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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPを発生させうる内容の授業は、機動部隊と-2("神に愛されなかった者")の教育機関への働きかけによって抑制されます。SCP-XXXX-JPが発生したと推測できる情報、及び未発見のSCP-XXXX-JP-1の存在を確認した場合、機動部隊へ-3("口うるさい女子")が現場へ急行しSCP-XXXX-JP-1を確保したのち関係者にAクラス記憶処理を行います。
SCP-XXXX-JP-1はサイト-8172の低脅威度物品収容ロッカーに保管され、実験での使用を終えたSCP-XXXX-JP-1は焼却処分されます。
SCP-XXXX-JPでの実験を行いたい場合、申請用紙に氏名、SCP-XXXX-JP-1とする楽譜の楽曲名、目的、実験予定日時を記入し取扱最高責任者へ提出してください。
説明: SCP-XXXX-JPはト音記号に相似した特徴的な記号です。
SCP-XXXX-JPの異常性は、一般的な音部記号と同じように楽譜の先頭に筆記された時に活性化します1。SCP-XXXX-JPが筆記された楽譜(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称)は、不定期にマッシュアップイベントと呼称される一連の現象が発生します。マッシュアップイベントは以下の流れで進行します。
一度以上マッシュアップイベントを経験したSCP-XXXX-JP-1を用いた演奏を行った場合、ほとんどのSCP-XXXX-JP-1が楽曲として大きく破綻したものになっているにもかかわらず、その内容がどのようなものであっても演奏者、鑑賞者の双方共に違和感を覚えることはありません。また、SCP-XXXX-JP-1の元の楽曲を演奏可能であれば、SCP-XXXX-JP-1の内容が物理的、技術的に演奏不可能であっても演奏が可能になります。
SCP-XXXX-JP-1を用いて演奏を行った対象はSCP-XXXX-JP-2に変化し、以降同じ曲を演奏する際にSCP-XXXX-JP-1を用いずに演奏する場合でも、SCP-XXXX-JP-1と同様の演奏を行うようになります。SCP-XXXX-JP-1の音符に変化があった場合、SCP-XXXX-JP-2はその変化を確認することなく変化した通りに演奏します。SCP-XXXX-JP-1を用いずに行ったSCP-XXXX-JP-2の演奏を聞いた鑑賞者は、通常通りその内容に違和感を覚えます。
SCP-XXXX-JP-1となった楽譜が複数枚続いている場合、それらすべてがSCP-XXXX-JP-1となります。SCP-XXXX-JP-1と通常の楽譜を混在させて演奏する試みは、強い嫌悪感をはじめとした強力な心理作用によって失敗に終わっています。この心理作用は演奏者が楽譜の混在を知覚していなかった場合でも発生します。SCP-XXXX-JP-2はクラスA記憶処理を施すことによって、SCP-XXXX-JP-1の影響から脱出することが可能です。
現在、楽譜を筆記によって作成する機会は減少しており、SCP-XXXX-JPの発生もそれに伴い減少し続けているため、オブジェクトクラスはSafeに設定されています。
補遺:ページコンソール
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- portal:7062414 (27 Nov 2020 21:27)
拝読しました。
ト音記号の誤表記により偶発的に未収用状態が起きうるオブジェクト、というコンセプトと異常性の内容は個人的には好みでした。
全体的に専門性が高く、どのように変化が生じているかわかりにくいきらいはあるかもしれません。特に、最終段階に至った譜面は楽典的に大いに破綻していると書き加えた方が、「それにもかかわらず聞き手は違和感を感じない」という現象の対比になると思います。
オチとして打楽器のティンパニの五線譜への影響をティンパニ奏者の奇行と異常現象を持ってくるのはすごく好きなのですが、オケないし吹奏楽の経験でもない限りティンパニが音程を有する楽器ゆえに五線譜を用いるということが分からないので、その説明が必要だと思います。もっと言うのなら、
>また、SCP-XXXX-JP-1は最後の音符が複数個存在するものを使用する。
この個所については、ティンパニは同時に二音叩けるはずである事、「ヘッドを突き破る行程を3度繰り返しました。」という記述が後にあることから、「また、SCP-XXXX-JP-1は同時に3つ以上のティンパニへの演奏を示唆する箇所があるものを使用する。」などにした方が良いかもしれません。
また、同様の理由でドラムの譜面でも同じような異常が発生するはずなので、それを使って二段オチにしても良いかもしれません
批評ありがとうございます。
楽典的に破綻していることの明示、及びティンパニの楽譜に五線譜を用いることの説明を追加しようと思います。
また、こちらオチは「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」という実在する楽曲の「ティンパニに頭から突っ込む」という実在する楽譜の指示が影響を受け、さらに異常な行動+現実的にあり得ない挙動になるというものになっておりまして、「ティンパニに頭から突っ込む」ことはオブジェクトの異常性による影響ではありません。
その点を付記しようと思います。批評ありがとうございました。