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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 漢字の読み方に一定の規則性が認められ、通常の読み仮名を用いていない人物を発見した場合、対応プロトコル-討論会に基づいて適切な対応をとってください。異常性発現者と1対1の状況下で読み仮名の訂正は禁止されています。
説明: SCP-XXXX-JPは標準的な漢字を扱える日本語話者1の教職経験者に対して発現が確認されている、漢字の読み仮名が変化する認識災害です。この認識災害は発現した後に視認した漢字の読みに大きく影響されます。SCP-XXXX-JPを発現した人物は、以降その読み仮名を他の漢字にも当て嵌めて読み、読み仮名の間違いを指摘された場合、指摘した人物に対して反論を行います。これにより認識災害が拡大することが確認されていますが、同時に複数名に伝達出来ないことが判明しています。現在は対応プロトコル-討論会を用いてSCP-XXXX-JPの拡散を防止しています。
SCP-XXXX-JPは███総合病院で発見されました。███県立███高校の教職員である██氏が、言語野損傷の疑いで███総合病院へ運び込まれたものの異常が存在しないため、病院内部のフィールドエージェントが打診を行った事で現在財団の収容下に置かれています。
詳細は実験ログを参照してください。
実験記録1
日付: 2023/3/9
実験目的: 異常性の規則性等の特定
実験担当: 府見博士
被験者: D-2613
注記: D-2613の前職は███高校の社会科教諭であった。本実験は府見博士がホワイトボードに書いた文字を被験者に読ませる形で進行する。なお、SCP-XXXX-JPの影響を受けた発言に関しては脚注で原語を付記する。
[記録開始]
府見博士: さっそくですがD-2355、今から私が指す文章を読んでいただけますか。
D-2613: なに、えぇと、「まっとうにいきる」2だな。おいなんだこの文は。俺に対する当てつけか?
府見博士: 次はこの文を。
D-2613: [舌打ち]「しごとにいかす」3だな。
府見博士: ではこれは。
D-2613: これ何か意味があるのか? まぁいいか、「はなをいける」4だ。
府見博士: これはどうでしょう。
D-2613: 「こどもがいまれる」5だろ。小学生のテストじゃねえんだから。
府見博士: まぁまぁ、実験に必要なことなんですよ。これもお願いします。
D-2613: 「ざっそうがいえる」6だ。
府見博士: ではこの漢字に関する質問はこれで最後です。これはなんと読みますか?
D-2613: 「い」7だな。
府見博士: 他の読みはありますか?
D-2613: そんなもんねぇよ。「い」は「い」だけだ。
府見博士: 了解です。では次はこちらを読んでください。
D-2613: 「あいあ、い」8かな。うん。
府見博士: これは?
D-2613: 「いじょうをはぐくむ」9だろ。まだ続けんのか。
府見博士: データは沢山あった方が良いのでね。次はこれらの単語を右からどうぞ。
D-2613: 「あようあ」10、「いけいけん」11、「いさいべんとう」12だ。
府見博士: ではこの文章をお願いします。
府見博士: ありがとうございます。最後に貴方の出身地と出生日をよろしくお願いします。
D-2613: なんだ? また変な質問だな。「いひめけん、しこくちゅうおうし、きんいちょう」13だ。で、えぇと
[D-2613が数秒沈黙する]
D-2613: なぁ、あんた今「しゅっしょうび」って言ったか? なんだそりゃ。知らねえ言葉だが。
府見博士: 出生日は出生日ですが。生まれた日付のことですね。
D-2613: 「うまれたひづけ」? あんた、「あほんご」14大丈夫か? そっちこそ今やってる試験受けるべきじゃねえの?
府見博士: えぇっと? あほん……? あ、あぁ。把握しました。さっき私の質問した単語を字で書くとこういう字になりますね。
[当初の予定にはないものの、府見博士がホワイトボードに「出生日/生まれた日付」と書く]
D-2613: ばっかオメェそりゃさっきやっただろうが。「しゅっいあ」と「いまれたあずけ」って読むに決まってんだろうがお前。「しょうがくい」15でも読めるぜ。あんた本当に学者さんか?
府見博士: 学者の大半は「しゅっしょうび」や「生まれた日付」と読むんですよ。あなたも前職は教職員だったはずですが、あなたのような読み方は初めて聞き
[府見博士がホワイトボードの文字を消す動作中に暫く沈黙する]
府見博士: ん? あ、あれ? 本当ですね、あれ?
D-2613: ほらみろ。俺は間違ってねぇ。さっきのは「しゅっいあ」だし「いまれた」であってただろ?
府見博士: いや、すみませんね。本当だ。とりあえずこれにて今回の実験は終了です。ご協力ありがとうございました。
[記録終了]
結果: D-2613は「生」、「愛」、「未」を「い」、「日」を「あ」以外の読み仮名で読めなくなり、他人が別の読み仮名で発言した場合理解を示しませんでした。
確認された例として、
- 「曖」を「日/愛」に分割し、それぞれ「a/i」と読むように変化する。
- 「昧」を「日/未」に分割し、それぞれ「a/i」と読むように変化する。
等があり、漢字を構成する漢字ごとに分割した読み仮名を振り分けている可能性が提示されています。
また、文字の読み仮名の訂正を行うことで、相手に異常性が拡散することが判明しました。
補遺: D-2613は及び府見博士はそれぞれ、実験室外部で待機していた職員により直ちに、周辺に文字媒体の存在しない環境に移動され、現在経過観察が行われています。2022/4/6 D-2613及び府見博士はSCP-XXXX-JPの影響下から脱出したため職務に復帰しました。
追記: D-2613に対する追加の実験により、「陰」や「煙」など、分割した際、単体で読み仮名が存在しない部位が生まれた場合、
- 「陰」は「こざとへん」を「ka」、「それ以外の部分」を「ge」と読むように変化する。
- 「煙」は「火」を「e」、「それ以外の部分」を「nn」と読むように変化する。
等、読み仮名が振り分けられました。
2022/3/13に行われた実験中に発生した事案から、SCP-XXXX-JPの収束方法が判明しました。
以下はその実験記録です。
実験記録2
日付: 2022/3/13
実験目的: 2名のSCP-XXXX-JP発現者同士で訂正を行わせた際の結果検証
実験担当: 門司博士
被験者: 赤坂教授、兼崎研究員
注記: 両名はSCP-XXXX-JP発現者であり、赤坂教授は発現してからまもない。赤坂教授は██大学の言語学研究室所属教授、兼崎研究員は████大学人文学科客員教授である。本実験は門司博士がホワイトボードに書いた文字を被験者に読ませる形で進行する。なお、SCP-XXXX-JPの影響を受けた発言に関しては脚注で原語を付記する。
[記録開始]
門司博士: 兼崎研究員は赤坂教授に対する問答が終了するまで静かにお願いします。
兼崎研究員: おうよ。
門司博士: では赤坂教授、この漢字は読めますか?
赤坂教授: 「あさり」16ですね。
[兼崎研究員が隣で眉を顰める]
門司博士: ではこれらを右から順に呼んでください。
赤坂教授: 「あじ」17、「あゆ」18、「あわび」19ですね。
[兼崎研究員が口を開きかけて閉じる。赤坂教授を侮るような表情をする]
門司博士: ではこれは?
赤坂教授: [思案]「あ、なぎ」20? かな。自信はないけど。
門司博士: これはなんと読みますか?
赤坂教授: 「まなぎが」21ですね。
門司博士: ではもう一度先ほどの文字を読んでください。
赤坂教授: じゃあさっきのは間違いなく「あなぎ」22ですね。なんで自信持てなかったんだろうか。
門司博士: あぁまぁ、お気になさらず。次に行きますね。これは?
赤坂教授: あ、「ああお」23? だったかな。
[門司博士は思案し、ホワイトボードに「青」と書く]
門司博士: ではこれはなんと読みますか?
赤坂教授: 「あお」だな。やっぱりさっきの漢字はああおですね。
兼崎研究員: あんた言語学研究室所属だったよな?
門司博士: 勝手に発言しないでください兼崎研究員。
兼崎研究員: いいや同じ教職の身として我慢ならないね。なにが「ああお」だ。奇声発しやがって。どう呼んでもこれは「さば」だろうが!
門司博士: ちょっと黙っててください兼崎研究員!
赤坂教授: なに言ってんですか「ああお」でしょう? JIS第1のレベルを間違えるわけないでしょうが。そちらこそ何かと間違えていないですか?
[兼崎研究員が立ち上がり、ホワイトボードに文字を書き始める]
兼崎研究員: じゃあこれはなんて読むんだ?
赤坂教授: 「あはる」でしょう。わかりますよこれくらい。
兼崎研究員: [嘆息]馬鹿野郎「さわら」以外にないだろうが。
門司博士: ちょっとお二方!落ち着いてください!
赤坂教授: なら! これは「あこう」ですよね!
兼崎研究員: 「さめ」でしかないだろう!
赤坂教授: じゃあこれは!?
兼崎研究員: 「さき」だ見くびるな!
赤坂教授: あんたの方こそ間違ってるじゃないか!これは「あき」だ!
兼崎研究員: これは「さきゅう」だよな?
赤坂教授: んなわけないでしょ「さやす」です!
兼崎研究員: ならこれは「さじん」だろ!
赤坂教授: 「あひろ」ですが? あんたジブリ見たことないんですか?
兼崎研究員: 今それは関係ないだろう!? じゃあキミ、これはなんと呼ぶんだ!?
[兼崎研究員はホワイトボードに「飛魚」、「太刀魚」、「魚夏」、「間八」と書く]
赤坂教授: 「とびあ」、「たちあ」、「あなつ」、「かんぱち」だろ。
兼崎研究員: 「とびさ」、「たちさ」、「さか」、「かんぱち」だ!
門司博士: ちょっと聞い
兼崎研究員: 「カンパチ」しかあってねぇじゃねえか! じゃあこれはなんて読む!?
[兼崎研究員はホワイトボードに「鮟鱇」と書く]
赤坂教授: んなもん「ああんあ、あ」? 読めん。知るかこんな字! あんたは読めるんですか!? 字を「かんちがえた」んじゃないだろうな?
兼崎研究員: 俺は書いた本人だぞあたりめぇだ! 「かんちがえて」なんかねえよ! 「さあん、さや、」あぁ? なんて読むんだこれ。
門司博士: 「かんちが」?
赤坂教授: ほらみろ読めないじゃないか! 嘘をつくのも大概にしろ! すっこんで頭冷やして「やすんで」てくれよ!
兼崎研究員: 嘘なんかついてないし「きゅうみ」もせんわ! あぁもう拉致があかんな。これは右から順に「さし」、「させつ」、「さよう」、「さき」、「さはん」だ!
赤坂教授: 全部違う!右から「あし」、「あゆき」、「あやしな」、「あき」、「あそ」だ!
門司博士: うるさい!右から「ぶり」、「たら」、「ふか」、「はや」、「はまち」だ! 兼崎も赤坂も一回黙れ!
兼崎研究員: あぁ!? そんな読み仮名はねぇ [沈黙] あ、あぁ? あれ、「ぶり」だな。あれ?
赤坂教授: 私の苗字はあかさそだ![沈黙]え? いや「あかさか」であってるな。 あぁ、え? あ?さっきの漢字は「さわら」だな。「うなぎ」、だな。うん?
門司博士: ちょ、え、あれ、お二方?どうしました急に。落ち着きました? じゃあえーと、その。
[門司博士がホワイトボードに「魚」と表記する]
門司博士: これは「あ」、もしくは「さ」と読めますか?
兼崎研究員: はぁ?なに言ってんだ研究者さんよ。
赤坂教授: 「さかな」もしくは「うお」、「ぎょ」が普通ですが。あなた頭とか打ちましたか?
門司博士: あーっと、とりあえず今日の実験はここまででにしましょうか。ええ。
[記録終了]
結果: 本来の読み仮名と語頭が一致しない場合、分離された漢字の読みから読み仮名が生成されるものと推測されています。一例として、赤坂教授は語頭が「あ」から始まる読み仮名の単語(「鯏」、「鯵」、「鮎」、「鮑」)は正確に読めたものの、それ以外(「鯖」、「鮴」、「鰤」等)は新たに生成された読み仮名で読んでいます。さらに、「魬」を「あそ」と読んで以降、自身の赤坂という名字に含まれる「反」の部分を「そ」と読んでいると推測される発言も観察されました。さらに両名とも、「間八」を発音して以降、「間違う」を「かんちがう」と発言しています。
補遺: SCP-XXXX-JPは3名以上で討論した場合に認識災害の伝達が妨害されることで対消滅することが判明しました。これに伴い、2022/4/4に、対応プロトコル-討論会が策定されました。
対応プロトコル-討論会
概要: SCP-XXXX-JP発生の際に認識災害の拡大を防止するために策定された特別対応プロトコルです。
手順:
1. SCP-XXXX-JPを発現した人物3名以上を集め、それぞれに語頭の読み仮名が違う魚偏の漢字を視認させる。(例: 鯵[Azi]、鰹[Katsuo]、鯖[Saba])これにより、「魚」の読み仮名をばらけさせる。
2. 一枚の魚偏の漢字一覧を配布し、読み仮名について討論を行わせる。
結果: 複数名による討論により、1対1の伝達力を持つSCP-XXXX-JPが互いに妨害、干渉し合うことで対消滅のような現象が発生します。結果、SCP-XXXX-JPは消失します。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7069044 (05 Dec 2020 11:50)
日本語の読みの複雑さに着目してそれを逆手に取ったような内容はなかなか興味をそそる内容ですが、気になる箇所がいくつかあるので列挙させていただきます。
プロトコルとしては内容が不足していると思います。どのような状況がSCP-XXXX-JPに発現しているかという目安が存在していないので、説明にある特異性より「漢字の読み仮名が変化する」を匂わせた方がわかりやすいと思います。
「SCP-XXXX-JPは」の後に「現在は」というのは言い回しとして引っかかる所があります。現在のみとしたほうがきれいな言い回しになると思います。
発現条件についても日本語話者という対象の大まかな括りだけでは「日本人以外のネイティブに日本語を話せる人も対象なのか?」という疑問を覚えます、実験記録2の注記において「前職は教職である」という特異性発現のフックとして使えそうな要素があるのでこれを活かすのも手だと思います。
実験記録1
記録を読んでいて途中で「この内容は一体どの漢字を指しているのか」と結果を見るまで混乱させられました、改稿次第ですが先に挙げた発現条件の詳細次第では実験記録の中に「どの字を指しているのかという描写」もあると良いかなと思います。
「れんい」…?と頭を数分ほど抱え込まされたので
実験記録2
門司博士の漢字のセレクトがわかりやすい内容だと思います、個人的に気に入ったポイントであり批評から脱線しますが
財団職員として「鮫」を取り上げてくれたのはツボに入ってしまいました。
まとめ
特異性と発現条件についてはまだ掘り下げたほうがわかりやすいと思うことと、実験記録1の内容における「れんい」が結構引っかかります。
実験記録2でしっかりとプロトコル「議論会」が決定するまでの経緯がまとまっているので、ここを膨らませて特異性や発現条件にフィードバックするとまだよくなりそうだと思います。
日本語話者として内容の発想に思わず唸ってしまいました。
異常性発言の対象を教職経験者に絞りました。フレーバーですが。
例文自体を変更し、想像しやすくしました。また、「曖昧」の部分で「あいあい」と読ませるところを間違えて「あいまい」と正解を読ませていたので修正などしました。これにより「日/愛/日/未」が「あ/い/あ/い」であると分かりやすくしました。
実際の会話の際にも読みが波及している描写などを追加。
例: 「間八」読後に「間違う」を「かんちがう」と発言。/両名が「さやす」/「さきゅう」と発言した「鮴」の「休」により、「嘘などついていないし「きゅうみ」もせんわ!」のように発言。
「鰻」→「魚/曼」を「あ/なぎ」と自身で設定したため「漫画」→「氵/曼/画」となり「ま/なぎ/が」と読むようになるといった表現を追加するなど。
結果: に数文追加。
リビジョン48、実験記録2の冒頭に誤植があるようです
教授をDクラス扱いしているようです…(もしくは、Dクラスが教授だったのかも知れませんが)
誤植ですありがとうございます
拝読しました。現状DVです。全体を通して読んでて苦痛に感じる部分が多いと感じました。
まず、やろうとしてること自体は悪くないのではないかと思います。起こっていることだけを見れば面白みも分かります。ですが、その表現方法がまずいです。
・実験記録としての参照性が著しく悪い
この記事の実験記録は、ホワイトボードに漢字を書いてそれを読むことによって進行していきます。しかし、特に最初の記録では、何の漢字を書いているのかが明記されていないため読むコストが上昇しています。
最初「この字だな」と類推することは悪くなく、それなりに楽しかったのですが、結構すぐ、具体的に言うと
ここでもう読むのが辛くなりました。今回は批評するため最後まで読みましたが、これが本投稿された場合はこの時点でDVを押してブラウザバックしていたと思います。
また、次の実験記録の途中からは
というふうに書いた文字を記載していますが、これは物語である都合上載せないとちんぷんかんぷんになってしまう、という「載せる理由」は分かるのですが、その一方でそれまでの記録でホワイトボードに書いた漢字を「載せない理由」にはなっていません。
また、漢字を載せているものの、やはり途中の複数語をホワイトボードに書いた辺りで読むことを苦痛に感じました。序盤のフックが強ければここも越えられるとは思うのですが、現状では厳しいと思います。
・ログの博士が財団職員らしくない
顕著なのがこの部分です。特に説明なく挿入されている実験記録なので、読者は異常がある程度明かされている上で行われた実験と推測することができます。
私は博士が異常性を理解していると思っていたため、このセリフで非常に困惑しました。「こどもがいまれる」に対しては何も言わないのに、「あほ」にだけ反応するのは理解しかねますし、財団職員としてもおかしいと感じます。
以下は細かい指摘です。
これはヘッドカノンの話になってしまうかもしれませんが、認識災害は認識が汚染されることであって「反論する」ことは認識災害とは無関係ではないかと考えました。
「禁止されています」とした方がより正確かと。
後藤
以上です。参考になれば幸いです。