SCP下書き「屍を食らう山」

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは高さ2mの金網フェンスで包囲した上で隠蔽処理を施した監視カメラを設置し、SCP-XXXX-JP付近に建築した小屋に機動部隊し-20("棺桶売り")隊員を5人以上常駐させ、設置した監視カメラを通してSCP-XXXX-JP周辺を警備させてください。

監視カメラによってSCP-XXXX-JP内に侵入しようとする人間を見つけた場合、常駐している職員は現場に急行、対象を拘束し、SCP-XXXX-JPによる精神影響を受けているかを確認してください。SCP-XXXX-JPによる精神影響を受けていた場合は拘束し、Cクラス記憶処理を施した後、所持していた死体と共に地元警察に引き渡してください。

SCP-XXXX-JP内に月に一度、ヒト(学名: Homo sapiens)の骨肉60kgを完全に埋没させてください。

SCP-XXXX-JP-Aの周囲はサイト-81██によって偽装され、SCP-XXXX-JP-Aから排出される物品はサイト-81██に勤めている財団職員によって回収され、各種物品の適切な手段で破棄されます。

SCP-XXXX-JPでの実験はレベル4以上の許可を得て、レベル3職員1人と機動部隊し-20隊員3人以上の立ち会いのもと、月に1度を上限に行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは富山県██市に位置する低山の中腹部に位置する、半径340m程度のおおよそ円形になっている区域です。

SCP-XXXX-JPの異常性はSCP-XXXX-JP内に生体反応のないヒトの骨肉が地表に露出しない形で完全に埋没した時に活性化します。SCP-XXXX-JP内に埋没したヒトの骨肉の分解は不明な原理で大幅に加速し、最も遅い場合でも35時間以内に白骨化し、残された骨もその後120時間以内に分解されます。また、この分解に微生物は一切関わっていないことが判明しています。

地中に残された衣服や身につけていたヒトの骨肉に由来しない物品はおよそ30日に1度の頻度で土中から消失し、SCP-XXXX-JPと同じ低山の麓に存在する高さ3mのおおよそ半円形の洞穴(以下、SCP-XXXX-JP-Aと呼称)から、恒常的に流れている河川の水と共に排出されます。

SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JPを中心とした半径2〜3kmの範囲に、故意過失に拘らず殺人を犯した人間のうち未だ自分及び共犯者以外に遺体の存在が発覚していない者(以下、対象と呼称)に対して、SCP-XXXX-JP内に自身が殺害した人間を遺棄することに対する極めて強い強迫観念を抱かせる精神影響を持っています。この精神影響はSCP-XXXX-JP内への死体遺棄の達成か、Cクラス記憶処理によってのみ除去することが可能です。

SCP-XXXX-JPの精神影響によって誘発された死体遺棄までの一連の行動は、自身の犯行が露見しないよう他者に注目されない穏便な行動を選択する傾向にあります。

SCP-XXXX-JP内に侵入した対象は可能な限り完全に死体が埋没する大きさの穴を掘り、死体を土中へ遺棄した後、上から土や落ち葉などを被せて隠蔽します。その時点で対象からSCP-XXXX-JPによる精神影響は消失します。

SCP-XXXX-JPの精神影響の範囲は、SCP-XXXX-JPに死体が遺棄された最後の日から30日経過した頃を目安に急激に拡大し始め、死体が遺棄されることで瞬間的に初期範囲まで縮小します。

補遺: SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-A周辺に住んでいるホームレス間で、「物が出てくる川」という噂が出回っていることを財団エージェントが耳にしたことがきっかけで確認されました。

当初はSCP-XXXX-JP-AがSCP-XXXX-JPとしてナンバー登録されていましたが、SCP-XXXX-JP-Aから現れる物品に含まれる身分証などの名義が、すべて行方不明者として登録されているものと一致したことから、更なる調査が行われました。

調査中、自動車でSCP-XXXX-JPへ向かっていた男性に聞き取り調査を行おうとしたところ、男性は狼狽しその場から逃走しようとしたため、財団エージェントが拘束し車内を調べたところ女性の死体が発見されました。その後の男性の異様な様子から何らかの異常性に曝露された可能性があるとして詳しい聞き取りをした結果、SCP-XXXX-JPによる精神影響の異常性が発覚しました。

その後、他のオブジェクトの実験中に殺人を犯したDクラス職員を用いた実験で、SCP-XXXX-JPの範囲が特定され収容に至りました。

実験記録アーカイブ:

事件記録-XXXX-JP-1: 20██年6月12日13:25頃、SCP-XXXX-JP範囲内に民間旅客機が墜落する事故1が発生。 燃料に引火し爆発炎上し、その際の衝撃で乗客及び乗務員215名が旅客機の残骸ごとSCP-XXXX-JP範囲内の土中へ埋没しました。

SCP-XXXX-JPへ大量の死体を分解させることを危惧した管理責任者の██博士からの提言で財団による働きかけが行われ、事故後の対応は完全に財団によるものとなり、一般にはカバーストーリー「爆発炎上により死体回収不可」が流布されました。

財団による消火活動は迅速に行われ、その後埋没した死体の回収作業が行われましたが、最低でも9tのヒトの骨肉がSCP-XXXX-JPによって分解されました。

同年同月16日、SCP-XXXX-JP-Aから旅客機内部の物品や旅客機の残骸、人肉片、大量の土砂などを含む濁流が突発的に噴出し、サイト-81██の7割が破損、██名の職員が死傷しました。近隣住民と報道関係者には記憶処理を施し、カバーストーリー「墜落事故の影響による地崩れ」が適用され、情報の拡散には至りませんでした。

当分の間は死体をそのまま入れるときは服をすべて脱がせてからにするように。うまく分解できなくて、また下痢を起こされても敵わないからな。――██博士

追記: サイト-81██の再建中、SCP-XXXX-JP-A入り口に事件記録-XXXX-JP-1以前には確認されていない深い亀裂(以下、SCP-XXXX-JP-Bと呼称)が確認されました。また、その亀裂から硫化水素ガスが噴出していることが確認され、計測の結果、空気中の硫化水素ガスの濃度は250ppm2を記録した。また、SCP-XXXX-JP-Bが強い刺激を受けることで、極めて高濃度の硫化水素水を噴出することが判明した。

近隣住民にはカバーストーリー「地殻変動による火山ガス発生」が流布され、危険区域内の住人には立ち退きを要請した。

現在、応急的な処置を施しつつ、特別収容プロトコルの改定と、SCP-XXXX-JP-Bの修復プロトコルである、プレドニゾロン=エセテート・アラントイン・プロトコルの策定が進められています。


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  1. portal:7062414 (27 Nov 2020 21:27)
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