映画『MANHATTAN CRISIS』美術画集

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MANHATTAN
CRISIS

2001/9/11

9/11 Memorial

クレジット

タイトル: 映画『MANHATTAN CRISIS』美術画集
著者: kihaku
作成年: 2023

はじめに

この展示は、2001年9月11日(火)の朝から同15日にかけてアメリカ合衆国ニューヨーク市に対して行われた、超常テロリストグループである"カオス・インサージェンシー"による未曾有の大規模超常テロ攻撃であるマンハッタン次元崩落事件を基にして製作された映画『MANHATTAN CRISIS』公開を記念して特設された特別展です。

当時マンハッタン地区内に取り残された人々は、おおよそ現実からかけ離れた環境下で自分の命を守り、人生を繋ぐためにありとあらゆる苦難に直面し、乗り越えんとしました。彼らの眼に諦めの色は見られず、常に前を向き、自身の目的を果たすべく尽力したのです。そこには敵味方もなく、正常性維持機関の面々や対立勢力が手を組み、各々の使命を全うしました。9/11に失ったものは計り知れません。しかし同時に、人類の強さを垣間見る事件でもありました。我々はあの日を忘れてはなりません。今一度当時を思い出してみてください。

改めて、映画『MANHATTAN CRISIS』美術画集特別展へようこそ。

展示一覧

風景

クイーンズボロブリッジからの退避の様子。

マンハッタン島が次元崩落した際、車での退避を試みる市民が大量に発生した。しかし、マンハッタン島から脱出するためにマンハッタンブリッジやブルックリンブリッジ、リンカーントンネルなどを用いた市民により渋滞や事故が発生し、多くの市民がマンハッタン島内に取り残された。これらは世界オカルト連合・SCP-XXXX-JP財団・境界線イニシアチブを筆頭とした組織の戦闘において少なくない障害となったほか、クイーンズボロブリッジやリンカーントンネルからの退避時に死角や障害物からの攻撃による負傷、路幅の減少による避難の遅れなどが目立った。

カオス・インサージェンシーのロゴを模したような魔法陣が展開された1、2WTC。

旅客機が赤い航跡雲をひいて異常な挙動で飛翔していことが多数目撃されており、各正常性維持機関によればこの魔法陣は、現在ニューヨークで就業している悪魔実体を顕現させるためのものであり、異常な航空機の挙動はこの魔法陣の構築のためであったとのことである。

赤く航跡雲をひいて飛行する旅客機。この後も航空力学上不可能な挙動を幾度も繰り返した。

マンハッタン次元崩落事故に用いられた旅客機は3機であった。(AA011/UA175/DL1989)この航跡雲は触れると物体が拡散ないし消失する特異性が含まれている可能性があるそうである。内部に乗車していた旅客はワールドトレードセンターに突入する以前から、この旅客機の異常起動による過負荷などの要因で死亡していたものと見られている。
UA175は1WTC南面77~85階にかけてを大きく破損させる形で突入。構造限界寸前まで破壊された。
AA011は2WTC北面93~99階を抉る形で突入。しかし2WTCは致命的な構造的ダメージが発生しなかった関係から倒壊を免れた。この被害区分はカオス・インサージェンシーの計画として当初からあった可能性が示唆されている。
DL1989は儀式陣生成後、空中分解を引き起こしている。NTSBアメリカ航空運輸安全委員会の調査により異常機動による金属疲労が原因と発表された。奇跡論専門家によればAA011の突入が悪魔実態召喚の儀式の起点であったと見られている。

SCP財団から公開された戦闘中の一枚。背後に望むのはブルックリン橋。

前線防衛の際の一枚である。この後に、数で勝る悪魔実態やピスティファージの発生から、SCP財団や世界オカルト連合は拠点の放棄及び前線の後退を強いられることになる。

2001/09/12 CNN放送をはじめとする多数の局で捉えた映像。エンパイア・ステート・ビルが大きく歪みながら消失する瞬間。

CNN生中継映像の最中に発生した出来事であり、明確な異常を目の当たりにしたことで視聴者の意識に強く残った光景として有名である。この後エンパイア・ステート・ビルは幾何学模様の波紋を発し、数秒後に映像は途絶した。

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アメリカ空軍の戦闘機搭乗者の記録した映像。赤い航跡雲がはっきりと見て取れる。

当時アメリカ空軍は航空機の異常挙動に対しスクランブル対応をとっていたものの、指揮系統の混乱から阻止には至らなかった。さらに、赤い高積雲に接触したことにより当初ペア機であった戦闘機がロストするという事態も発生していたようである。

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世界オカルト連合　マークⅢ 超重交戦殻突入の瞬間。

1WTC突入部隊員の映像記録からの1枚。映画ポスターになった。なお、この機体はこの映像後に1WTCのエレベーターシャフトに激突し機能を停止している。

人々

アルト・クレフ博士(行方不明)

この写真は作戦実行中の一枚である。SCP財団所属の職員であった彼はマンハッタン次元崩落事件を解決に導いた一名である。

ジャック・ブライト博士(事件では報道担当臨時管理官を務める)

報道担当臨時管理官としてSCP財団の活動方針発信の窓口となった人物であり、会見中の一枚。会見の最中に読む予定であったはずの原稿を放り捨てたことは有名である。それだけ当時は対処に手一杯であったことが伺える。みんなの手が入ったことでキャラクター性が尖った創作シェアワールドにおける創作物の見本のようなキャラクター。

悪夢姫(戦闘により死亡したと推測されている)

敵対勢力かつテロ主犯過激団体であるカオス・インサージェンシーの構成員。構成員にはコードネームが振り分けられ、『悪夢姫』と呼称される人物。この一枚は1WTC内部の戦闘記録から公開された1枚。

カシアン・ヤルゼンスキ

敵対勢力かつテロ主犯過激団体であるカオス・インサージェンシーの構成員。軍需部門に所属する構成員とのこと。この一枚は9/5に空港のパスポート照会データに残っていたもので、のちにFBIから公開されたものである。

チェレスタ

世界オカルト連合所属。事件発生当時、国際連合に事務総長であるD.C アルフィーネが出席していたため、代理で事務総長の留守を預かっていた。チェレスタはコードネーム。

ウード

世界オカルト連合所属。世界オカルト連合のカブール地区長。頭脳明晰でありアフガニスタン方面で優秀な手腕を示す。当時はアフガン方面の治安維持が喫緊の課題であった。マンハッタン次元崩落事件とタリバンの関係は確認されていないものの、同地区の戦闘員が北米へ流出した可能性が指摘された。カオス・インサージェンシーに対するアフガン全域、ORIAを含む周辺4ヶ国の主要組織の意識調査を実施していた。ウードはコードネーム。

ノリエガ

世界オカルト連合所属。世界オカルト連合の物理部門の北米部局所属。財団北米司令部と情報共有を行い入国審査を強化した。上のカシアン・ヤルゼンスキの写真はそれに伴う機材の導入により記録されていた。ノリエガはコードネーム。

ネイサン・フィルモア

マンハッタン内のジェファーソン・ミラー教会において避難民の受け入れを行った神父。壊れた神の教会・マンハッタン-スタテン合同教区に所属しており、かつては正常性維持機関の監視対象であったものの、これらの人道的行為やセントラル・パークでの戦闘及び2015/4/11に一部破壊された遺構、通称マンハッタンズ・メカニクスなどの存在から、現在では一般社会に容認されつつある。

名称不明

詳細不明の少年。マンハッタンズ・メカニクスに搭乗していた小さき英雄。匿名からの画像提供。

名称不明

どうやって撮影されたか不明。これを描いている最中は狂騒序曲の砂漠地帯の想定だったので撮影者はいないはずである。通称、黒の女王。ギアーズの実娘であり、名はアリソン・チャオ。

名称不明

どうやって撮影されたか不明。これを描いている最中は狂騒序曲の砂漠地帯の家屋内想定だったので撮影者はいないはずである。アリソンについているフェネックギツネ風の生物。名はヘキサ。ごめん。耳デフォルメしすぎた。

名称不明

どうやって撮影されたか不明。リータ・ハクスリーを想定して描いたキャラクター。

その他(バナー)

その他(SVG)

番外編(動画使用系)

番外編(動画系)

ブライトの背景として流れていたアニメーションの手の部分。

なんの書類かは知らない。CNNのカメラの前で投げ捨てた原稿かもしれない。

チェレスタのスチルの元になったアニメーション。

1フレームを抜き出してちょっと髪型変更してチェレスタを書き上げたため、前髪がちょっと違っている。アニメーションは気力が持たなかった。

マップはマンハッタンのどこか。

こんな設備が壊滅的なマンハッタン島に無事に存在していたかは知らない。

SCP-910-JP

皆様ご存知標識くん。思ったけど9/11展示に関係ないですねこれ。

SCP-280-JP

皆様ご存知長野のオオウツロ。これも9/11展示には関係ないですね。

SCP-100-JP

SCP-100-JP。そろそろ小屋の屋根とか倒壊してんじゃないかなと思う。作った後に思い出したが、星は木製だった。ミス。動画に使用しただけでこれも9/11展示には関係ない。

SCP-1970-JP

SCP-1970-JP。極惡非道賞。これも9/11展示には関係ない。

動画に使用した立ち絵集。

一応顔差分とかも作ってはある。

『狂騒序曲』オープニングにて使用したアニメーション連番。

悪夢姫の持っているカップケーキ柄のポーチがどういうものかわからない。かわいいね。これから盾にも爆弾にも食用にもなるカップケーキが無限に出てくる。1998年カノンでは死亡したとされているが絶対どこかで生きている。その方が面白い。

ハクスリーの撮影前アニメーション

後ろには別制作の背景を合成して撮影処理と流雲効果をつける。当初はこのキャラに特定の名称をつけるつもりはなかったが、後からリータ・ハクスリーの名が充てがわれた。

その他気が向いたら追加します。

おわりに

マンハッタンは2023年現在、ハドソン川協定第125条による保護の元、当時イブリースによる労役提供として復旧に充てがわれた悪魔実体はマンハッタン島を中心に労働者として定着し、今や当たり前に受け入れられています。また、タイプ・ブルーに対する魔女や悪魔、人外という印象は、「マンハッタンの魔法少女」らの活躍により徐々に薄れていきました。これらの結果を受け、アメリカは2000年代に入ってからパラヒューマンらを「移民」として公的な区分に置くための施策を開始し、世界的にこの動きは追随されました。事件がこれら人権意識の改善に繋がった事から、マンハッタン次元崩落事件は決して負の面のみを齎してはいなかったとも言えます。

ここ、国立9月11日記念館・博物館は、事件の風化を抑えるために正常性維持機関及びアメリカ合衆国政府によって整備されました。セントラル・パークに存在するマンハッタンズ・メカニクスも事件を鮮明に記憶に残す重要な遺構¹です。しかし近年、若者による油性インクの落書きや、硬い物で表面に記念に彫り込みをつけるなどのマナーの悪化が問題視されています。この一連の問題から、若年層の事件への理解度の低さ、記憶の希薄化が顕在化してきたことが懸念されています。国立セプテンバー11遺構管理センターは管理体制を強化していますが、事態は依然として増加傾向にあるというのが現状です。

今回の映画化は、今一度、マンハッタン次元崩落事件の悲惨さ、その中で戦った人々を思い返す良い機会になるのではないでしょうか。

国立9月11日記念館・博物館　　　
映画『MANHATTAN CRISIS』美術画集特別展

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クイーンズボロ橋からの退避の様子

ファイルページ: MC スライド5
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:7069044-74-22kg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: MC スライド5 渋滞
著作権者: kihaku
公開年: 2023
補足: 背景、車ともに自作

カオス・インサージェンシーのロゴを模したような魔法陣が展開された1,2WTC。

ファイルページ: MC スライド4
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:7069044-73-7ro2
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: MC スライド4 魔法陣
著作権者: kihaku
公開年: 2023
補足: この画像(CC BY-SA 3.0)を利用。

赤く航跡雲をひいて飛行する旅客機。この後も航空力学上不可能な挙動を幾度も繰り返した。

ファイルページ: MC 異常航跡雲
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:7069044-92-q80v
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: MC 異常航跡雲
著作権者: kihaku
公開年: 2023
補足: blender