刑事さん、刑事さんはこの誘拐犯のことどう思いますか?
藤口博士: どうとは?
金島紗枝氏: 罪の度合いと言いますか、許せるか許せないかと言いますか。
藤口博士: そうですね、私だったら絶対に許しませんね。しっかりと罪を償って欲しいです。
金島紗枝氏: …そうですよね。
藤口博士: 金島さん?
金島紗枝氏: ごめんなさい、刑事さん。私嘘ついていました。
藤口博士: 嘘ですか。
金島紗枝氏: はい。豊は誘拐されたんじゃありません。豊は私が殺しました。
[金島紗枝氏は俯き震える]
金島紗枝氏: ごめんなさい、ごめんなさい。
藤口博士: 落ち着いてください。まず少し情報を整理させてください。えー、豊さんは誘拐されたのではなく、あなたが殺害したと。
金島紗枝氏: はい。ごめんなさい、ごめん、ごめん。
藤口博士: それは本当なんですか?
金島紗枝氏: はい。
藤口博士: 何故あなたは豊さんを殺害したのですか?
金島紗枝氏: [沈黙]許せなかったんです。
藤口博士: 何をです?
金島紗枝氏: 豊は、浮気していたんです。それがどうしても許せなくて。
[金島紗枝氏は啜り泣く]
藤口博士: 浮気ですか。確かにそれは許されるべきではないことですが、さつがいするというのは。
金島紗枝氏: 分かってます。でも、それでも現実を受け入れたくなくて、現実を消してしまいたくて、気づいた時には気持ちに体を委ねて、玄関で豊を何度も刺して殺してしまいました。それから、それからはもう勢いに任せて浮気相手のことも殺してしまいました。
藤口博士: …。
金島紗枝氏: もう私たち結婚して22年経つんですよ。それにお腹の中には赤ちゃんもいる。それなのに、ここまで来て浮気だなんて。
藤口博士: 金島さん、豊さんや浮気相手の方の遺体はどうされたんですか?
金島紗枝氏: 信じてもらえるかわかりませんが、見知らぬ軽トラが死体を持っていきました。
藤口博士: どういうことですか?
金島紗枝氏: すみません、私もよく分からないのですが、私が2人の死体を処理しようとしたときに軽トラが突然やってきたんです。私は何も疑うことなく軽トラの荷台に死体を乗っけました。多分、人を殺してしまったことで、動揺していたんだと思います。
藤口博士: なるほど。その軽トラックについては調査しておきます。
[約5秒の沈黙]
金島紗枝氏: 刑事さん、お願いです。私を捕まえて、牢獄で私たちを守ってください。
藤口博士: どうしたのですか、突然?
金島紗枝氏: もうすぐ来る気がするんです。
藤口博士: 何がです?
金島紗枝氏: その軽トラがです。あいつは今私たちを狙っている気がするんです。だからお願い、私たちを、いや、私はいいからこの子だけでも守ってくれませんか!?お願いします。
藤口博士: 落ち着いてください。ひとまず、これでインタビューを終了します。
終了報告書: インタビュー中、金島紗枝氏とSCP-XXXX-JP-Aとに今後何らかの接触がある可能性が示唆されたため、金島紗枝氏はサイト-81██にて保護観察下に置かれることが決定づけられました。これに伴い、金島紗枝氏及び親族、周辺住民に対しカバーストーリー"収監"が適応されました。
補遺2: 2021年8月15日、SCP-XXXX-JPとして女性の死体と乳児の死体が発見されました。女性の死体は金島紗枝氏であると判明しており、検査の結果、全身に強い衝撃が加わったことによる外傷性ショックだと推定されています。乳児の死体は金島紗枝氏のものと非常に近しいDNAが確認されました。検査の結果、死因は金島紗枝氏と同様に全身に強い衝撃が加わったことによる外傷性ショックだと推定されています。また金島紗枝氏がどのような手段を用いてSCP-XXXX-JPに回収されたかは不明です。
度々発見されるこれらの死体はSCP-XXXX-JP-Aとの接触事故が死因であるという仮説があるが、これが正しいなら、死んだ人物に何らかの共通点があるのか、単なる偶然によるものなのか、それとも他に要因があるのか。一般人の被害が出ている以上、それを断定する必要がある。私はこれに対し、「不倫や殺人等の民法において不適切とされる行為や犯罪を行った人物を対象としている。」、「親を所有者だとして、親の他界や子を捨てる等の要因によって親を失った、身寄りの無い人物わ対象としている。」という2つの仮説を提唱する。─藤口博士
以下は発見された死体のうち、野三村富葉氏の息子である野三村信也氏に行われたインタビューの記録です。当インタビューは信也氏がSCP-XXXX-JPを目撃したのではないかという推測のもと行われました。
インタビュアー: 藤口博士
対象: 野三村信也氏
[記録開始]
藤口博士: どうも、信也さん。これから事情聴取を行います。よろしいですか?
野三村信也氏: はい。
藤口博士: では、単刀直入に聞きます。あなたの母親、富葉さんはどこに行ったのでしょうか?
野三村信也氏: [沈黙]
藤口博士: お願いします、答えてください。富葉さんを最後に見たのはあなたなんです。あなたの発言次第で富葉さんや他の誘拐された人たちも見つかるかもしれないんです。
野三村信也氏: …分かりました。えーと、母さんは、その、トラックで運ばれていきました。
藤口博士: トラックですか。
野三村信也氏: はい。母さんと2人で歩いていたら、いきなり目の前にトラックが現れて、[俯き、声が震えている]母さんを[沈黙]
藤口博士: 信也さん、落ち着いてください。辛ければ休憩を入れてもいいですよ。
野三村信也氏: いや、大丈夫です。ごめんなさい。…そう、それでトラックが現れて、母さんにぶつかったんです。
藤口博士: トラックがいきなり現れたと仰いましたが、それはどういうことでしょうか?
野三村信也氏: ごめんなさい、分かりません。トラックが突然現れたなんて言われても信じられませんよね。僕だってそう言われたら信じないですもん。多分見間違えです。目の前で、すぐ真横で事故が起きたショックで記憶がおかしくなってるんだと思います。
藤口博士: なるほど、そうですか。では、富葉さんがそのトラックに撥ねられた後に運ばれていったと、そういうことですか?
野三村信也氏: はい。トラックの中から人っぽい何かが出てきて、母さんを引きずって荷台に乗せて走り去っていきました。
藤口博士: 人?その人はどのような人物でしたか?
野三村信也氏: えーっと、[沈黙]あれは本当にただ人の形状を取ろうとする何かのように見えたので、どのような人物だったかは言い難いです。
藤口博士: えー、そうですか。では、話を変えましょう。えー、車の外見はどうでした?何か思い出せますか?
野三村信也氏: 車、車なら結構覚えてます。まず、車体は軽トラでした。真っ白の。ほんとに普通の軽トラでした。あっ、でも荷台の側面に回収って書かれてましたね、そういえば。それ以外は本当に本当に普通の軽トラでした。荷台にはなんかボロボロの家電とかがいっぱい乗ってて、廃品回収車ですかねあれ。
藤口博士: そうですか。ナンバーは覚えていますか?
野三村信也氏: すみません、そこまでは覚えてません。
藤口博士: 分かりました。………信也さん、先程からずっと俯いていますが、大丈夫ですか?やはり休憩した方が──。
野三村信也氏: [仰向く]いや、大丈夫です。
藤口博士: えっ?…信也さん、なぜ笑っているのですか?
野三村信也氏: あはは、バレちゃいましたか。自分なりに隠してたつもりだったんですけどね。
藤口博士: [沈黙]
野三村信也氏: えーっと、なんで笑ってるのかでしたっけ。簡単な話ですよ。僕があの人を嫌いで、いなくなってくれて嬉しいと思ってるからです。[少し興奮気味に早口になる]だってあいつ、僕が小さい時から僕に興味なかったんですもん。それどころか悪口や暴力なんて日常茶判事でしたよ。そんな奴がまた子供作ってるなんてほんと信じられない話でしょう。だから、僕はあいつがいなくなって嬉しいんです。
藤口博士: 信也さん?
野三村信也氏: つい最近までは父さんの方で住んでたのに、なんか急にお前は明日から母さんの家に住むんだとか言い出して。確かに一応離婚はしてなくて別居で、そういうこともちょっとはしやすいのかもしれないけど、そんないきなりなことあります?
藤口博士: 落ち着いてください、信也さ──。
野三村信也氏: なんかその後になんちゃらかんちゃらと僕を入れ替えてなんちゃらかんちゃらとか言ってましたけど、全然話入ってこなかっですよほんとに。次の日にはもう失踪してるし。案の定こっちに来たら母さんが働け働けって、僕まだ高校生なんですけど!だから、これは神様が僕にくれたチャンスなんだと思います。ずっと母さんに束縛されてた僕に与えられたチャンス。きっと神様、僕に幸せに、自由に生きろって言ってるんですよ。[笑う]
藤口博士: [声を張り上げて]落ち着いてください!
野三村信也氏: えっ、あっ。すみません。1人でどうでもいいことずっと喋り続けちゃって。
藤口博士: [溜息]大丈夫です。ですが一旦休憩を…いや、インタビューを終了しますか。少し落ち着いた方がいいと思います。
野三村信也氏: 分かりました。
藤口博士: お疲れ様でした。ご協力感謝します。
[記録終了]
終了報告書: インタビュー終了後、野三村信也氏には適切な記憶処理を施し解放されました。
補遺4: 2021年9月26日、SCP-XXXX-JPとして男性の死体が発見されました。この死体は野三村孝太氏であると判明しており、検査の結果、全身に強い衝撃が加わったことによる外傷性ショックだと推定されています。以下は死体と同時刻に出現したビデオカメラに記録されていた映像記録です。また当ビデオカメラにはSCP-XXXX-JP-Aが関与していると思われる部分が存在しています。
[記録開始]
[00: 01]: 映像には野三村孝太氏の自宅と思われる場所を映している。
[00: 02]: 野三村孝太氏: よしっと。
[00: 05]: 野三村孝太氏は画面中央に置かれた椅子に座る。
[00: 06]: 野三村孝太氏: えー、こういうビデオは撮ったことがないので、まず何から話せばいいのか……、まあいいや、単刀直入に言います。俺はこれから自殺するつもりです。なのでこのビデオは何故俺が自殺をするのか、あー、いえ、自殺したのかをただただ語るだけのビデオになります。あまり気持ちのいいものじゃないので見たくない人は見ないでください。
[00: 23]: 野三村孝太氏: 俺が自殺した理由は大きくわけて2つあります。1つ目は罪悪感に駆られたからです。昔、俺は既婚者と一夜を共にして孕ませてしまいました。まあそれはそいつが周りに上手いこと言って誤魔化せたからいいんですけど、結果的に信也が生まれたちゃったんですよ。あー、これ信也が見てるかわかんないけど、そんなわけでお前母さんの子じゃないんだよ。…で、何が最悪って女の方が逃げやがって信也を俺が引き取ることになったことなんですよ。捨てることも考えたんですけどそれはそれで面倒なことになりそうだし結局育てることにしたんですよ。…すみません、ちょっと水飲みます。
[01: 31]: 野三村孝太氏は机に置かれた飲料水を飲む。
[01: 35]: 野三村孝太氏: 話を戻します。えーっと、それで俺が信也を育てることにしたのはもう1つ理由があって、そんときちょうど金ズル女と結婚1歩手前までいってて、まあ富葉の事なんですけど、富葉に信也押し付ければいいって思ってたんですよ。でも、結局富葉とは別居になって、信也もこっちに着いてきちゃったんですけどね。
[沈黙]
[01: 47]: 野三村孝太氏: 今のが1つ目の理由ですね。ってかこれ罪悪感じゃなくて後悔ですね。いやー、ほんとにあの時名前も知らないような女と寝るんじゃなかった。そうすればこんなおもり背負わなくてよかったのに。
[01: 48]: 野三村孝太氏は再び飲料水を飲む。
[01: 54]: 野三村孝太氏: えー、それじゃあ2つ目の理由話していきます。2つ目の理由は、何か、何かわ分からないんですけど、何かがもうすぐ来る気がするんですよね。生まれてこれまでこんな感覚をはっきり感じたことがないんで、多分ヤバめのやつだと思うんですよ。で、こんな感覚に陥るくらいヤバいやつなら、多分殺されるのかなーって思って、しにがみてきなね。だからいっその事そいつが来る前に死んでやろうって思ったわけです。
[02: 14]: 野三村孝太氏は残っていた飲料水を全て飲む。]
[02: 19]: 野三村孝太氏: 思ったより短くなっちゃったをだけど、まあ、とりあえず死にますね。
[02: 23]: 野三村孝太氏が画面左側を指さす。
[02: 24]: 野三村孝太氏: あそこに首吊り用の縄があるんでサクッと死んでこようと思います。
[02: 28]: 野三村孝太氏は立ち上がり画面左側へと歩き出し、映像外に出る。
[沈黙]
[03: 50]: 野三村孝太氏: じゃあ準備が出来たんで、早速死のうと───。
[不明な衝突音]
[03: 52]: 野三村孝太氏が画面左側から何かに突き飛ばされたような挙動をし床に倒れ込む。
[画面が暗転する]
[記録終了]
補遺5: 野三村信也氏に行われたインタビューから5日後、SCP-XXXX-JPが男性の死体を回収したことが確認されました。この死体は野三村信也氏であると判明しており、検査の結果、死因は全身に強い衝撃が加わったことによる外傷性ショックだと推定されています。また特筆すべき点として死体からは金島紗枝氏のものと非常に近しいDNAが確認されました。
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JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
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JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7111850 (14 Dec 2020 01:11)
ここだけ氏が抜けていますね。あと、「だと」ではなく「であると」のほうがいい気がします。
野三村さんじゃないですか?
博士が「というか」と言うのに違和感を感じました。「ですがやはり休憩を入れましょう」ここ、「やはり」じゃない気がします。相手(対象)は休憩をとることに関する意見や提案を言ってないからですね。僕は「大丈夫です。一旦休憩を.. いや、インタビューを終了しますか。少し落ち着いたほうがいいと思います」でいいと思います。
僕はscp初心者なのでそこまできちんとした事は言えません。今回の指摘は誤字や表現などに関するものに留めておきたいと思います。
評価ですが、内容はとても良いと思いました。読んでて僕は面白いと感じました。特に、そのscpが単なる異常性を持っているだけでなく、話自体が作り込まれているところが良いと思います。なんというか、その、うまく言えないんですが(国弱)、取り敢えず、僕ならUVします。
これからも頑張ってください。では。
全体としてはUVよりのNVです。
報告書の内容については、面白いと感じたので特に言うことは無いのですが、下記のいくつか気になる点がありそれがUVするのを妨げています。
いろいろ書きましたが、参考までに。
biwagarasudesuさん、keroyuさん、ご批評ありがとうございます。
全く気づきませんでした。お恥ずかしい限りです。追加しました。
「SCP-XXXX-JPが出現する埼玉県和光市███ごみ収集センターは財団フロント企業の管理下に置かれ、カバーストーリー"諸事情により、日曜日午後7時半以降のゴミ出しを禁止させていただきます。"を適用し、毎週日曜日の午後7時30分以降の一般人の侵入を禁止します。」というように改稿しました。
私もそれについては思いましたが、個人的な話になってしまいますが報告書を書く上で、出現する物品をSCP-XXXX-JPとした方が書きやすかったのでこのようにしました。なのでここに関してはこのままにしようと思います。
「SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-Aが和光市を巡回し回収したものだと推定されています。」の方を削除しました。
「また物品をSCP-XXXX-JP-Aへと引き渡している人物が物品を差し渡すことに対し違和感を持つことがないのかという点に関しては、現在まで判明していません。」という文を追加しました。
これについては迷っています。取り敢えず、今のところは置いておきますが、今後同様の意見が出た場合は変更させていただきます。
その他ご指摘された部分に関してはご指摘の通りに改稿しました。
拝読しました。現状ですとDVです。
まず、遺書が説明くさいところとインタビューがやや芝居感があると感じました。(インタビューでは、「母さん、母さんを」のところが顕著です。)
また、回収された物品がやや多すぎてダレてしまうかと思います。必要最低限のもののみにして方が可読性が上がるかと思います。
バックストーリーですが、回収物品で匂わせてインタビューで明かすの構成の方がいいと思います。
オチですが、ちょっと取ってつけた感を感じました。具体的な改稿案は直ぐには思いつかないのですが、この部分は取ってつけた感を解消すればいい感じにしまると思います。
かなりふわふわした批評になってしまい申し訳ありません。改稿頑張ってください。
ご批評ありがとうございます。参考にし、随時改稿していこうと思います。
回収された物品の量を減らしました。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
わかばコンテスト出場作品です。以前書いたものをコンテストに出そうと思います。
NVです。話を作っているのはいいですが複雑で盛り上がりにそれほど寄与していないのと、形式として整頓されていない箇所が多いのが理由です。
全体的な物足りなさの要因としては、特定の人々を中心にしたストーリー構成であるにもかかわらず孤立→死亡→回収といったパターンの一辺倒さに尽きます。バックストーリーを組んで当人らの感情を描写しようとしているのはいいですが、そこにオブジェクトの本質的な部分が絡んでいないので微妙に感じます。
このオブジェクトでネックになっているのは「廃品/不用品」だと思います。どこで人は物を不用だと思って捨ててしまうのか、そしてそれを人間関係にすらも適用するのはどんなタイミングか、そういったことが描けるでしょう。「いらないものを回収しに来る廃品回収車」はシンプルですがそこを愛憎関係に持ち込めている点は評価できるので、もう一歩踏み込んでみてほしいです。
改稿の方向性としていくつか考えたのですが(無視してもらってもいいです)、廃品回収車がサスペンスを引き立たせる部分はあるのでそこをオチ周りに持ってくると締まる気がします。クズばかりの登場人物に対して無垢な人物を一人混ぜ、全員との関係が切れて「不用品判定」が出たところに他人だった誰かから「必要」であることを告げられ、廃品回収車が撤退していく……といった流れを一つ思いつきました。「不用品」意識のあった劣等感からの逆転という構図を忍ばせると話としても深みが出そうです。
ご批評ありがとうございます。参考にして改稿しようと思います。
ジャンルタグ「コンテスト」の要件を満たさないと判断したため、この下書きの当該ジャンルタグを解除しました。ルールの詳細はこちらを参照してください。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。