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クレジット
タイトル: SCP-2342-JP -最後の祝い
著者: ©︎ishiitumuji
作成年: 2022
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:7053853-9-eab5
アイテム番号: SCP-2342-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-2342-JPはサイト-81██の標準的な広さの収容室で花瓶に入れられた状態で収容されます。収容室内では定期的に花粉不活化液が散布され、また収容室内部へ通じる入り口は2つのドアが連続した2重ドアロック機構となっています。この機構は職員の収容室への入退室を行う際にドアとドアの間に入り花粉不活化液の散布が十分に行われた後にもう一方のドアを開くことが許可される仕組みになっています。
サイト-81RC1の半径40km圏内は特別危険区域に指定され、完全なSCP-2342-JP-1の不活化が完了するまで進入が禁止されます。またサイト-81RCを中心とした周囲100kmの都道府県の市町村などにエージェントを派遣し、SCP-2342-JPの出現が発見された場合はオブジェクトが生えている人間も含め回収を行い、焼却処分してください。またSCP-2342-JPの回収地点の半径20km圏内は危険区域に指定されます。
危険区域及び特別危険区域に指定された範囲は機動部隊い-19("遺志を継ぐ者")の活動によりSCP-2342-JPの探査とSCP-2342-JP-1の除去が行われます。
現在、如何なる職員も当オブジェクトに対する接触を許可されません。
説明: SCP-2342-JPはピンク色のバーベナ(Verbena)に酷似したオブジェクトです。SCP-2342-JPは一切の栄養を必要とせず、恐らく枯れることはありません。また花粉(SCP-2342-JP-1)の散布時に送粉者の介在を必要とせず、風によって散布されます。これは一般的な風媒花の花粉と同じほどの散布の度合いであると推測されており、実験ではスギ(Cryptomeria japonica)の持つ花粉と同程度の散布率を持つことが記録されています。
SCP-2342-JP-1を人間の嗅細胞が刺激として受け取ると、その人間は生存意思の低下の兆候を示し、約10分で自害に至ります。これらの事象は全ての場合で成功し、影響を受けた人間が死亡するとその人間の頭部の内部の脳内から新たなSCP-2342-JPが生じ、何らかの方法で外部へ茎を伸ばして成長し花を咲かせます。しかしレントゲン検査の結果、脳への損傷及び頭蓋骨に亀裂は発生しておらず、解剖して内部の状況を確認したところ、SCP-2342-JPの根部分と脳、茎部分と頭蓋骨と皮膚が接合、癒着し、一体化していると記録されています。
また複数の人間から生えた個々のSCP-2342-JPから放出されるSCP-2342-JP-1の形状や成分の結合パターンを検査しアルゴリズムを解析したところ、SCP-2342-JPから放出されるSCP-2342-JP-1の形状情報及び成分情報は、それによって自害した対象の生前の意思や記憶情報を含むものであると発覚しました。財団はこれに関して脳科学に関する知識や技術の発展を見込み、Dクラス職員を利用したSCP-2342-JP-1の明晰化3実験を行おうと試みましたが、危険性または倫理的観点から禁止されました。
SCP-2342-JPはサイト-81RC周辺を巡回中の警備員が死亡しているのをサイト内の研究員が発見したことを発端に発見され、収容までに6名の職員が死亡しました。またインシデント4の発生により日本の一部地域にSCP-2342-JP-1が風により散布され民間人の自殺行為と新たなSCP-2342-JPの発生が明らかになったため、SCP-2342-JPと死体の回収に各地へエージェントが派遣されました。現在では計4箇所が危険区域に指定されており、当オブジェクトのKeterへの格上げが承認されました。
現存するSCP-2342-JPは、現在収容されている1本のSCP-2342-JPのみで、それら以外のオブジェクトは焼却処分されました。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7053853 (30 Nov 2020 07:53)
拝読しました.
細部の指摘
現時点ではDVです.ストーリーの大枠(恋人が死ぬ→勘違いで復讐→収容違反)はいいアイデアだと思いますが,それを報告書に組み込むのが上手く行っていないように感じました.報告書上で起きているインシデントの原因は別にこのオブジェクトである必要はなく,「見たら死ぬ,そして何かが起こる」というものであればなんでもいいわけです.このインシデントを主要なものとしてSCP記事を書くにはそこの特徴が弱いように感じます.なにかもう少し特徴的な異常性をSCP-XXX-JPに加え,そこからインシデントのストーリーにもう一捻り二捻り持っていくことができればよりよい記事になりそうです.現状ではどちらかというとTale向きの内容に感じます.
少し手厳しいことも幾つか言ってしまいましたが,執筆応援しております.少しでも参考になれば幸いです.
批評していただきありがとうございます。
ストーリーとオブジェクトの関連性は書いている最中の最大の悩みでした。
今もどう絡ませようと模索中ですが、指摘していただいた通り、見て死んでしまうならそれが花であるべき理由がないんですよね。
sui-suiさんの仰るように異常性を新たに加えるというのもいいと思いましたが、僕個人の意見としては、ストーリーで繰り広げられる展開や登場人物を見た読者の感情に寄り添って存在する花というものからこのようなストーリー展開になったので、もう少し花の登場回数や絡みを増やしていくという方針で行こうと思います。異常性を変えて、オブジェクトとストーリーの関連性を深める方向性に舵を切ることにしました。
もしくはストーリー構成を変えずに花から別の物に変えて絡ませるというのもありかもしれません。
以上です。かなり自分の主張が強くなり批評の全部を表現できませんでしたが、色々と学べた批評でした。
改めて、批評して頂きありがとうございました。
同じものを投稿してしまったので消します。
全体的にオブジェクトのモチーフを上手くストーリーと関連させられていないように思いました。花というのは比較的用いられる機会の多いモチーフで、使うのであればその花が持つ役割を意識する必要があります。現状では異常性を意識した使い方はいいと思いますが花である必要はなく、ストーリーを軸にした記事としては弱い印象です。先行例としてはSCP-180-JPがありますが、これは花+月と変則的にモチーフを混ぜています。また、財団の職員としてはオブジェクトの悪用や(それに留まればまだ良かったのですが)そのせいで大規模な二次災害が起きているのが気になります。この辺りがノイズになって素直にストーリーに入り込めない点は勿体ないと思います。
まず、事件の舞台は財団の外とし、収容プロトコルの折り畳みなどの部分の省略や財団内での被害という部分を回避した方がいいのではと思います。この設定を変更して一般人などに置き換えることで、現状では唐突気味な補遺を「起源を探るための情報」として露骨にならずに提示していくことが可能だと思います。
次にオブジェクトのモチーフを何か特徴のある物体にし、それに沿って表現を練るべきです。今のところ「アクションを起こすと即死」「死体からは死者の感情が覗ける」があればストーリーは成立してしまうので、逆に言い換えればこの部分は変更可能です。
最後に構成についてですが、現在ではスポイラーを見るまで真相は分かりませんでした。なのでスポイラーの内部を明らかにするような謎解きのパートを入れてみてもいいかもしれません。一部始終が起こった一種の密室を記事内の伏線から解くような、ミステリーのような構成です。ストーリーのみでのパンチは正直弱いので、構造でどんでん返しを図り、安本(役)の執念を表現してみるのもいいでしょう。
批評ありがとうございます。
意外にもまだ改善の余地はありそうでよかったと思っています。(これ以上の発展は見込めないとなると…)
まだ
aisurakuto様の批評を記事に落とし込む為の構成などは考え途中ですが、やはりこのオブジェクトである必要性という点に於いてはまだ足りなかったようです。そして、ストーリーとの絡ませ方というのも大切ですが、その関連性すらも無視出来るようなストーリーや記事のメタ要素も必要なのかなとも感じられました。改めて記事を見直して、より良いものに仕上げてみようと思います。
しかしこれはまだ分からないのですが、リアルでの日程もあって、わかば杯として投稿してVoteを貰うならば、修正する時間を考えるともう投稿しておかなければならない時期でもあるのではとも感じています。それはこれからの日程と相談して決めようと思います。
わかばコンの投稿期限も間近です。ですが、aisurakuto様の改稿案を受け再度練らせていただいたところ、全く別の記事になってしまいました。これでは今までの批評が意味を成さなくなり、再度ゼロからのスタートになりますが、そのような時間もなく……
今回の僕のわかばコンの目標は、投稿することです。クオリティはNV寄りのDVくらいまでに持っていけたら上出来だと思っています。勿論高みを目指したいのもやまやまですが、まずは第一歩ということでUVもDVも受け入れられる柔軟な態度で投稿できたらと思います。
今まで改稿案を元に記事の改稿と辻褄合わせを行ってきましたが時間の限界なので、出来るだけ記事に落とし込めるだけ落とし込んでみます。全てを落とし込めず申し訳ありません。とりあえず最後まで粘ってみようと思います。投稿ミスや投稿に時間がかかることも考えて締め切りの1時間前までには投稿を済ませたいと思います。
[追記/10 Jun 2022, 22:34(このポストから約1時間後)]
改稿を行い最低限行えるところまで仕上げました。以下が改稿を行った点です。
これのみです。恐らくこれ以上作業を続けると投稿に間に合わなくなります。ですが、一歩前進ということでポジティブに受け取りたいと思います。