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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 担当職員は北海道に飼育されている全家畜種ヤギについて遺伝子検査を行い、SCP-XXX-JP-1及びSCP-XXX-JP-2と同定された実体は機動部隊こ-12("ドナドナ")によりサイト-8103内の屋外収容区画に収容されます。必要であれば、オブジェクトとつがいである非異常性の家畜種ヤギも同時に収容されます。担当職員は当該個体群について十分な給餌と生殖の機会を与え、家畜種ヤギとして適切な飼育を行って下さい。SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の交配及びSCP-XXX-JP-1同士若しくはSCP-XXX-JP-2同士の繁殖についてはオブジェクト責任者の管理・許可の下で行われます。
また、職員は日本国内に飼育されている全ての家畜種ヤギの売買・譲渡・移動を監視し、飼育地域外に流出する個体について遺伝子検査を行います。その結果SCP-XXX-JPを有する個体が確認された場合には、当該個体が発見された飼育施設への立ち入り調査を行った上で、カバーストーリー「防疫措置」を適用しSCP-XXX-JPの他地域への拡散を防止してください。
説明: SCP-XXX-JPは家畜種ヤギ(Capra aegagrus hircus、以下ヤギ)の遺伝子の一つです。この遺伝子は1993年に██████(以下SCP-XXX-JP-Aと呼称)のアレル(対立遺伝子)として新得畜産試験場の█研究員により発見されました。当該オブジェクトを発見した█研究員は財団職員の家族であり、SCP-XXX-JPを有するヤギの健康状態の良好さについての家庭内での会話を発端とした財団の調査の結果、異常性が確認されました。
SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-Aについて、通常配偶子が接合した際に観察される乗換えが観測された例はなく、高度に保存的な遺伝子であると考えられています。
SCP-XXX-JPを有するヤギのうちヘテロ接合体を有する個体群(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)は、SCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPに対して顕性(優性)であるため、異常性を持ちません。
一方で、SCP-XXX-JPホモ接合体を有する個体群(SCP-XXX-JP-2と呼称)は表現型として現実改変能力を有しますが、十分な給餌と生殖の機会の提供がなされて飼育されていれば現実改変能力を発現させることはありません。
これまでに発生した現実改変は全て、ヤギの通常の生理的欲求の範囲内に留まっています。詳しくは実験記録を参照して下さい。
SCP-XXX-JP-2個体とみられる実体の最初の記録は196█年の北海道上士幌町の██牧場におけるものです。その後197█年の██牧場の閉鎖に伴い、当該牧場で飼育されていたヤギは北海道東部の牧場を中心として譲渡されましたが、一部は長野県や岡山県、茨城県の牧場にも譲渡され、その後も譲渡が繰り返されたため、現在日本で飼育されているヤギの約2%がSCP-XXX-JPを有していると推定されています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7095984 (08 Dec 2020 02:01)
かなり長くなってしまいました。
全体的な印象なのですが、最終的なブラッシュアップの段階で記述をかなり削ったのでは? と感じました。精読すれば話は繋がるけれどもう少し言葉が欲しい、と、そんな感じです。
異常性は少々、薄味に感じます。もうひと捻り、何か欲しいかと。
ヤギが行う現実改変の荒唐無稽さ、無茶苦茶さをもう少し、はげしくしてみても良いかもしれません。
飼育環境が外見以上の広域の異常空間・異常環境になっている、もはや個体数がカウントできない、生えた草はヒトが摂食しても美味、収容施設内でヤギ社会が発生している…… など、一般的なヤギの枠から外れてしまった何か、現実改変ヤギが引き起こしたインシデントなどがあっても良いかと思いました。
長文、失礼いたしました。何かしらの参考になれば幸いです。
長文精読ありがとうございます
その他
表記の混在については早急に直します。
滑稽さが記事には足りないとのことですが、余りにもやり過ぎると財団に危険視されるオブジェクト(SCP-XXX-JP-1が収容されない理由がないオブジェクト)になってしまうと思うので、あまりやり過ぎない範囲で考えてみようと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。
特別収容プロトコルの方針は、SCP-XXX-JP-1は放置するがSCP-XXX-JP-2はヒューム値計測で同定して収容するということですが、北海道のヤギの飼育数は1000頭程度なので、この程度なら全数遺伝子検査してSCP-XXX-JP-1も収容した方が、将来のSCP-XXX-JP-2の出生も未然に防げて楽なのではないかと思います。また、SCP-XXX-JP-1が万が一牧場から逃走して野生化してしまうと収容が面倒になるので、SCP-XXX-JP-1も財団で収容するのが妥当だと思います。
SCP-XXX-JP-2につがいとして与えるヤギについてですが、非異常性のヤギのみを与えるのが妥当だと思います。SCP-XXX-JPを維持できれば十分なので、SCP-XXX-JP-2にSCP-XXX-JP-1を与えてSCP-XXX-JP-2を殖やしても収容の手間が無駄に上がるだけだと思います。
全体的にはかなり面白かったです。特に実験記録XXX-JP-3で入れ替わり続けるくだりはなかなか秀逸だと思います。
御批評ありがとうございます。
表記揺れ等については早急に修正いたします。優性・顕性については多くの方が読みやすいよう併記という形をとることにします。
北海道に飼育されているヤギの頭数からの御批評についてなのですが、実はこの記事を書き始めたとき北海道どころか日本に飼育されているヤギの頭数だに調べずに書き始めたので、まずいと思いながらもどうするか悩みながら放置中なのです…
ですが、今回御批評頂きましたので、SCP-XXX-JP-1の方も収容したいと思います。(その代わり、北海道東部地域のみではなく、他地域のヤギについても監視すると文章を改めようと思います。)
SCP-XXX-JP-2は収容手順として、非異常性のヤギとだけ繁殖させるべきだというご意見につきましては、それを続けながら幾代か経ると偶々Neutralized化してしまう恐れがあります。よって財団の管理下でSCP-XXX-JP-2とSCP-XXX-JP-1を一定割合で交配させ続けるのが最適と感じましたので、交配を管理の下で行うと修正しました。