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アイテム番号: SCP-2373-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-2373-JPは捜索部隊ふ-96("Detection dogs")によって捜索、回収されます。
また、既に民間人によって拾得されてしまったSCP-2373-JPの回収プロトコルとして、警視庁公安部特事課と連携し、各種メディアを通じたSCP-2373-JPの特徴と「暴力団犯罪の証拠品」である旨を流布することでの情報提供の呼びかけがなされます。情報提供時に印字ナンバーの聞き取りをし、その後財団職員が情報提供元へ赴き特殊な防音ケースにSCP-2373-JPを収納して回収します。回収時にリユニオン・イベントが発生しないよう、AIによって十分な距離をとったルートが回収担当職員に指示されます。
SCP-2373-JPを発見した場合は速やかに担当責任者に報告し、SCP-2373-JPペア双方が発見された場合、サイト-8172とサイト-8148の専用防音収容チャンバーに、同一ナンバーを分担して保存してください。
リユニオン・イベントと推測される現象が発生した場合、状況に応じてカバーストーリーを流布してください。
リユニオン・イベントの再現実験はレベル3以上の職員がレベル4職員の承認を得た上で、強防音チャンバーで行ってください。
説明: SCP-2373-JPは日本国内に出現する、二個一対として数えられる物品群の総称です。それぞれSCP-2373-JP-AとSCP-2373-JP-Bに指定され、SCP-2373-JP-AとSCP-2373-JP-Bの双方を同時に指定する際は便宜上、SCP-2373-JPペアと呼称されます。
SCP-2373-JPペアは形状と素材の両方が極めて相似しているか、形状が反転しているもののみが存在しています。
SCP-2373-JPペアにはそれぞれ光の吸収率が99.85%以上の黒色で" TWINS "という単語と10桁のアラビア数字が印字されており、これらの印字を除去、隠蔽する試みはすべて失敗しています。10桁のアラビア数字はSCP-2373-JPペア間でのみ同値であり、同値の数字を持つSCP-2373-JPが3つ以上見つかった例はありません。
SCP-2373-JPペアは人間の居住地域に「落ちている」か「捨てられている」と形容できる状態で出現します。SCP-2373-JP-Aの出現後、SCP-2373-JP-BがSCP-2373-JP-Aとは別の地点に出現します。SCP-2373-JPペア間の出現地点の距離は不定ですが、最低でも1km以上の距離がとられます。
SCP-2373-JPペアは機器による撮影を含めた人間の視線の存在しない空間に出現します。この性質からSCP-2373-JP-A及びSCP-2373-JP-Bの出現した瞬間を記録する試みはすべて失敗しています。
SCP-2373-JPペアのどちらか片方が複数の破片に分かれる形で破損し、その破片のうち2つ以上が全体質量の20%以上を保持していた場合、破損したSCP-2373-JPは即座に消失し、SCP-2373-JPの出現条件下のランダムな地点に再出現します。また、全体質量の20%未満の破片は破損と同時に消失します。
SCP-2373-JPペア間の距離が50cm以下になった状態で10秒以上経過することでSCP-2373-JPペアが平均6,000,000cd1で発光、及び拍手の音と類似した破裂音が発生しSCP-2373-JPペアが消失するリユニオン・イベントが発生します。リユニオン・イベントで発生する破裂音量、及び発生時間はSCP-2373-JP-Aが出現した当時の物価においてSCP-2373-JPの価値が高いほど増大します。詳しくは実験記録を参照してください。
補遺1: リユニオン・イベントの再現実験アーカイブ(抜粋)
補遺2: SCP-2373-JPは20██/██/██、サイト-8122においてリユニオン・イベントが発生したことで確認されました。
財団は現在114組のSCP-2373-JPペアを確認しており、うち45組のSCP-2373-JPペアをリユニオン・イベントの再現実験で消費しています。
現在保有しているSCP-2373-JPペアで、リユニオン・イベントが最大規模となり得る物品は狛犬であり、これは左右の形状に差がある唯一の例で、見積もり価値は約1,080,000円と推定されています。
追記: 20██/██/██、サイト-8148の未使用だった収容室タイプC-1に10代前半のアジア人女性に見える人型実体が出現しました。実体は「自らが双子である」と言うこと以外の記憶を保持しておらず、身元は特定できませんでした。また、DNA検査は実体がヒト(学名: Homo sapiens)であることを示していますが、現存しているすべての人類との血縁関係を否定する結果を算出しました。
当該実体の右前腕部に光吸収率が99.85%程度の入れ墨を用いて「TWINS 8540924710」と印字されていたことから当該実体をSCP-2373-JPであると断定し、ヘリコプターを用いてサイト-8172へ護送。現在は収容室タイプC-2で収容し、対となるSCP-2373-JPペアの捜索が行われています。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7062414 (27 Nov 2020 21:27)
拝読しました。
現状ではDVです。
価値に応じて何かが起こる、というアイデアは良いと思います。しかし、その現象が爆発なのが雑に決めた感とメタタイトルの都合感を出してしまっていて勿体無いと感じました。
また、実験記録の博士のコメントやオチの面白みが薄く、博士のコメントも「これ要る?」という感じのものばかりであまり好みではありませんでした。
ここまでの指摘を踏まえ改稿を行いました。主な変更点は実験記録のコメントの削除。リユニオン・イベントにおける発生現象を爆発から拍手の音に変更。ここに追加で発光を加えることを考えています。
アイデアもオチもきれいに纏まっていて面白かったです。このままでも+1するとは思いますが、
音量: 約200db(1TNTトン級爆弾の爆発音に相当。)
この大きさが何となくイメージしづらいようにも感じられるので、脚注をつけて「人間が少しの時間ですら聞くことができない音量」であることをわかりやすくしてもよいかと感じました。
対策をしないと死ぬレベルであることを注記しました。